キスも知らないくせに

kiss mo shiranaikuseni

キスも知らないくせに
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神64
  • 萌×285
  • 萌35
  • 中立8
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
20
得点
773
評価数
198
平均
4 / 5
神率
32.3%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
キスも知らないくせに
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784813030829

あらすじ

高校一年生の藤沢蒼太は、ある朝、登校中の電車で痴漢に遭った。
というのは、蒼太の勘違いで、ラケットがあたっているのを痴漢だと思い込んでいたのだ。
それを教えてくれたのは、一ヶ月遅れで転入してきたひとつ年上のクラスメイト、綾瀬千洋だ。
最初はぎこちなかったふたりだけれど、少しずつ距離が縮まっていき!?
どきどき、不安、やきもち、誰かを好きになる「恋」がつまった物語、誕生!

表題作キスも知らないくせに

1ヶ月遅れの転入生,クラスメイト,17歳
高校1年生,16歳

その他の収録作品

  • 六月一日(描き下ろし)

レビュー投稿数20

無条件降伏

私が、無条件で好きなのは、
高校生になったばかりの、まだ卵の殻がくっついてるヒヨコみたいな男の子が、初めて他者に感じるその気持ちの名が、恋だと気づく物語。
これに尽きる。
エロなんて、あってもなくてもいいの。
っていうより、むしろなくていいの。
この、一歩進みそうで、振り出しよりも、さらに三歩戻るみたいな、
恋の駆け引き以前のすれ違い。
これをかわいい、かっこいい男の子同士でやってもらえれば、もう、それに尽きるの。
主役の二人に、幼なじみと同居のいとこ、キャラクター配置も定番王道だけど完璧。
無条件降伏で神です。

10

ニヤニヤしっぱなし

登場人物のしぐさやセリフ1つでこんなに悶えたのは久々でした。
あと1cmでキスという距離のジタバタ感です。
こういうときめきがあるからBLって止められないんですよね。
初々しいからこそ好きってどういうこと?というのも改めて考えさせられました。
人の感情って曖昧な部分があったり、言葉で表現してそれが本当に正解なのか確信が持てないことってあると思います。経験がなければ特に。
ここで描かれていたのは、恋愛感情かどうかなんて分からないけど気持ちが先走っちゃったり溢れてる感じなんです。
なるほど!と思いました。
その表現がとても純粋でストレートなので、一緒になってドキドキしちゃいます。

主人公は高校一年生そして共学なのですが、私がこのクラスにいられたらさぞ幸せだろうと思います。(笑)
守られ体質のかわいい藤沢君(受)と、幼馴染で親友の類との関係性だけで妄想爆発なのにそこに転校生(綾瀬・攻)が加わるなんて……
転校生って恋愛物では古典的な感じもするのですが、逆に凄く新鮮でした。

ただ、あて馬っぽかった綾瀬のいとこ、有貴の存在が中途半端な気がしました。
邪魔の仕方は、うざ!(褒め言葉)って思ったけど、邪魔してる途中で終わってしまった感じがして。
綾瀬へのこだわりの根っこの部分がもうちょっと見えたらスッキリしたかもしれません。あとその気持ちをどう持っていくのかとか。

古典の授業の問いで綾瀬が答えた「どうか私のことを想ってほしいものだ」がここ最近で一番萌えました。
こういった演出の仕方がにくいですね。
この2人が成長していく過程を読みたいです。
一歩一歩着実にいい大人になっていきそうな2人でした。

10

焦ったくて、可愛くて、キュン

ピュアでピュア過ぎるお話でしたー。
もうなんなんっ!って訳のわからない言葉を発しながら萌転がった。

高校生になりたての藤沢と、1ヶ月遅れで転校してきた綾瀬のお話でした。
藤沢は明るい社交的キャラで先生にも転校生の事を頼まれるような男の子なのですが、それはいつも嫌われないように気を遣って生きてる訳なんですね。
それを綾瀬に見抜かれて、それから段々と綾瀬の事が気になり始める。

綾瀬も藤沢の事を「かわいい」と思っていて、見つめあっちゃったり、お互いの事を知りたいと言って変な空気になったりしてしまいます。
こういうシチュエーションだと男女なら、お互いにもしかして自分の事好きなのかな?ってすぐに分かると思うのですが、それが男同士では「まさか」となりますよね。
だからチュー未遂まではいくのですが、言葉が上手い具合に噛み合わずすれ違っちゃいます。
はぁ、もどかしい!けど好き!

好きになってしまったのに、それを認めてしまったら世界が変わってしまう。
怖い。
という心理描写が素晴らしかったです。
それがBLの切なくて面白い所だと思うから。
でも溢れてしまった好きの気持ちは戻れないってのが恋だ。
綾瀬も初キスだと分かって、ちょっと怖くなくなったって…可愛過ぎかよ〜。
描き下ろしもただ夏服になりお互いの開襟シャツを褒めるだけなのですが、可愛くってニヤニヤが止まらんってなりました。

とりあえずシリーズの1巻目を読んだのですが、これは最後まで読まないと気が済まないのでポチしてきます。
綾瀬のいとこの意地悪な子が男子から告白されてどうなるかも知りたいし、類の気持ちは単なる友情なの?これから変わる可能性アリ?そこも気になってます。

7

ピュア

いい加減のピュア☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆ とめどない純白!
「なんだよ!まぐわえよ!」という言葉が浮かばないってすばらしいんだと思うのであります。
木下さん作品らしい作品。
いいよ!こういうピュアが読みたかった!!

いわくつき!?転向生の攻と
しょっぱなからラケットに痴漢される受。
出会いの印象はあんまりよくなくて。
クラスメートで。
知れば知るほど距離は近づいて。

お互い始めてのキスも。
お互い初めてのお付き合いも。
何気ない言葉しぐさがカワイイ作品でした。
ほっこりしたい時読みたい一作。

5

可愛い

読み終わった後、転げ回ったよ。
もう、ニヤニヤが止まらなくて悶えまくりでしょ。
DK、たまらん。可愛すぎて、情緒が崩壊した気がする。
これからどうなっていくのか、続きが楽しみ。

1

気持ちが溢れたら、それが恋・:*+.大好きな高校生ものシリーズ

先生買いです。3冊完結のシリーズ、1作目を再読しました。

ここのところ先生の作品は社会人のお話が多い気がするのですが、高校生同士のピュアラブもやっぱり、たまらなくいいです。

も〜最高にきゅんとして萌えるし、木下作品ならではの切なさに胸を締め付けられる。。

なんといっても、私的推しは受け君の親友、類です。類一択…
攻めのいとこに意地悪なこと言われて落ち込む藤沢(受)に「そーちゃんが冷たいなら、あったかい人どこにいるのさ」なんてナチュラルに言えちゃうの、素敵すぎるんだが…?

そして終盤の。「もしそーちゃんが辛いなら アイツから守るよ 俺」
……このセリフに一撃でやられました。。カッコ良すぎるよ、、

明るくて、親しみやすくて可愛いヤツー周囲にはそう思われているけれど、実は人一倍気にしいの藤沢。
出会ったばかりなのに、藤沢が気遣いばかりしていることにすぐに気づいた、ちょっと無愛想な年上転校生の綾瀬。自分の弱くて柔らかい部分に気付いて、「無理しなくていい」って言ってもらえたら、誰もがストンっと落ちちゃうよね。

最後の最後の二人でワタワタしながらのキスも、最高の萌えでした。

0

あふれ過ぎ

高校生のぎこちない恋のお話です。

高校1年生の藤沢蒼太が1か月遅れで転入してきた綾瀬千洋と
初めて出会ったのは登校中の電車の中。
最初はぎこちなくて、お互いの気持ちがなんなのかよくわからず
イライラしたり傷つけ合ったり、勘違いしたりといろいろあったけど
少しづつ距離を縮めて、分かり合っていく爽やか高校生ラブです。

木下先生の描く高校生らしい二人のはにかんで赤面した顔が印象的な画。
この間まで子供だった男の子が青年に差し掛かり
自分でもよくわからない感情に振り回されながら
少しづつ自分自身の気持ちに素直に向き合っていく。
まだ幼さが残る蒼太が綾瀬に対してドキドキする気持ちや
綾瀬が同居しているいとこに自分でも気づかず嫉妬していたり
綾瀬も蒼太の幼馴染で一番の親友類に対しイライラしたり対抗心を持ったり
お互いが知らず知らずのうちに、特別な存在になっていく過程が
高校生らしい視線で描かれていて、読んでいて「なんか、これわかる!」と
言いたくなってしまうような感覚でした。
誰にでも起こりうる嫉妬心ややきもちだったりする感情が
共感できて話に引き込まれてしまいました。
ちょっとクールな綾瀬が本当は街中のお年寄りに対しすごく優しいことや
ぼやっとしていてのんびりしていそうな蒼太が
実は元陸上選手で足が速かったり、細かいエピソードも良かったです。
それぞれの性格があっての言動や気持ちの揺れ方なので
すごくわかりやすくて、話に入りやすかったと思います。
「好きがあふれちゃったらそれが恋」
2人共あふれちゃって、大洪水でしたね。

恋もほとんど初心者で、Hどころかキスもしたことない2人が
自分の素直な気持ちで相手を求めていく人間らしい感情がそこにあり
出会ってからの2人は心も体も少しづつ成長しているんだと思える
そんな作品でした。
絡みのシーンはありません。
最後にちょっとだけキスしただけ。
でも、このお話はそれでいい、というかこれでなくちゃいけない。
やっとのことでキスまでたどりついた・・・そんな感じがいい。






13

さすがです。


いやぁ……萌えました!!!!!
今回はまったくのエロなし、なのになんでこんなドキドキするんだ!?
木下先生、ほんと、さすがです。(笑)
攻めがすごい男前です。男前が可愛い子をみてちょっと崩れちゃう感じ、萌えますよね。無自覚に可愛い受け君も最高でした。火照ったほっぺとかドキドキしてる表情とか最高!!
もうキュンキュンしっぱなしでした。ほっこり萌えたい方、可愛い〜〜っ!とジタバタしたい方、是非読んでみてほしいです。

9

読んでる方も過呼吸!

ずっと読みたくて読みたくて、試し読みを読んで続きを妄想したりしていたのですが、やっと読めました。
可愛かった!まあ、本当に可愛らしかったです。

木下けい子さんの描く絵って、「今宵おまえと」や「由利先生」シリーズや「キスブルー」辺りはちょっと目の焦点が合ってない表情が多かった気がするのですが、こんなに見るからに可愛い小動物系DKが見られるとは。感動です。本当に作家さんの日々の努力と鍛錬には頭が下がる思いです。

藤沢がとにかく可愛いです。背はちっちゃくてくりくりの目。すぐ真っ赤になるところも可愛い。学校のアイドルとかではない、いい意味で「ふつうの可愛さ」。行動や仕草も含めて可愛いのです。
幼馴染の類との雰囲気も良くて、類はクウォーターでイケメンだけどぽわんとした性格で、きっと周りから見たらふたりの周辺だけいつもたんぽぽが咲いてそうなイメージ。
その中で綾瀬だけがちょっとエッジの効いたクールキャラで登場するものの、読んでいくうちに言葉が足りなくてぶっきらぼうで不器用な子だったかーと分かってきます。

期待されるのはありがたいけれど、本人が過剰に受け止めてしまって許容範囲を超えてしまったら…。その結果みんなの期待に添えなかったら…。中学生には重過ぎる負担ですよね。
藤沢はそのトラウマのせいで無意識に「期待を裏切らない自分でいる」クセがついてしまっているように見えました。無意識なだけに周囲はそれが「素の藤沢」だと思うのは当然。
そんなときにそのクセを見破って、「そんなの必要ない」と言ってもらえたら…。
荷物を降ろしてふうっと体を休めたときの心地良さ。綾瀬といるとそういう気持ちになれる。これってすごくしあわせなことだし、綾瀬が藤沢にとって特別になるのも自然に思えました。

ずっと一緒にいた類とは違う居心地の良さを知った藤沢のこころが育つ様子がもう叙情的と言うか、なんでしょう、すごく見せ方がうまい。ぎこちなく大きく膨らんでいく思い。それが花火のように弾ける瞬間までの描写も、その後のふたりの誤解やすれ違いの描写もたまりませんでした。
過呼吸になります。わたしの類はどこ?と思います、きっと。

類のスタンスもいい。無条件にトラウマを抱えた幼馴染を守るだけじゃなくて、ちゃんと幼馴染の声に耳を傾ける。綾瀬がいなかったら類スパダリルートで王道と思えるくらい。なのに基本ぽんやりぽわぽわしているところも良くて、登場人物全員好きだ!と思える作品でした。

続編2冊カートに入れました。今月BLに使った金額を考えると購入画面には進めない…。でも進みたい。

9

『ぷんすか』…かわいいっ!

そーちゃんと綾瀬くんのモダモダ感。
高校生二人がグルグルしてるの、大好物です。
そーちゃんだけが知っている綾瀬くんのこと。
綾瀬くんだけが見抜いた、親友の類くんも知らないそーちゃんのこと。
そんなところから、お互いを意識しはじめます。
体育祭?での、足が速いそーちゃん、かっこいい。
で、なんだか良い雰囲気になり、チュー未遂…
そーちゃんは『悪かった、間違いだから』と綾瀬くんに言われてしまいます。
…木下先生の作品で、こんな場面があったよーな、なかったよーな…
『うちの王子いりませんか』だったかな?
どっちも大好物なので、今回もおいしくいただきました。
個人的には、そーちゃんの親友類くんと、綾瀬くんのイトコの有貴くんも大好き。
類くんはワンコっぽいし、有貴くんはツンでかわいいです。
どこかで二人の物語が見れたらいいなと思いました

6

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