M+M
sonomamade
「そのままで。4」で暗示していた、二人のすれちがっていた思いが、ここで爆発します。
相沢との関係に、ぼんやりと幸せを感じていた辻。しかし、突然相沢に避けられ、理由も告げられずに「終わりにしよう」と言われてしまう。部屋に乗り込むものの、相沢は黙って引越しをしていた。
ショックで食欲をなくす辻の前へ、相沢に頼まれたという友人が様子を見に現われます。友人から聞き出し、実家にいるという相沢に会いに行く辻。そこで相沢から事情を聞きます。
父親が入院し、その看病と仕事で手一杯。辻に割く時間はない。元々は女が好きなのだから、終わりにするには丁度いい。今が引き返す分岐点だ。
そう繰り返す相沢に、「別れる気はない」「よくない」「帰らない」と、分岐点で置いていかれた辻は逆らう。そして「好き」だと相沢を押し倒し…相沢は「辻を諦める」ことを諦め、互いに一緒の道を歩む覚悟を決めたという内容です。
切ない展開ではあるのですが、端々にちょっと笑えるセリフが入っていたり、辻の言動が明るくしてくれています。初めての中出しとかエロくて良かったです。
あと、枕が2つありました。「3」では1つを相沢が使い、辻はなかったのですよね。単に一人暮らしでなく実家だからなのかもしれませんが、相沢はいつか辻と離れなきゃならないと思っていたから、辻の分を用意をしていなかったのかもしれません。