冬草
eyes on me
ここのつさん、こと、九號さんの
二次創作同人の最新作は、ご自身でも初とおっしゃるほど
延々とベッドシーンが続くいちゃラブ本です。
但し、いちゃラブ本と言っても侮ることなかれ、
九號さん作品だけあってプロットがしっかりしており
萌えと同時に読み応えも詰まっています。
久しぶりに二次創作の”いちゃラブ”に、確かな満足を覚えました。
なかでも、巧いなと思ったのは
作中何度かモノローグの入れ替わりがあること。
それぞれの、行為の最中に感じる必死さや相手を想う気持ちが
交互に、真っ直ぐ読み手に伝わることで
臨場感も読み応えも格段にupしています。
また、その入れ替わりの間合いというのが自然かつ絶妙で、
さすが!の一言に尽きます。
沢村くんが面倒くさいことを言った理由、
その理由に対する、ラストの御幸先輩の後出し告白と表情には
胸キュンせずにはいられません!
(勿論沢村くんは始終可愛いです!萌えます!)
今回の作品は前作と違い、野球の知識も全く要らないし
原作を知らなくても十分楽しめる二次創作なので
部活の先輩×後輩モノのいちゃいちゃがお好きな方には
とてもおすすめできる一冊です。
シリアスで切ないのも良いけれど
九號さんの”いちゃラブ”を読めることが新鮮で嬉しくて、
読後、大満足のニヤニヤが止まりませんでした。
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