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dame na yatsu hodo kawaii
再読。
全体的にぎこちないし、キャラの感情が伝わってこないというか、それってホントに好きなんか?!と思ってしまう作品が多いというか……
【ダメなやつほどかわいい】
友人から突然ヒモ男を押し付けられ同居するハメになるが、このヒモ男ときたらほんとーーに何も出来ないやつで……
攻めのダメっぷりは面白いけど、恋人としてはどうかと思う。マジでセックスしか能がないとか嫌。
【とある男子はかく語りき】
男子校でカプ成立するまでの過程を、友人視点で描いたお話。
恋が形を持ってすぐそばに存在している
ってとこが好き。
【楽しい逃避行】
うーん。この二人が恋人同士になるのがなんかしっくり来ない。友情エンドって感じ。
【隠しごとはなんですか】
時給が良いという理由で女装メイドカフェで働くことにした攻め。
そのバイト先にいたのは、元生徒会長の先輩で…
攻めが常にローテーションで醒めた表情をしてる子なので、なんか盛り上がりに欠けるというか…お話も超ドラマチックなはずなのに淡々としてて微妙。
上田にくさん大好きで作家買いしてるけど、こちらの一冊は正直、微妙…
超〜上から目線で申し訳ないけど、上田さんにもこんなぎこちない作品を描いていた時期があったんだなぁ、今の上田さんなら全く同じ話でももっともっと面白く描けるだろうなぁと思ってしまいました。
BLハマりたての頃、「表紙に食べ物が描いてある」=買う!という時期があって、この短編集が初めて読んだ上田さんの作品でした。
Amazonで見つけて、届いて、表紙を直で見たときの興奮を今も覚えています。
ただ初心者には厳しい内容でした。
常識でガチガチな人間にとって、BL界にはさまざまな試練があるものです。
この作品では複数やビッチみたいな分かりやすい地雷はないけれど、何かもやっとする。このもやっと感はわたしのこころが狭いからなのか?と思わせる何かがある。
そんな短編集です。
「ダメなやつほどかわいい」中立
ヒモを飼ってみないか?と問答無用に鳴海を押しつけられた新(あらた)。
在宅ワークでのらりくらりな生活が一変して…。
という話なのですが、鳴海を好きになれなかったら一切萌えません。
生活能力がないというレベルではない「ダメなやつ」という言葉で片付けてはいけない「激ダメすぎるやつ」。好きになれますか?なれそうですか?わたしは無理でした。
新に対しての気持ちも「…あ、はい」という感想しか持てず、このヒモを飼うとアゲチン効果で〜みたいなこともなく、どうも引きこもりを外に働きに行かせる(ヒモを養うため)というくらいの効果のみで、かわいく…、なくて…。無念。
「とある男子はかく語りき」中立
幼馴染みの2人と、高校で2人と仲良くなったDK。
女子BLでよくある手法を男子目線でやってみた感じです。
主人公の目を通して恋が実る瞬間を見ていくわけですが、つい深読みして、変な気を回して、実は主人公もこっちの子のことを…とか、こっちの子も実は主人公を…、みたいに考えすぎて、頭の中で完全に「想いあってるのに結ばれない悲劇の2人」という複雑な別ストーリーを作り上げてしまいました…。
主人公がサードパーソン(語り部)という手法は小説だとふつうだけど、漫画だと顔が見られる分、情が沸いて難しいのかなという発見がありました。
女子BLなら萌えたはず。
「楽しい逃避行」萌
唯一楽しいこちら。
姉の見合い相手が姿を見せず、しっちゃかめっちゃかの状況から逃げてきた豊が、電車の中で知り合ったヨーイチ。
映画のようなテンポも楽しいし、終わり方も爽やか。
「隠し事はなんですか?」(前後編) 中立
女装メイドのバイトで仲良くなった同じ高校の先輩と後輩。
こちらもなかなか難易度の高い作品です。
主人公は終始先輩に振り回されて、別れのメール以外何の説明もなく先輩は失踪。
それから3年後…、という流れながら、最後まで「ん?」というまま終わってしまった。
「かっこつけていたい」という気持ちだけでもう二度と会えないかもしれない方を選択する気持ちもわからないし、記憶は戻ったっぽいのに結局空白の3年間のことはよく分からない。分からない、受けの都合良すぎる気持ちも何もかも。
数年ぶりの再読で、地雷対応力も忍耐力も相当上がったつもりでしたが、初読のときと変わらない気持ちになってしまいました…。
ダメなやつをかわいいと思いたかったし、自分勝手なやつを一途と思いたかった…。
「臆病者」「大人」と読んで面白かったので電子版を購入。
[ダメなやつほどかわいい]+[番外編]
あーヒモね、これだんだん更生していくパターンかもしくは実はすごいやつだったとかいうパターンじゃないの?と構えていたら、ほんとに何も出来ない。
むしろ何か手伝おうとするとマイナスになるというお粗末さなのに、イラッとくるわりにはなぜか可愛げがあるというか。
主人公の憔悴するさまが面白かった。
途中までは良かったのにラストが残念。
ちょっとページ数たりないんじゃないですかね。
終わり方が「あれっ?もうラスト?急いで〆なきゃ!」みたいな適当な終わり方でした・・・
[とある男子はかく語りき]
主人公が友達カップルの成就するさまを見届ける話。
これはこれで切り口新しい!とは思ったんだけど、誰に感情移入していいか戸惑ってしまって読後感が悪かった。
[楽しい逃避行]
これも途中までは面白かったのにラストが。
短編が上手な作家さんて、今後をにおわせてまとめて終わらせるのがすごく上手だと思うんです。
この作品もラストで「今後をにおわせた」のはいいのですが、この関係性はもしかして友情・・・?
せめて片方にラブがあったら良かったのにどちらにも感じられなかった。
[隠しごとは何ですか 前後編]
説明すべき点が不十分なのに余計な説明が多く、読んでいてすごく混乱した。
恋人である先輩がベッドでつぶやいた「気持ち悪い・・・」という言葉。
回想でストーカーに写真を撮られるシーン。
主人公が合鍵を出したシーン。
この3つが、わからなくて気持ち悪いポイントだった。
ストーカーに軟禁されていて体の関係があったのは想像に難くはないのですが、先輩の心の変遷がまったくわからない。
先輩の友だちもどこまで知ってんの?っていう。
内容の割にページ数足りない?このページ数なら少しエピソードを削ったらいいのかな?
すごく惹かれたお話なので、一冊分くらいのボリュームで丁寧に描いたものを読みたかったなあ。
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どれもラストがまとまっていなくてもったいないの一言。
こういうのって担当編集さんが軌道修正してくれるものじゃないの?
この作家さん好きだし、これ以外の本は面白かったので萌つけました。
コメディタッチのが得意な作家さんなのかなあ。
ちなみに全編通してエチシーンはまったくありません(事前と事後シーンはあるので、したんだなとはわかる)
表題作含む、4つの短編が収録されています。残念なことに、表題作が一番好きじゃなかったです。
その表題作は、何をやれせてもダメなコ(自称・ヒモ)を友人から押し付けられた、在宅ワークをしている新の話です。
この張本人の悠一、何かしてあげたいという気持ちはあるのに家事能力はゼロで。できるのはエッチ(まさかの攻めでした)ぐらい、という情けなさで大丈夫?と心配になります。でも、飼い主になった人たちは、悠一の笑顔が見たいと仕事に精を出すようになるので、良い作用が働いているのかもしれないけど…。
いつもなら少々のドジっ子は可愛くて好きなんだけど、この悠一はダメ過ぎて可愛いと思えませんでした。前の飼い主が女の子だったのもビックリだったし。2人の気持ちの変化とかも分からずに、萌えやキュンもなかったです。
他の短編では、BLのLが少ない感じで、どの話ももう少し踏み込めば面白いのに…と残念に思いました。特に、『楽しい逃避行』の続きが読みたくて、モンモンとしました。