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好きになってはいけない相手を愛してしまった
haremono mizuhusen
いや〜……裏切られた。
良い意味でも悪い意味でも。
主人公は、要。
小学生の時に一目惚れみたいに大好きな「沿」が家に引き取られ、兄弟として育てられることになる…
…んだけど、沿が好きで、その思いが欲望になって苦しい毎日が続き…という展開になっていきます。
ところがその悶々が1人の教師に知られて。
要はその教師と隠れて性行為をするように。
この辺、ザワっとして、何この教師ってキモチワルサが膨れ上がって、要の心と体が心配で、とにかくザワザワしながら読んでました。
だけど。
あっけな〜く最終章になって。えっ⁉︎って。
いえね、良かったんですよ。要、よかったなぁって。それはホントにそう思ったのだけれども。
なんというか、これストーリーに横やりでも入って急に結末変えました?って感じるくらい違和感。
だから裏切られたっていう感想。
良い意味では、バッド展開を予想してたのがハッピーエンドになったから。
悪い意味では、途中の緊迫感と整合性が無いと感じたから。
教師に関してもそう。
良い意味では、無かったことにしてくれたから。何?いい人だったの?的な。
悪い意味では、生徒とヤるな。本当にいい人だったらヤらないだろ。
どっちかわかんないんですよ。要するにチグハグ感を感じました。
赤星先生、さすが〜!
ストーリーの進み具合と、絵柄の見せ場がゾクゾクして面白かった。
普通の少年の要の、イロが濃くてワクワクした。
この物語を読んで、まず最初に要母!
この方、本当の意味で人格者。最後の最後まで、沿の人権を守った人だね。
そして、大場先生。
沿と要の気持ちを最初から知りながら受け止めたね。
んでも、大場先生も要に情が沸いて本気だったんだろうな。
ここは、沿ではなく、大場先生と要ハッピーエンドでも良かったと、私は思ったけどね。
メインの御二方、沿と要。
要の初恋である沿と、兄弟になり、それから恋人になり。
沿も父親代理とは合意だったと解釈。
でも、要母に引き取られ〜要に頼り自らの意思で歩だし、要とハッピーエンド。
最後に要の電話の相手は大場先生だよね。
大場先生のスピンオフがあればいいなぁ〜と、思ったけど。後ろで、子供の鳴き声聞こえてたもんね。
はぁ〜、大場先生のネコシーン希望だったわ。
義理兄弟でイタしてしまう話か・・・と思いきや、、それだけでは終わらないのが赤星ジェイク先生ですよね!このやるせなさ・・・んん・・・。
冒頭のシーンだけでもオトナ汚いなぁ、なんですが、まさかお兄ちゃん(義理)まであんなことになるとは。ここはぜひ、ネタバレせずに読んでいただきたいです。なお、ラストはハピエンなのでご安心ください。
エッチなシーンは、さすがのジェイク先生・・・真面目なDKがどんどん沼にハマっていく姿がいやらしくて可愛くて、、。エッチな下着とかほんっとに性的で素晴らしいのです。眼福。
義兄弟、先生の三角関係。
信頼しあっている無二な兄弟・要と沿の崩れそうなバランス、思春期の脆さに心揺さぶられる。
沿の過去もあって邪な気持ちを抑えなきゃ抑えなきゃと葛藤して抜いちゃう!!
沿の興味の対象を動かすために近づいた大場先生と関係しちゃう!!
心と体がどうしようもなく、もがいている要の背徳感にゾクっときます。
太ももの内側を火傷して、大場先生に薬塗ってもらう描写のエロスといったら…
どんどん依存して、心も依存したいのに、できないのがもーーー切ない!!
大場先生は悪い大人だったのか、要を救いたくて、けしかけたのか真意は分かりませんが、「好きかと」聞いたときに見える執着、なかったことにしたけど顔を合わせらない気持ちに大場先生なりの愛が感じられて切なさいっぱい。最後に近況を電話していた相手は大場先生?明るい未来を歩いているといいな。
気持ちを打ち明けるところは今まで溜め込んでいたわりには少し唐突さも感じたけど、今まで溜めこんできたものをここで出さなきゃねというのと、2人の深い想いにギュッときます。
間違ったことをしていたけれど、必要なことで、それがあったから2人の未来ができたというのにも考えされられました。
どうなるか展開が読めない仄暗さ、要と沿の距離感の葛藤や変化、好きです。
いつもエッチなことを考えてしまう要がいやらしくて可愛かったです。義理の弟である沿に欲情してしまう彼。沿も要に好意を持っているであろうことは、読者には早い段階から分かりますが、表面的には弟らしく可愛らしい爽やかな態度を崩さないので、2人はずっとすれ違います。個人的には、思い詰めた要が教師の大場に抱かれるようになる展開にすごく萌えたので、大場とくっつく結末でも良かったくらいでした。長らく悩んでいたのは何だったのかと思うほど、最後はあっさりとした沿の告白で想いが通じるのですが、ハピエンは嬉しいけれどちょっと拍子抜けした感はありました。
〖DMM電子書籍〗
修正 : 白抜き、白線
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : あり
備考 : 白抜き多めな中でたまに出てくる修正甘めなコマ。どういう違いなのか。
〖紙媒体〗
未読
・絵柄はあまり緻密じゃない系。だけどセックスシーンはすごく湿度を感じたし、思いを告げるシーンで構図がかっこいいキメゴマがあるなど、要所要所が決まっていて綺麗
・お兄ちゃんが弟と先生のどちらを選ぶのか、終盤まで気持ちが揺れ続けるのがよかった
・兄弟のお母さんがすてき。実子である兄はもちろん、虐待を受けて引き取った弟のことをよく考えていて、適切な距離感の親でいてくれてる感じ。いい女性キャラのいるBLは良い。
丸ごと1冊表題作です。
いつも個性的なお話と絵柄で楽しませてくれる赤星さんですが、今回はなんとも切ないお話でした。
ストーリー的にはよくあるお話かもしれませんが、主人公2人のお互いへの好意が見えるだけに一層切なさが募る作品だと思います。
主人公2人は1学年違いなのですが、子供の頃に出会って一緒に育ち、2人が大学生と思われる頃までのお話が描かれています。
その中で2人とも思い悩んで関係をどうにかしようと葛藤します。
教師の大場先生は要の悩みに気づいて助けてあげようとするのですが、大場先生の立場から見ても切ないです。
でも根はいい人なんですよね…。
結構重い雰囲気から始まるお話ですが、優しい人も沢山いて心温まるお話でした。
兄弟物ですが血のつながりはないです。
さらに義父子、師弟とふんだんに盛り込まれている背徳感がたまりません。
兄と弟である沿は男であると自分を納得させようと葛藤し、それでもやっぱり嫉妬心は抑えられず弟を独占するために考えた作戦がなんとも可愛いらしくて拍子抜けしましたw
肉体は快楽に溺れても好きな人でなければ精神面は満たされないと身を持って知った二人。
先生が最後まで優しくて可哀想でしたがちゃんと明るいその後が知れて良かったです。
とても淫靡でとてもピュアなお話でした。
す、す、すばらしく好きです…
恥ずかしながらエロ目当てで読み始めましたが、読後はもう物語に酔いしれてました…
こんなに素晴らしいものを読み損ねていたとは…!
三角関係、義兄弟、先生と生徒、これでもかと背徳感が詰め込まれていますが、不思議とドロドロしていない
大場先生が私は好きでした…
本当に好きだった、んですよね?
当て馬好きの私としては、先生ルートも見てみたいです…
大場先生について語りたくて、この作品の良さを書き記したくて、初めてレビューを書きました
兄と弟、先生と生徒、どちらも禁忌なら、どちらの禁忌を選ぶのか?
幼い頃にネグレクトと性虐待されていた沿は、要の家に引き取られ、兄弟として育ちます。
要と沿は、沿の過去や性的な事柄から遠ざけられながら育つのですが、要の中に芽生えた沿に対する感情は、徐々に大きくなってきます。
やがて、沿が要と同じ高校に入学して、要の担任・大場が顧問をする茶道部に入部します。
こうやって揃った三人。
兄弟の枠を越えたくない要の暴走した性を、大場は受け止めるのですが、要が愛しているのはやはり沿だけ。
ただ、愛して、幸せにしたかった。
じっとりと淫猥に純愛でした。
穴からあふれる感じがたまらなく好きだ。
冒頭から何をって話ですが、赤星さんの描く
事後の柔らかい穴からのあふれる感じがすごく好き。
(*´▽`*)くはー
さて、お話はといいますと
バレンタインのチョコに浮かれた雪空の下
薄着で白い息を吐く少女と出会う。
実は男の子で、少し先弟となる存在。
ふたりの時間が増えて純粋にうれしかった。
けれどその気持ちが、普通ではないことに気づいた日・・・・
幼いからだで大人に犯されていた
悲劇のヒロイン的な、トラウマ的なお話からの
流れをずっと引きずって。
そんな風に思っていただけにわりとラストは衝撃だったというか
実はそんなに重たい話ではなかったというか。
少女だと思っていた相手が男に犯されていたのだと
知った後。自分が同じようにその子を犯す夢を見る。
そう思っていただけに、自らが穴の快楽を追い始めたのには
驚いた。
初めてのセックスは思ったほどでなく。
好きではない相手なのに身体は慣らされて
快楽は増した。夢で抱き合う夢を見た。
お話自体がすごく魅力的で実際に重ねたわけではない。
それ故にな演出がすごく好きでした。
冷たく硬い印象から始まったお話が
ほっこり柔らかな印象で結末を迎える。
すごく面白かった。
物語そのものは普遍的な内容ですが「受け」の子の心情に僕は涙しました
義理の弟に恋をしてしまう、でも弟に手を出す勇気がない、だから代理として先生に慰めてもらう、でもそこに「受け」の子の充足感は無い・・・
それは本当に「愛している相手」では無いが故の虚しさが伝わって来る作品でした
物語の中盤までは「この受けの子は、弟とくっつくのか?先生とくっつくのか?」と思わせる漫画の構成が見事です、どちらにしても、その背徳感にゾクゾクさせられました。
プレイ描写はエロめ、でも「受け」の子が抱える「葛藤」がエッチシーンをより「切なく」として「美しく」させています。
私は本来同人誌やピクシブでBLを楽しむ派だったのですが、興味本位で買ったこのコミックで世界観が変わりました!!
コミック1冊で終わってしまうぐらいの薄い話なんだろうなと思いながら読み始めましたが、話のせつなさや禁じられた肉体関係を結んでしまうことにドキドキし、読み終わった満足感がさいこうでした!
この本をきっかけに商業誌を買うようになりました!私の中のトップ神マンガです(//∇//)
良い兄でいようとする真っ当な気持ちと、弟に欲情する邪な気持ちと、その欲情の捌け口として、先生の性玩具みたいになってる状況が、ものすごい好物でした。
淫乱なのかウブなのか、相手によって違う顔の兄…いいよ!
三角関係が描かれていますし、性的描写もそれなりに出てきますので、苦手な方は注意が
必要かと思います。
でも、〈思春期の不安定さ〉、〈純粋な恋情と淫らな欲情〉、〈欲情を孕みながらもとにかくピュアで
可愛い義兄弟の想いとその成就〉が描かれていて、最後のページまでとても面白かったです^^!
途中三角関係にもなるのに、感動的で心洗われるようなすがすがしい読後感でした^^
帯やあらすじを見る限り禁断ものゆえのスリル感たっぷりですが、私の読後の印象としては晴れやかでほかほか。ほっぺたぷくぷくの可愛い笑顔もたくさん見られます。さて、内容についてはあらすじにほとんど記されている気もするので、私はこの本のジャケットについて&人物紹介を(※以下、ネタバレ含みます)。
惚れ惚れするジャケットです。表紙で、上から見つめるのは弟・沿(そう)。膝に寝そべるようにしているのが兄・要(かなめ)。ですが表紙のせつない表情のこの兄、実は下半身ヌードでお尻丸出し状態なんですよ。ちょうど背表紙あたりにお尻、足元がくる裏表紙にはふたりが通う高校の教師・大場が袴に髪を束ねた出で立ちで片膝をついている。
兄弟ふたりの、出逢いから小→中→高→大学(その後)までが一冊に。
メインは高校時代。
・沿(弟):小さいころ"父親代理"と暮らし性的虐待を受けていた。あるバレンタインの日に要と出逢い、すぐ後に要の家に引き取られる。同じ部屋、ときに同じベッドで添い寝しながら明るく元気に育ちます。頼りになる存在である要を慕い同じ学校へと進む。高校では茶道部へ。
・要(兄):母の愛を受け育ちマジメでやさしい性格。沿と同い年だが学年は1つ上。沿のことが好きだけど気持ちは隠しているつもり。成績はトップクラス。高校ではバドミントン部に。
・大場先生:ふたりが通う高校の教師。要の担任。沿が入った茶道部の顧問。すべてを見透かし分かる教師と見せかけるが、いかん先生!
兄の要は沿を好きすぎるあまり、自分の知らないところ(茶道部)で大場先生と沿の距離が縮まっていくのに耐えきれず、先生から沿を遠ざけることばかり考えます。この大場は着物姿のときだけ髪を後ろで結っているのですが、一つわがままを言うなら普段も(というか特にHシーン)このビジュアルでいってほしかったなぁ。そのHシーンは相変わらずのエロさですが、一筋であることはどうしたって変えられないという、実はピュアなお話になっています。ちょっと不思議な三角関係を作り出していってしまうのですが、ラストまで進めばほかほかな気持ちに。ぎゅっと抱きしめるシーンがたまらなかった!
赤星ジェイク作品は、やはり自分の好きな感じの年下攻めなんですよねぇ。作者のふゅーじょんとの相性も好きです、新鮮な感じがしますね、イイ!