冬草
sonnakanji no shiawase na hanashi
平喜多ゆやさんとはみさんお二人による合同誌。
前半はお話担当・ゆやさん、絵担当・はみさん
後半がお話担当・はみさん、絵担当・ゆやさんです。
共に高校の同級生同士の物語になります。
○吉良川くんの話(前半)
元々仲の良い友達、須藤くん(攻め)と吉良川くん(受け)の話。
いつかの本番のための練習という名目で『行為』の提案を
須藤くんから吉良川くんに持ちかけます。
行為がエスカレートしていくにつれ、この関係について
吉良川くんの心がモヤモヤしていって...
ごくありふれた同級生BL、という感じなのですが
設定されたキャラクターやお話の流れ・魅せ方が秀逸で
読んでいて全く飽きません。
たとえ『勘違い』であっても、それが一生だったら『本当』と変わらない、
と訴える須藤くんにきゅんきゅんしました。
○宇田くんの話(後半)
こちらは、攻めの尊一郎くんと受けの宇田くんが
小学生時代からの幼馴染みという設定。
仲が良かったはずなのに、中学時代から疎遠になり
高校生の今も学校では他人だけど、好きだからそばにいたくて、
いつしか体を重ねる関係になって...
こちらもよく見る展開かも知れませんが、
とにかく宇田くんが、体の弱い尊一郎くんを大切にしている事が
すごくよく伝わってきて、きゅーんときました。
『言えっ!俺!』と告白する宇田くんが、たまらなく可愛かった。
同人誌は、ページ数も短いし
特にオリジナルだと番外編より設定を練るのも難しいと思いますが、
こちらは仲良しの作家さんお二人によって、丁寧に作られた一つの作品
という感じがして、とても好感が持てました。
どちらの絵柄も最高にキュートで、
特に甘酸っぱい同級生BLがお好みの方には、おすすめです!
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