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ボンデージにエスエム。
ベタではありますが、攻め受けの意外性もさることながらそのぶっとんだ思考の方向性がとても興味深い一冊なのです。
更紗は性的興奮を覚えると傷つけずにはいられない加虐嗜好の持ち主。
生徒会副会長の一成は、ずっと更紗が好きだったので、その加虐に耐えようとするのですが・・
ここで一発目!!
ヒエーッ!いきなりフィストですか、次には木刀を口に入れ奥まで差し込み・・・!?
いくら更紗が好きでも、一成はボロボロです。
更紗も、一成が好きなのに、傷つけてしまうことで苦しみ、自分の性癖を理解する従兄弟の元へ行くのです。
そこで、更紗に加えられるハードなプレイ。
縛りつけ抑えつけ、徹底的に痛めつけるような行為をして初めて更紗の欲望は解消される。
更紗と付き合うつもりなら、それを理解しろと、一成にもその痛みを体験させる、3人の奇妙な調教(?)が始まるのです。
根本には愛があります、これは断言します。
しかし、ここまで高校生の若者に本格的なものというのは中々お目にかかれない代物(?)ではないかと。
エスエムという性的嗜好を興味だけではなく、その精神の本質に言及して描かれているものだとは思います。
まだここでは、更紗も一成も受け状態で、二人ではいたしておりません。
まだ出来ないのです。
この3人がどのようになっていくのか、あと2冊続きます。
この作家さんのは絵が古臭い感じなんで、すごく雰囲気にあっているんですよね。
いかにもマンガって言う感じなので、生生しさが軽減されています。
ボンデージらしく、黒ベタのツヤ感がすごく濡れ濡れ感を醸し出しています。
「おかしいわね・・・こんなにラブラブ甘々なお話を書いている(つもり)なのに」
あとがきの一説にある言葉なのですが、これを、「どこが!?」と思わせてくれないのがこの作家さんのすごいところだと私は思います。
優等生で、みんなに慕われている美人な生徒会長様。本日も、ちょっと悪い生徒たちに拉致されたあげくに、淫らな行為を強要されている(ナゼ)。そこに助けに入ったのは生徒副会長。切れ者で男前。しかし、この優等生で眉目秀麗な生徒会長様。人には決してふれさせていはいけない、衝動的な危ない性癖の持ち主だったのです。
生徒会長を純粋無垢に好きな副会長は、どんな行為をも受け止める覚悟をするのだが・・・!?
とりマイア先生らしい、SM調教ものです。慣らさない初めての穴にフィストファックからはいり、のどにパイプを強引に突き刺し、拘束・暴力あたりまえ。
痛いのがだめな方にはお勧めはできない一策であります。
その生徒会長様の精神状態を保つためには、ある人物の協力が必要だった。
強引に身体をねじ伏せ、服従させ犯す。そうしないと何かに取り付かれたように性的なものを含む暴力的衝動はおさまらないのです。
というわけで、生徒会長が好きでたまらない副会長のまえで、生徒会長は拘束され、ピアス玩具もろもろをつかって攻め立てられ犯される。副会長もまた、扱い方をおしえてやろうと、拘束・媚薬・鞭打ちそして犯され~な調教がはじまるわけです。
カップリングで掛け算してありますが、どちらともに、ほかの人間相手のの受しかやってないのでどうかというところではありますが、精神的な部分において、ほかの人間であれば、舌を噛み切られる生徒会長様にキスをし(とめるのを振り切り)無事生還。
お互いに好きな気持ちが見えるという意味では、あるいみ「甘甘」といっても過言じゃないのかも。と思わせてくれるわけです。
世の中の基準が甘すぎるんだよ諸君!と思わずおもってしまった一作。
もうひとつの読みきりも、恋人を元恋人に犯させ、切りきざまれてボロボロ~なお話。
痛みはあるけど愛もある。魅力ある一作です
海星サマ、コメントありがとうございますw
マイア先生の作品いいですよねwww
古本屋さんでチラチラ通り過ぎてたころは「ないな~」と思ってたんですが、ただの読まず嫌い。
読めばものすごい名作ぞろいで思わず胸躍ってしまいました!
近頃は復刻、新装がバンバンでてるので、これを機会に復刻していただきたいですね~。
出版社さんにメールとか送ったら・・・いや、、いや、、うん。
もこ様 はじめまして^^
このシリーズと星の館シリーズのレビューを拝読させていただきました。
私も、とりマイア先生が好きなので、ファンの方がいらしてとても嬉しいです。
>あるいみ「甘甘」
に共感しました(笑)
分かりにくいけど、ちゃんと愛し合ってますよね!
>痛みはあるけど愛もある。
それが、イイんです♪
とりマイア先生をもっと普及したいけど、本が絶版なのが残念。
復刊されるといいですよね。。。
凄いの読んでしまった。
SMモノ探してたらヒットして、先のお二方のレビューに興味が沸いたので読んでみたのですけど、
何というか、
一言で言えば、一昔前の行き過ぎたSM漫画。
絵柄も古めかしい70年代の少女漫画風ですし、表現の行き過ぎた感じや、分かりやすいボンテージファッションなど、いかにも前世紀の漫画という感じがします。(実際は2001年発行のコミックなんですけど)
初っ端からマゾでもなく後ろの経験もない相手に自分のナニ咥えさせてのフ○スト(ムリだろそれ)だし、その次は口から木刀突っ込んで喉引き裂いたあと肋骨踏み砕いてるし、とにかくやり過ぎてる感が凄い!
なんでこれで受けは包帯巻いたくらいで普通に登校できてるんだw
愛はね、あるんですよ、凄まじいまでに。
好きな相手であるほど凶暴性を押さえられなくなる更紗は愛する一成を壊さないために触れることすら我慢して、
一成は一成で更紗のストッパーになれるようにとハードな調教で自分の身体を作り替えようとする。
痛いほどに相思相愛なんです。
だからこそハードな内容でも最後まで読めたんですけど、つらい…
好き合ってるのにキスすらまともに出来ないとは。゚(゚´Д`゚)゜。
私はMのために尽くすSって構図が好きなので、丸きり逆パターンのこちらは正直嗜好に全くかすらないんですが、漫画としては一読の価値ありだと思いました。
茶鬼
海星さま、こんにちは
コメントありがとうございます!
同士~!うれしいです。
今、ポルノやら、規制やら、エロ表現がとやかく言われるこんなときなんで、こういった、とりマイアさんのエスエム表現の素晴らしさ、中途半端でないからこそ、実はそんなにエロくないってことを、しってもらいたいですよね。
本当に、愛蔵版でもいいから全集にして出して欲しいくらいです
…思わず熱く!
海星さんのレビューも待ってますね。
海星
茶鬼さま こんばんわ
このシリーズも最高ですよね!
私も既読ですが、本は押入れの奥深くに眠ってるので、追々レビューしようと思ってます^^;
>根本には愛があります、これは断言します。
そうなんですよね~
とりマイア先生の描かれる作品は、痛いけど、愛と優しさがあるから大好きなんです♪
ファンの方がもっと増えるといいですね。