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fundoshi to shikitari
作家買いです。電子書籍って好きじゃないのですが、つくも号さんの作品は電子書籍ででも買ってしまう…。
さて、内容をざっくりと。
山間の、小さな村で生まれ育った陽太が主人公。
陽太の村では数年おきに男児(おそらく中学生前後の男の子だと思われる)が集められ、フンドシを身に着け一晩社の中で過ごす『ムカイシ』と呼ばれるお祭りがおこなわれています。
今年、その『ムカイシ』が行われるのに合わせ『シ』(子ども)に選ばれた陽太や彼の友達たちが集められ、祭りが始まるのですが。
フンドシを身に着け川で禊を済ませた陽太たちは、社でお神酒を飲まされるのですが、それを飲んだとたん意識がもうろうとし、ふと陽太が周りを見回すと『シ』として同じ場所にいた男の子たちが『オヤ』たちに犯されていて…。
というお話。
はじめから最後まで、ヤッテます。
ず~っとヤッテます(爆)。
つくも号さんらしくショタ感満載ですし、何人もの『オヤ』に次々と襲われる(というと語弊がありそうですが)シーンがずっと続くので、正直苦手な方はいらっしゃるんじゃなかろうかと思います。
フンドシ姿はちょっと萌えましたが、
タイプの異なる、見目麗しい男の子たちが、自分の意思とは関係なく、媚薬を飲まされ快楽に落ちていく。
こういうものにあまり萌えを感じないので、あまり『萌え』は感じませんでした。
それとストーリー自体はなんの目新しさもなく、いたって普通な感じ。
いやごめんなさい。
けれど、さすがつくもさんというべきか、ちょいちょいと出てくる言葉遣いや少年たちのしぐさにぐっと引き付けられちゃいました。
例えば、『ムカイシ』の行われる時期が、何月、という表現の仕方はしていない。『コブシの花が咲くころ』という表現を使っています。
『シ』として選ばれる男の子たちの年齢も、『元服を迎えるくらいの年ごろ』といった感じ。
なんか、センスいいなあと思います。
白黒ではなく全ページカラーなのですが、色がついていることでつくもさんの描かれる微妙な年齢の男子たちのきれいな体が堪能できます。が、その分、白抜きの修正がなんとも残念。もう少し丁寧な修正はできないものかとちょっと思ったりしました。
これって続きがあるんでしょうかね。あるなら読んでみたいと思います。