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先輩、なんか駄目な感じがするんですよ
kakushigoto ga dekimasen
自然な形で恋をしたいけど、
ゲイなので相手を見つけることが難しく
ずっと一人でいた主人公が、
やっと恋人を見つけるまでのお話。
ゲイだと自覚済みの夏目と
自覚なしに夏目に惚れている秋吉の
すれ違いがもどかしくも楽しいです。
それにしても発展場って恐ろしいなぁ…。
ビビってしまう気持ちがよくわかる。
公衆トイレでエッチとか絶対嫌…。
夏目は愛想良くはないんだろうけど
嘘をつけなくてお人よし。
そんな夏目のことを理解している秋吉もいい子でした。
エッチは最後に一回だけですが、
丁寧描写でじっくりエロかったです。
初めてだけどバイブ経験があるからか
痛そうじゃなかったのも良かったですw
口絵が意外とエロくてびっくりしました。
カラーだけどtnkも白濁もあった…。
先生買いです。やー、この話も良かった。。
大学院の後輩×先輩の恋。お互いの勘違いによるすれ違いがもどかしい…。
受け・攻め交互の視点で語られていくお話です。
壁ドン、「俺のこと好きだって言えよ」的なセリフ、頭なでなで……
研究室の女性メンバーから少女漫画を借りてハマり、「ゲイの自分にはまともな恋愛なんてできない」と諦めたふりをしながらも、心の奥底では恋愛に憧れている受け・夏目がもう、愛しいよーーーー!!
そしていざ告白しようという場面になって、自分には理解のできない少女漫画をもっと読み込んでおくべきだった、と後悔する秋吉ににやり。
唯一思い出したセリフを敬語に変えて必死に夏目に伝える様子には、少女漫画さながら胸キュンしたし萌えました。。いや秋吉、頑張った!!よくやった!
で、その後の帰り道の恋人繋ぎ→アパートに着いてから階段を上る時のお姫様抱っこ…と、夏目の好きそうなシチュエーションを嬉しそうに実現させる秋吉、可愛いよー。。このへん、もう読みながらきゅんきゅんでした。
二人がくっ付くまでのすれ違いがもどかしかっただけに、想いを確かめ合った後の甘さがたまらなかったー…(*´˘`*)
セッの後の「好きだって10000回言う少女漫画のシーンをやりましょうか」の提案もね。1秒に1回のペースで言えば3時間で終わる、と生真面目に言ってくる秋吉、面白すぎ。
そしてその後の「60回でいい」からの、”好きです”→”キス”→”好きです”→”キス”の繰り返しに、最っっ高に萌えました。公園のハッテン場で衝撃を受けた高校生の頃の自分に教えてやりたい、と思った夏目の気持ちが痛いほど伝わってきて、涙が出そうになった。。
嘘をつく時の夏目の癖、を上手に利用したいろんな描写もすっごく良くて、特に最後の、癖を見抜かれたことを利用して秋吉を動揺させようとする夏目の可愛さがもう…!たまらなかったです。
切なさを感じさせながらも、恋愛描写にとてつもなくきゅんとさせられる、素敵なお話でした✨
今作も本当によかっです!
海野先生はハズレがないな〜
なんていうか、物語に無駄がなくて読んでて気持ちがいいんですよね。描写も丁寧で、読んでて大学の雰囲気を思い出して懐かしくなりました。
本作はメインの2人がすれ違いにすれ違うのですが、それがもう切なくて切なくて。お腹の辺りがぎゅーっと苦しくなりました。秋吉が結構ひどい事を言ったりしちゃうのも、夏目先輩が泣いちゃうのも可哀想で、でもすごく萌えました笑。
あと職業柄、途中で出てくる後輩の小糸川君のやらかしには本当に肝が冷えました。でも本当にああいう事やらかす人いるんだよな…でも小糸川君は憎めない!笑
挿絵もおしゃれなタッチで、今作にぴったりです。
大満足な一冊でした!
まるで少女マンガになぞらえたようなすれ違い、まだるっこしさ、じれったさ、切なさでした。
途中まではなかなか読むのが進まずいい加減どうなるんじゃ!はっきりせい!と我慢出来なくなりそうでしたが、最後まで諦めずに読んで良かった。
秋吉の駄目な感じの正体は小学校の時のいじめっ子の思い出が解けないとわからなかったんですね。
ややこしいすれ違いでした。秋吉を好きで泣く夏目が可哀想で可哀想で。
でも!秋吉の答えがでたらもうあとは一気ですね。
秋吉がちゃんと夏目が初体験なのを隠してるのをわかってくれてて良かった!そこがすごく気がかりでした。
こんな大事にされて幸せになれる日がくるなんて。良かったね、夏目。
お互い誤解やすれ違いが多くて読んでる方も辛かったですが無事に結ばれて良かったです。
夏目が少女マンガのようにされたがってると思い込んだ秋吉がする行動も良いです。
実はお互いかなり前から両思いだったんですね。
それをここまでねじらせる作者さんの力量にさすがです。
ここまで鈍いって違う意味で悶絶しました。
私の大好き安定の年下攻めですよ。
過去にゲイトラウマを持つ大学院生夏目(受け)と鈍感恋愛無自覚大学生秋吉(攻め)のモダモダラブストーリーです。
「駄目な感じ」がキーワードで、この感覚を秋吉が理解するまでが長い長い。
夏目もツンでなかなか素直になれなくて、嘘ついて、秋吉に嘘ついた時の癖を知られているのですぐばれる。ここがすごく可愛い!。
最後にもう一つの癖を知った秋吉は、夏目の気持ちと「駄目な感じ」の感覚にやっと気付きます。
エチは最後にちょっと長めにあります。自覚してからの秋吉はスケベでした~。
思いのほか面白かった。
前半ちょっとだるいんで長いこと途中放棄してました。それが前半のダルいとこを越えたあたりからはどんどん読めた。
夏目先輩びっくりするぐらい可愛い。秋吉の素直さも段々と伝わってくる。
小糸川のウィルス事件には読んでる私もかなりムカついたけど大事にならなくて良かった。
何よりそのおかげで二人はすれ違いから一気にくっついたし。
少女漫画のアレコレを秋吉と同じ事思ってたので、壁ドンの解釈にはなるほど。と思った。
途中放棄したままにしなくて本当に良かった。挿絵もすごく合ってて良かった。
イシノアヤさんのイラストが気になって手に取った一冊。
初読みの作家さんです。
ツンデレで口の悪い痩せっぽっちの理系大学院生・夏目(受け)と、
夏目のゼミの後輩で表情があまりない、情緒に欠ける男・秋吉(攻め)の
キスをしないことではじまった(!)恋の話。
このふたり、理系男子の鏡であるかのように
それぞれ自分の気持ちに鈍すぎます...!
説明的、理論的解釈はお手のものなのに、
自分の中にある気持ちが何なのか、言葉にしたり
表現したりすることが全然できずにいて、
とにかく終始一貫、もどかしいふたりです。
すれ違いと思い込みのオンパレードが終盤まで続き、
さすがに、”ええい、早くくっ付いちゃって!”、と
途中、痺れを切らして思ったりしたのですが、
ぐずぐずとすれ違っているふたりが段々可愛く思えるのも事実。
夏目は、高校時代の発展場でのトラウマから、
ゲイである自分にはまともな恋愛ができないと思い込む一方で
少女漫画のような恋愛にどこか憧れを抱いているところがあって。
それに、普段口が悪くぶっきら棒の彼が、落ち込んだり泣いたり、
感情を大きく動かす原因はいつも秋吉の言動にあること、
傷ついて、ひとりで泣くシーンは、切なさが溢れていて良かった。
あと、秋吉が女の子と話している時、女の子の携帯にメールを送って
会話を妨害するシーンには、きゅん!ときました♡
秋吉の方も、
夏目が自分以外の人間に好意のような感情をみせると無自覚に苛立ったり、
話の最中、中々こちらに目を向けない夏目に対し
気を引くために(無意識・無自覚)、キスをしたり...
夏目の暴かなくていいような嘘に対し、『嘘ですね(ドきっぱり!)』
と堂々と指摘するところなんかも、
不器用な可愛さが見え隠れしていて憎めません。
そして、気持ちを自覚した後の秋吉の雄っぷりはあっばれで、
ベッドシーンでは結構ぐいぐい攻めていたし、ムッツリさんですね☆
夏目の嘘を見抜く2つの仕草と
理系のふたりにはおおよそ似つかわしくない少女漫画が
この物語のキーポイントとなっていて
ラストのイチャイチャ(?)シーンも、
ふたりの駆け引きが微笑ましくて、楽しませてもらいました。
ただ如何せん、すれ違いシーンが長くもどかしい上に、
会話も少なめで、交互にあるナレーションも情緒より理系的思考過多。
波に乗れないひとは、ずっと乗り切れないかも知れません。
でも、わたしはそこに”理系男子萌え”を見出せたし、
イシノアヤさんのイラストが素敵だったことも加味し
評価は萌×2に手を伸ばしかけの”萌”とさせていただきます!
主人公は理系の院生・夏目、ゲイ。
しかしながら、物語の進行は夏目視点だけでなく、お相手となる4年生の秋吉の視点でも語られる。
正直それがちょっと読みづらかったりして。
序盤、とにかく夏目と秋吉の噛み合わなさ!
夏目はともかく…
秋吉。
なんなのよこれはッー‼︎
と言いたくなる。夏目が後輩の女子学生と話す事にいちいち口出したり、なーんかめんどくさい事ばっかり言ってる。
一方その秋吉の態度を悪い方に悪い方に考えてグチグチ/メソメソする夏目。
ゲイはまともな恋愛なんてできないから誰も好きにならない!という考えの夏目と。
これまで同性との恋愛など考えたこともないから、自分の気持ちが恋だとわからない秋吉と。
正に誤解とすれ違いの2人。
夏目が取り組んでいるプログラミングがPCのウイルス感染でトぶ、という事件が起きて、秋吉と夏目の距離がゼロになる!
となると急にさ……
秋吉がデロデロに甘々の甘やかしカレシみたいに変身。
この変わり身がよくわかんない。
初めて恋愛ができた夏目は良かったね、なんだけど。
それまで散々夏目にアレコレふっかけてきた秋吉の変わり身が唐突です。
Hも全然ためらいなし。
ラストは甘々カップルになってハッピーエンドなのでまぁ…読後感は悪くないです。
髪が長くてひ弱な男の人が好みじゃなかったようです。まだまだBL歴が浅く、自分の好みがはっきり確立されてません。なので、表紙を見たときにちょっと違和感があったのですが、読んでいくうちにはっきりと髪長くて結んでたりするひ弱な受けは苦手なんだと自覚しました。
お話自体は、大学の先輩と後輩のスクールラブで、好きな分野なはずなんですが。受がロン毛でひ弱じゃなければ、もっと楽しめたかな。ごめんなさい。なので中立です。