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mittomonai koi
腐女子の親友に「君は絶対この作家が好きだろう」と勧められて買った本です。
大正解でした。
短編集なのに2人の関係性がよく分かるし、とってもいい具合に痛くて可愛そうでみっともなくて可愛かったです。とにかく最高でした。
癖でしかなかったです。ありがたや……
◾️表題
半分程度こちらの作品。ハマるときに読めばハマりそうな気もするけど、自分にとっては今ではなかった。うーん永遠にときは来ないかもしれない。絵柄によってもっとおどろおどろしいものにもなりそうなところ、森世先生はその絵柄でバランス保ってる作品が多い気がする。大体登場人物たちの目が笑ってない印象。男女だと成立が難しい関係性に落ち着いたところはBLらしくて好き。どこまでいっても腕力が拮抗しないと。
◾️恋しいこぶし
急にコマの外が黒くなったので、夢か回想かに突入したのかと…
◾️誰にもなれない
救いのない胸くそ系作品
◾️青少年流バイオレンス,レジスタンス,モノポリー
一周回って平和な作品。表題作から毒を抜くとこうなる。全体的にモラルがない感じ、同じ人が描いてる作品の集合した一冊だなぁと。
中立〜萌
表題作以外にもいろいろ入ってるけど全部しんどい。全体的に路地裏の暗い話多め。流血表現めっちゃあるの。甘々しか求めてない人にはおすすめ出来ないけど泣いちゃうくらいくるしいほうが好きな人はほんとおすすめ。
とにかく受け攻めどっちか(どっちも?)がとにかくイカレててやばい。感情移入して吐きそうになる。そんな話が読みたい人ほんと読んで。
こういう誰にもみられない隅に置かれた汚い(褒めてる)話がちょうすきなので広めたい読んでほしい!!
あと表紙の装丁凝っててすき〜。
表題作: みっともない恋
評価: しゅみじゃない
ヤンデレ×健気ゲイ。
いやなんかひたすら衝撃的でした...
自分勝手にひたすら監禁・暴力・強姦...。
受に死ねと言ったかと思えば今度は殺してくれ、と......なかなかの攻でした。ひたすら受けが可哀想すぎた...ヤンデレ執着攻めだけど、受への愛情は全く感じませんでした。寂しいからただただなんの文句も言わない子がひとり居てくれればいい、ただそれだけの関係なら、もはや普通にペットとかでいいじゃん.......
同時収録作品
評価: 中立
どれも痛々しい作品でした...
作者買いでしたが、これはまたすごい作品ばかりだこと......BL本に"愛情"を1番求める自分には向いていませんでした......
森世先生初読み。
で、バッド!毒!痛み!…ていうのは一応知ってはいたんだけど。
やっぱり口当たりは悪かった…
年齢的なのもあると思う。
若い時、こういうの好きだった。スカッとしたし、自分の露悪的快感もあったようにも思う。
だけど、実世界は自分に関係なくても本当に嫌な事にまみれてて、少なからず巻き込まれたり、笑えない他人の不幸を見て見ぬ振りしたり、そんな年月があるともう鬱展開を娯楽にして楽しむ気分が無くなんのよね。
で、本作。
「みっともない恋」
まず目に入るのが墓場レイプ。
はぁ〜あ…こういうのか。ともう口の中が不味い。
主人公はあまり言いたい事も言わない大人しい子。
カッコいい先輩に思いがけず告られて付き合い始めるが…
はい、この先輩が病的執着のDV野郎になります。先輩ももちろんトラウマ持ちね。
怖いね。
人が一番怖いね。
「恋しいこぶし」
ドM性癖を言えず、バイト先でデカい態度を取る映見。
それを快く思わない先輩に襲われてボッコボコにされるが、ご本人は実は感じまくってる。
初めはこれは夢か妄想の場面かと思ってたからこのまま終わって逆にびっくり。
「誰にもなれない」
収録作の中で一番鬱い。
でもこういうのにゾクっとくる層もいるのはよくわかる。
とにかく受けの少年が不憫です。可哀想で救いのない受けを読みたい人に。
攻め(?)の人生の中にも何か特大の不幸を望む。
「青少年流バイオレンス」
「青少年流レジスタンス」
「青少年流モノポリー」
ケンカ大好き高校生が、ノリのいい転校生と付き合って、ノリノリの恋愛関係。
なんかとっても軽やかね。男同士、とか全然気にしてない。
で、後ろの快感や、痛くされたりの快感や、束縛されることの快感や、そんなアレコレに揉みしだかれる青春ってカンジ?
まあ「メス堕ち」したってことなんだろうけど、2人に上下関係はなくて、友達恋人みたいな感じですね。
この作品は線画が細く描写が綺麗なので、泣き姿や、哀しい表情、困惑している顔など読者に各登場人物の思いが細く伝わってきます。また、短編もこの作品にはかかれていますので、この作品だけの話だけではないというのがより読者側としては楽しめる作品となっています。
これは評価が二分されるのも納得の作品。ザ・バッドエンド集というような後味が悪いものばかりを集めた作品ではありません。4作品中、本当にバドエンの雰囲気だったのは1つだけでした。ただ、どの作品も途中の展開やプレイがエグかったり特殊だったりしたので、読む人を選ぶだろうなぁとは思います。森世先生の可愛い絵で、ディープな短編を楽しみたいという方にはオススメです。地雷が多いという方は十分お気を付けください。
◆みっともない恋(表題作)
思いやりのある人当たりの良かった攻めが、受けへの愛を拗らせて、どんどん過激な行為に走っていきます。私はサイコパスというのは自分を客観的に見ることもできる人間だと独自に解釈しているので、この作品の攻めの蛍介はサイコとかいうよりは、自分の愛による行為が当然だと思っている、自分の異常さが本当に分からない、どちらかというとストーカー気質のキャラであるように感じました。
独占欲、相手を自分の手元に置いておきたい願望が強くなり、軟禁や殺人未遂にまで至ってしまう蛍介。私は自分の欲求のままに行動する人間を時々無性に見たくなるので、とても満足でした。蛍介が最後まで改心しなくても良かったけれど、受けの和泉の懐の深さや、相手を好きになってから徐々に真の姿が見え始めるという順番だと、そう簡単に相手を嫌いにはなれないんだという現実を見せてくれていたようにも思うので、良い終わり方だったと思います。
◆誰にもなれない
後味の悪い作品です。途中まではノンケの世界が、飲み会のノリでキスした友人の窓太にどきっとしたりして、いい感じに恋が始まるんじゃと期待させてくれます。が、ちょっとした誤解から生まれた苛つきが抑えられず、カミングアウトした窓太を世界は性欲処理道具として冷たく扱います。最初はどちらも魅力的なキャラだと思っていたのでバドエンだったのは残念ですが、これもそう簡単には親しい人の性癖を受け入れられない人間の現実を見せてくれた作品だったように感じました。
◆青少年流バイオレンス
『こぼれる、』にも収録されていたCPですね。攻めの終平が強い相手を痛めつけて泣かせることに興奮するという性癖を持っているのでプレイはそれなりに過激ですが、話のトーンとしてはギャグ度が高いので終始明るい印象で楽しく読めました。最後を飾るのに相応しい作品だったと思います。受けの鳩が喧嘩が強いのに毎回終平の下に甘んじて、スパンキングなどで感じていくようになるのはエロいですよね。強気受けが泣かされるのが大好きな方は、大満足できると思います。
評価が高いのに、萌えられず。こういうときがっかりします。
〈みっともない恋〉
先輩の歪みっぷりに暴力や監禁まで。しかもお墓の前でレイプやお墓を破壊。
受けも何だかんだ言っても先輩に依存してるだけのような。
〈恋しいこぶし〉
ドM受けと実はドS攻めのカップルだったのですね。
店長の報復が気持ち悪くて。
浮気と勘違いした攻めが受けをボコボコにして犯すのも、可愛いって興奮するのも受け止められませんでした。
〈誰にもなれない〉
凄く構ってくる友達が豹変して。勝手にお膳立てして勝手に怒って勝手にアナルオナニー強要して、何で?好きだったのにこの仕打ち。主人公はなぜされるがまま?友達のクズさと主人公の救いのなさに絶望的になりました。
〈青少年流…シリーズ〉
暴力による快楽を仕込まれる受け。もうダメでした。攻めにやりたい放題されちゃう受け。最後のトイレも全く萌えず。
ドSや暴力での支配や理不尽はとことんダメだとわからせてくれた本でした。
「男子、隣人と食せよ」が良かったので、森世さんの他の作品も購入してみました。
本作と「こぼれる、」「あいとまこと」「ロマンティック上等」すべて読んでみましたが…。
わーお。
どれもだめでした。
「男子、隣人とー」で森世さんワールドに入る人の方が少数派なのでしょうか。
森世さんの描く作品の傾向を知らなすぎて、何の準備もないまま毒を正面から食らってしまいました。
以下の項目に当てはまる方にはおすすめしません。
逆に当てはまらない方にはおすすめです。
・暴力反対!ダメ、絶対!
・片方が絶対服従なんていう対等ではない関係は、恋愛とは認めない!
・痛めつけることで実感できる愛情って、もはや執着でしかないと思う
・SやらMやらはマックでも頼まない派
・家畜には興味があるけれど、鬼畜には全く興味がない
とりあえず心が荒みました。
庶民には高すぎるハードルなので、もしわたしのように「男子ー」から森世さんに興味を持って、他の作品も読んでみようかなと考えている方の参考になれば幸いです。
タイトル通り、表題作「みっともない恋」のヤンデレ攻めが素晴らしかったです!
愛情に飢えた攻めが必死に受けを繋ぎ止めようとヤンデレ行為に走ってしまうシーンはたまりませんでした…!
そして、攻めにひどいことをされても嫌われたくない、一人になりたくないと耐え抜き、攻めを愛し続けた受けもとても良かったです。
二人の愛がすれ違ってしまうのが切なかったのですが、ラストは本当に感動しました。
ヤンデレ攻めが好きな方にはぜひ読んでいただきたい作品です。