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大好きだからしたい、大切だからしたくないー。
darenimo ienai koi no uta
短編集でした。
短編集と言っても、「本編」→「本編のスピンオフ」→
「更にそのスピンオフ」……と続く感じで、
オムニバス形式になっています。
登場人物がそれぞれ密接に絡んできてます。
そこも見処の一つです。
巧く見せているトコロがいさか十五郎さんの力を感じました。
◆◆ 誰にも言えない恋のうた ◆◆
表題作です。
しかし、表紙に描かれている2人ではありません。
これはビックリ!
カッコ良い大学生(攻め)と、大学の学食で働く30歳(受け)の
CPです。
攻めが年下で、受けとは12歳差!
おおお、年齢差の大きい年下攻めとは!! 好きなシチュ、キタ!!
攻めが一方的に受けを口説き落とそうとするのですが、
攻めの「好き」という気持ちを信じ切れない受け。
でも最後はエッチしてハピエン。
受けが童貞ってところも美味しくて、カワイイです★
◆◆ 逆回転ラバーズ ◆◆
表紙に描かれている2人になります。
真面目な大学生(攻め)とカワイイ外見の魔性ビッチ(受け)のCP。
体の関係を持ってから、恋が始まり、2人は付き合うことになります。
しかし、受けはビッチ。
攻めに「付き合う」とは言ったものの、他の男とも寝たりします。
攻めは受けに自分一人だけと付き合って欲しいために頑張ります!
おお! 一途で健気だ! うおお、想いよ、届けーー!!
両想いになるまで受けを抱かないと決めた攻め。
偉い! 我慢するのか!
しかし、最後のエロシーンは手コキまで。
でも充分幸せそうな2人でした♪
◆◆ 視線の温度 ◆◆
無愛想な作家(攻め)とガリ勉童貞大学生(受け)のCP。
攻めがいつもじーっと自分の顔を見つめるので、
自分のことが好きなのだと思ってしまう受け。
攻めに流されるまま、エッチしてしまいます。
しかし、攻めは単に人の顔をじーっと見るのが癖と知った受け。
弄ばれているのかと疑問に思う受けでしたが、
攻めが本気なのをちゃんと知る受け。
エロ多めで、ちょっと嬉しい章でした♪
◆◆ ◆◆ ◆◆
3組のCPが出てきますが、
それぞれの登場人物の気持ちのすれ違いを書いてあり、
好きなシチュエーションも多くありました。
ただ、オムニバス形式の短編というのもあって、
エッチまでの経緯が簡単すぎ!ってのは否めませんでした(汗)
この3組のCPの今後は、かなり気になるトコロ。
それぞれの不器用さ、純粋さが伝わってくる1冊でした。
いさかさんの次作も期待してます☆
独特な雰囲気のある感じがとっても好きなんです。
同じ大学の同級生3人のオムニバス形式のお話です。
最初のお話は、イケメンでどこにでもお友達が居る人たらし大学生、花汰(攻め)と、本業は、小説家だけど売れなくて、大学の学食でアルバイトしている三十路の司朗(受け)の年下攻めですね。
司朗が三十路にしては可愛くて乙女で。私は、こういう年上受けも大好物です。
2本目は、言い寄られると誰とでも寝てしまうメグ(受け)とオカン系真面目男子、広尾(攻め)の同級生CPのお話です。
メグはビッチというよりも寂しさ紛らわせてる感じかなぁ~と。
段々普通になってく過程が可愛かったな。
この作品がせんせによるとメインだそうです。
3本目は、クソ真面目童貞メガネの恵比寿(受け)と本屋さんでアルバイトしている、無表情だけど眼力が強くて強引な清正(攻め)の年上攻めのお話です。
実は清正さんは・・・。ここは伏せておきます。
このままで行くと恵比寿くんは童貞のままかな(笑)
年下攻めスキーの私ですが、実は、このお話が一番好きなのです。
登場人物が色んなお話に絡んでいるオムニバス。
楽しく読ませていただきました。
攻めがみんなイケメンの世界…。
イケメン攻めが嫌いな人なんて、この世の中にいるかもしれないけど、ほぼいない!
というわけでイケメン攻め揃いのこの作品、イケメン攻めを中心に据えてご紹介させていただきます。
【誰にも言えない恋のうた】萌2
学食で働く司朗(32)が大好きなコミュ力おばけ風イケメンの花汰(大学2年)。
一回りの年の差がある2人ですが、司朗が小柄童顔、花汰が長身イケメンなので並んでも一切違和感ゼロです。
この花汰、明るくて人当たりがいいので人が周りに集まりがち。そんな子に「好き好き」と言われ続けたら好きになるよ、という感じの子です。
チャラそうに見えて一途、余裕そうに見えて独占欲強め。そんな一面を引き出せるのは司朗だけ。みんなに明るく楽しく接する子が「特別なひとりだけに見せる感情むき出しの顔」がたまりません。
ちらっとしか触れられてませんが、ライブでのイケてる姿からは想像できないけど、司朗(32)は立派な魔法使いでした。
【逆回転ラバーズ】(2話) 萌2
「誰とでも寝るビッチ」と噂のメグの意外な表情を見て、気になってしまった広尾。
「好きな相手としか寝ない」というメグの言葉に、その日のうちに体をつなげて、「付き合おう」と言ったものの…。
体から入ったけどちゃんと恋をしよう、という”逆回転”です。
広尾は登場からしばらくは硬派でクール、年齢よりも大人っぽい落ち着いたイケメン。それが「好きになってくれる人はみんな好きになっちゃう」ゆるビッチ・メグに振り回されて、ただの心配性で意固地な彼氏にシフトチェンジです。
途中までは主導権握ってカッコ良かったのですが、最後は骨抜き状態でした。
【視線の温度】(2話) 萌2
本屋で店員と間違えられて、罵声と共に大量の本を渡された恵比寿。
書店員の清正にじっと見つめられたことが気になって…。
清正は動物的本能で動くタイプのイケメンです。話す相手はじっと見つめる。イケメンゆえに見つめられた相手は、特別な感情を持たれていると勘違いしてしまうかも。
2度目に会ったときも強引で、こういうことに慣れているタイプなのかなと思いきや、後半の驚きの事実発覚からの、恵比寿を引き止めて、ちゃんとそこにいるか気になって仕方ない様子が可愛すぎました。
恵比寿がひとりでじたばたいろいろ考えすぎてるのが若干恥ずかしいものの、目の前のひとを見ないで恵比寿ばっかり見ている清正を見るためだけでも読む価値あります。
オムニバスなので、司朗と広尾と恵比寿が友人同士。
各話にそれぞれちらちら出てきたり、重要な役割を担ったりしています。
これぞオムニバスの醍醐味。「あ、この子、ここにもいた!」とか「こういう一面もあるんだ」という発見が登場人物に厚みを加えてくれるんですよね。
オムニバスとイケメン好きの方はぜひ。
同じ大学の友人たちそれぞれの恋愛を描いたオムニバス。
表題作は大学生×学生食堂の従業員兼バンドマン兼作家志望の32歳。攻めが長身イケメンのモテ男なため、告白されても本気にしないで逃げ回っていた受けが落とされるまでの話です。
あんまり小説家志望ってのが話に生かされてなかったなぁ。副業というか、意外な別の顔、っていうならバンドのボーカルだけで十分なインパクトがあったし。
あと、受けが32歳で、大学生の攻めとはかなり年の離れた年下攻めだったんですが、受けの外見がせいぜいハタチそこそこにしか見えず、せっかくの年齢差設定が全然絵面に出ていなかった。
他の収録作は、真面目な大学生×ビッチな大学生、書店の店員?×DT真面目大学生というカプでした。
個人的には書店店員×大学生がいちばん好みでした。攻めがかっこよかった。初登場から登場を重ねるごとに、印象がすごく変わるキャラでした。
ただ、全体的にくっつくのが早いというか、あれっなんでこれでくっつくの? と思ったりしました。表題作以外のくっつく説得力が足りなかった。
3CPの可愛い恋のお話。
それぞれお友達同士で繋がってます。
脇で成立カップルがイチャイチャしてる"その後"をチラチラ楽しみながら新しいカップルのお話が楽しめましたヾ(*´∀`*)ノ
で。3CP共通して言えるのですが、エッチまでが早いです。
え?もうシちゃうの!?って思うぐらい早い。
2組目の広尾×メグ・3組目の清正×恵比寿 はとりあえずシた後から恋のモダモダが始まってます。エッチまでの過程を楽しみたい方は合わないかもです。
個人的に萌えツボ刺激されたのは、人目をはばからずイチャイチャしたがるタイプの溺愛攻めばかりというトコロ!愛情表現は惜しまずストレートです♪恋人に甘々な溺愛攻めが最初から最後までタップリでニヤニヤでした( ´艸`) 〜♡
最高に萌えたのは何と言っても3組目CPの恵比寿くん。
垢抜けない黒髪・童貞・生真面目・口うるさい というキャラで、他のカップルのお話の時には横でギャーギャー怒ってたり、友達の為とはいえお節介すぎる余計な言葉を叩きつけたりと、あまり可愛げがなかったのですが。
1冊読み終えてみると、この恵比寿くんが
一 番 エ ロ か っ た +゚。*(*´∀`*)*。゚+
2組目の受けがビッチキャラだったのですが、ビッチな子より断然色っぽくてトロトロになってる顔は最高にエロ可愛いくてギャップ萌え発動で恵比寿くんにやられました(^//^)
お相手の清正さんも普段は目が隠れそうなぐらいボサボサ頭なのに、お仕事でスーツきて髪をセットしてたらイケメンでかっこよかった!攻受のギャップが楽しめる3組目のお話がとても良かったですヾ(*´∀`*)ノ
ーーーと、概ね満足なのですが、恋の始まりが唐突で出だしで置いてけぼりくらったので萌え評価です。
三組のカップルが出て来ます。友達繋がりもあります。
最初のお話は、イケメン大学生と食堂のバイトさん、次はその大学生の友達と同じく友達のメグくん、最後はゆるゆるなメグをビッチだと軽蔑していた友達と本屋のお兄さん(実は作家さん)。
三つのカップルそれぞれ甘くてデレデレしちゃうんですが、その甘さが後半になるにつれ増していくような気がします。
最後のカップル、眼鏡の恵比寿がベッドで眼鏡を外され服を脱いだあとの顔なんて物凄く色っぽいです。
二番目のお話の時にメグを牽制していた同じ眼鏡君だとは!
ほんと、恋は人の人相変えますね。
リア充イケメン大学生の攻めと物書きを志していて攻めの通う大学の学食でバイトをしている32歳という組み合わせ。
イケメン大学生は冒頭から32歳の受けのことを大好き大好きと人目憚らず執着していて、受けも一瞬で恋に落ちているんだけど、俺なんか…と卑屈になって好意を受け入れなれない。
ややこしいおっさんだなー、と思うか、一回り年下のイケメン男の子相手でしかも自分は職業も中途半端な立場だから腰が引けてしょうがないよね、と思うかだと思います。
溺愛攻めが好きなのでこのカップルが一番好みでした。
真面目大学生×ビッチ大学生
どうしてくっついたのか、ゆるゆるだったビッチ君がどうして真面目君に特別なものを見出したのかよく解らず。
書店店員×大学生
店長と間違えて受けに本の山を持たせちゃった事がきっかけなんだけど、初対面の人にタメ口とか、お前呼ばわりとかする感覚が良く解らない。
そしてノンケの受けが、身近な友達がゲイカップルになっちゃったから自分もつられて意識しちゃって…というのも理解できない。
2組目、3組目がくっついてセックスに至るまでの過程があっという間なのと、そもそも何故くっつくのかも余り良く解らず…。
初めての作家さんです。
表紙の淡い雰囲気の良い絵に惹かれて購入しました。
結果、うーん合わなかった。
別に地雷があるとかじゃあなくて、やっぱり短編集はちょっと…
この本は3カップルで同じ大学という多少の繋がりはあるものの
やはり、短編だと展開が早過ぎてイマイチ話に乗っていけないのです。
また、表紙と違って中の絵も大分雰囲気が違うし
とにかく好みの絵じゃあないとしか言いようがなく
ストーリーも私の萌えツボには全く引っかからず。
すみません、2回目も読みたいとも思わなかったです。
でも趣味じゃないというわけでもないので中立です。
内容は良かったのですが、してると思いました。内容は悪くないのに、素敵な題名を見てすごく期待して読んだらなんか普通...というか。期待しすぎてその分がっかりしたというか。
でも、もだもだ感が絶妙ですごく良かったです。ただ、ノンケで普通の友達がゲイカップルになって、それでつられてという感じには違和感がありました。BLではよくあることなので気にならないかもしませんが。