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flesh&blood
ああああーーーーもう、これでシリーズ本編の既刊、全て読み終えてしまいました…( ; ; )
寂しくて、続きが読みたすぎて涙、涙です。
といっても「外伝」がまだあと3冊残っているので…!
そしてもう一周しながら人間関係と出来事の整理がしたい。
本当に相関図が必要。。どなたか、、!
いや、読み返しながらコツコツ、自分で頑張ってみます;
今年2025年に、なんと続刊、新刊が出るとのこと!(X情報)
なんと10年ぶり。
リアタイしてきた方々、歓喜に沸いたのではないでしょうか…
だいぶ遅まきながら…の参戦の自分も、この続きが読めるのが嬉しくて
たまりません。
春なのか、夏なのか、はたまたほぼ一年後の冬なのか。。
とにかく、読み返しながらワクワク待ちたいと思います!!
で、こちら24巻。
BがLする展開は、なし。
スペイン側、イングランド側それぞれの視点で戦いが語られます。
主要キャラに死者は出なかったものの、ジェフリーの兄弟達も
スペインのマスケット銃や爆撃で飛び散った木片に体を貫かれ、
多くの血が流れました。
まず、言いたいのは。
ほんっとにほんっっとに憎々しいラウル!!!
見事な立ち回り、生き残り方、自分だけは生き残って
「神」やら「愛」やら「勇気」やらを信じる者達を嘲笑ってやりたい、
という悪意に満ちた姿に、嫌悪感を抱かずにはいられません。。
ただ、そんなラウルにもただ一人、愛した人がいたのだな、、と。
そして修道院の中で上長に何度も何度も犯され、愛する人は自殺し
正当な埋葬もされず(キリスト教では自殺は罪なため)、
自分が上長を殺しても捕まることなく逃げおおせ、神などいないと信じるに至ったー
その壮絶な経験・半生には同情するところもありますが、
それがファンの親友だった奴隷やその他の人々に対する凶行を
許す理由にはならないよな、と。。
本の中の文章を追いながら、ラウルの許し難い罪について
思いを巡らせずにはいられませんでした。
そしてやっぱりビセンテ推しの自分としては、史実としての
スペイン敗北を知ってはいても、どうしてもアロンソ様とビセンテ、
レオの無事を祈ってしまう…!!
一艘はラウルの企みにより爆発するわ、味方の艦同士は衝突するわ、
一艘はイングランドに捕まり捕虜となるわ…
で、味方の中に裏切り者がいるスペイン、序盤からずっと苦境に立たされてます。
今回はさらに追い討ちをかけるように、ネーデルラントを治めるパルマ公は
援軍に来ないことが決定。
この援軍・補給がなければ国へ帰ることもままならず、餓死決定です。
補給のないまま進んでも餓死、帰路についても餓死が待っているー
まさに「進むも地獄、退くも地獄」の様相の中、
戦うことを余儀なくされ、ついについにビセンテとジェフリーが顔を合わせることに。
ジェフリーのことも大好きなんだけれど、
推しの敵は応援できない〜〜…!!泣
海斗が「アーサー王」に記した謎の暗号文をビセンテがきちんと解読し、
レオと共に生き残ってくれることを(もちろんアロンソ様も!!)ただただ祈ります。
苦しむ海斗の胸の内を理解し、決してビセンテとの対面は果たさせまい、と
階下の船倉から出てくるな、と命令したジェフリー。
慰めることはできなくとも、寄り添うことはできる、
愛する人のためにそうしたいと願う彼の心が痛いほど伝わってきて、、
書いていても泣きそうです( ; ; )
次巻でも手に汗握る展開となるのは間違いありませんが、
この戦いの行方、歴史との差異はどうなるのか、
見届けたい…!
25巻、待ってます…!
アルマダの海戦もいよいよ佳境に入り、スペイン側、イングランド側交互に視点が変わりお互いの戦術や思いを知るにつけ、カイト同様どちらも傷ついてほしくないと願ってしまいます。
敵とはいえ憎んではいないし戦いたくない、できれば逃げ延びて欲しいと願い、戦闘の中で会いたくはないと思い悩むカイトの辛い気持ちが痛いくらい伝わってきます。
史実では知っていても松岡さんの描くFLESH&BLOODの世界でどのような結末に向かっているのかとドキドキしながら双方とも応援するのがやめられません。
ことにスペインは、敵は相手ばかりではなく身内にもいるし、身分や立場重視な窮屈な中でアロンソとビセンテが精一杯戦います。
23巻の最後で、アロンソを裏切っていた元従者の裏切り者を難破しかかっていた船から救助したあと、信用して痛い目に合わないかと不安でした。
賢いカイトの洞察力に拍手。
そして今回は、あのヘビ野郎ラウルの悪巧みのモノローグで終わります。
何しでかすのか心配しながら次巻に続く!です。
早く続きを読ませてくださーい。
イラストがいつもながら素晴らしくうっとりです。
キャラ文庫はカラー扉絵が2ページもあってカバー絵と合わせて3枚もいただけてすごくお得ですよね。
もともとカラー扉絵のない花丸文庫やホワイト文庫、最近ガッシュもないことがありがっかりです。
よりイメージを広げてくれるイラストを大事に思っているのでキャラ文庫にはこのままでいて欲しいです。
今度のビセンテ&アロンソ、ナイジェル&キッド、ジェフリー&カイトのどれも何回もも見るくらいすてきですが、帆船のシルエットとナイジェル&キッドのイラストを10倍くらいに拡大して飾りたいくらい好きです。
読み終わった直後に、次を早く、と言いたくなるのは、あいかわらずですね。
アルマダの海戦に入ってから、やたらと進みが遅くてのろのろしてて、とにかく丁寧に進んでいるいんしょう。
今回のラストまでの4冊分くらい、ケイトとジェフリーの初Hの後からのえんえんを、できれば一冊でまとめてほしかったような?
おもしろいし、終わってしまうのはざんねんなんですけど、それでもここまで、やたらとまわりくどかった、という気がします。
海戦もの、アクションものというより、その前の伏線を貼ってる感がありすぎだったのかも
でも、とにかく次はジェフリーとビセンテの直接対決になりそう
ようやくか、ってかんじですが、楽しみです。
この巻も、前巻同様BLらしさは極めて薄く
ひたすら戦闘とそれをめぐる戦術や駆け引き、
その中での人々の思いや葛藤が描かれている。
スペイン軍にパルマ公が来ないという知らせがもたらされ
ルイス提督とビセンテに焚きつけられて
腰の重かったシドーニア公も、いよいよ戦わざるをを得なくなる。
そうして始まった海戦の行方は……
ついに直接相対する、ジェフリーとビセンテ!
……というところで、続きは次巻。
そんなほぼ戦闘(とその関連)の中に見られる人間模様。
時折のささやかな触れ合いしか見られないが、
ジェフリーとカイトは強い愛で結ばれている。
でも一方でカイトは、ビセンテをはじめスペイン勢への情を捨てきれず
引き裂かれた思いを抱く。
他にも、ビセンテとレオ主従の絆、アロンソ様とビセンテの信頼、
ナイジェルとキットとの少し変化した関係、
ラウルのヤン・グリフィスに対する歪んだ愛着
などが描かれている。
糖分は……(笑)
極めて微量。
もしお砂糖なしのブラックコーヒーは無理苦手という方は、
何冊か溜まってからお読みになった方がいいかも。
Amazonの特典ペーパーは、甘いという言葉は当たらないが
カイトとジェフリーの深い思いが伝わるものだったが。
個人的には前巻までのような胸締め付けられる悲劇への予感は、
むしろちょっと一休み、かなり冷静に目の離せない経過を読んだ。
とにかく、早く続きをと期待します!
物語も佳境に入り、手に汗握るシーン目白押しの現在。
激化する海戦、多くの血が流れます。
ほんのつかの間、じゃれあいお互いの体温を感じあうだけの、ジェフリーとカイトの戯れ。
軽やかな言葉の応酬と、ただ抱き合って眠るだけのその姿が幸せそうで、その瞬間だけは血生臭さや悲しみはなく、胸が締め付けられると同時に安堵しました。
カイトの葛藤がとても辛い。
親切にしてくれたアロンソ、そして…自分を好きだと言ってくれたビセンテ。
泣く資格はない、感情を必死に押しとどめ自分の仕事を全うしようと動きます。
そう、カイトと同じで、ビセンテもアロンソも『敵』とはどうしても思えない。
いっそのこと敵役は嫌われるぐらい劣悪な奴だったらいいのに!とも思うけれど、魅力溢れるキャラがたくさんいるからこそ、このお話はこんなにも長く続いており、そしてわたし自身も読み続けているのが辛いところ。
いや、喜ぶべきところでもあるんですけど。
心は完全にジェフリーとカイトに寄り添っている。
けれどやっぱりビセンテのこともひっかかるわけで…。
さぁ、いよいよジェフリーとビセンテが顔を合わせました。
この手で叩きのめす──憎いビセンテを前に、ジェフリーは宣戦布告をします。
ジェフリーはカイトの葛藤をちゃんと分かっていて、だからこそ、カイトには見せないと心に決めます。
ビセンテとの、対決を。
一体結末はどうなるのか、史実どうりに進むのか、それとも差異があるのか──。
次巻はジェフリーとビセンテの対決。
手に汗握る展開はまだまだ続きそうです。
今回表紙がビセンテ&アロンソですが。
「……二人、くっついちまえばいいのに…」と常々思っていることがつぶやきに出てしまいました。
ビセンテなんてアロンソに組み敷かれてしまえばいい、と思っているのはわたしだけでしょうか…。