神様といっしょ。

kamisama to issho

神様といっしょ。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×28
  • 萌11
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
10
得点
127
評価数
33
平均
3.9 / 5
神率
36.4%
著者
アキハルノビタ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784813030782

あらすじ

つきあっていた男と別れた日、
九十九は腹立ち紛れに部屋を飛び出し、
テキトーな電車に乗って、
テキトーなバスに乗って、
テキトーに寝て、
テキトーに歩いていたら…
目覚めたのは、水神さまとその花嫁(♂)が暮らす家だった!
ちょっと不思議で、ちょっとせつない、
アキハルノビタが綴る人間と神様の物語!

表題作神様といっしょ。

水神さまの花嫁
元職業愛人

その他の収録作品

  • デート
  • カバー下:漫画・イラスト

レビュー投稿数10

なんて、優しいお話なんだろー

読み終わったあと、こころがほっこりしました。
良い話だね〜最後、ニコニコです。

時代錯誤の人柱だの・・・
母子家庭のネグレクトだの・・・

ほんと、どーしょーも無い大人に囲まれて不憫だった、2人だけど。
神様が結んだ縁だったね。

良かった、二人ともお互いを思い合える気持ちがあって。

神様も、河童の姿の方が可愛くて良かった。

最初の読み始め〜河童の姿でBL???まさか、この姿の河童と???・・・(笑)
と、思ったけど(笑)

そうじゃなくて、上手くまとまってて良かったです。

0

同じじゃなくていいじゃない、人間だもの

漫画を読むようになってしみじみ思うのは、クリエイターの中で漫画家さんって一番すごいんじゃないかということです。
作家は文字で、映画監督は映像で、自分の世界を形にするけれど、漫画家は両方を駆使してるんですよね。自分の頭の中にある世界を文字と絵で表現するって、もう完全体じゃないですか。

というわけで、アキハルノビタさんの頭の中の世界は本当に素晴らしい。
ショタ絡みの作品は苦手ですが、こちらの世界観は本当に素晴らしい。
神様と人間。別次元ものたちが触れ合うことでいろんな形の愛が生まれています。

人柱にされた百果を大事に思う水神の朔太郎さんの親心のような愛。
「親もいないいらない子」だった自分10年寄り添ってくれた朔太郎さんへの百果の敬愛。
長くはいられないと知りながら、ひとと暮らすことを決意した朔太郎さんを10年探し続けたクロエの忠心的な愛。
離れることで百果のしあわせを願う九十九の愛。
九十九と一緒にいたいと気付いた百果の愛。

優しかったり切なかったり厳しかったり、どれも素敵に描かれています。

百果が最初に九十九に感じたのは「同類相哀れむ」という種類の傷の舐め合いだったけれど、九十九が自分とは同じではないことを拒絶したままにしないで一歩踏み出してくれて、ほっとしました。
九十九は職業愛人なんていうとんでもない生活を送っていたひとだけど、目に見えるものは全部受け入れるという懐の広さを持っているから、「自分だけのしあわせ」を手に入れることができて本当に良かったと思うし、そういう九十九だったからこそ朔太郎さんも百果を任せられると思ったんだろうなあ。

朔太郎さん、かわいいです。
描き下ろしで「畑デート、洗濯物デート」にはしゃぐ百果と九十九もかわいいです。

神様やあやかし系が好きな方だけはなく、いろんなひとに読んでほしい作品です。

0

ファンタジー

こんな雰囲気の異世界ファンタジー、好きです。
小さな水神様がカワイイ。
巻末の神使も可愛らしい。
本当の贅沢は何、の九十九の百果への答えが良かった。

1

神様といっしょ。

この作品、読めば読むほど神作です
何度読み直しても飽きないし、朔太郎がキュート♪
ストーリー展開がコミカルとシリアスの絶妙なバランス
BLじゃなくても読みたいって思わせてくれます
読み手を置いて行かない、読み終わった時にやさしい気持ちになれます

1

短編で読んでみたいかも

 最初に読んだ『ひみつごと』に雰囲気は好きだけど惜しいとレビューしたのですが、この『神様といっしょ。』を読んで、ますます惜しいと思いました。雰囲気のある絵柄がファンタジーにもピッタリで、水神さまの朔太郎のかっぱ姿は愛らしく本来の姿は色っぽく、都会から来た九十九や神さまのクロエの青文字系なお洒落も素敵。雰囲気も絵柄も設定も、ものすごく好みなんです。だけど4人を描き切れていないと思いました。どこか中途半端です。ストーリーの起伏もあちこちに散らばってしまって、ここぞという盛り上がりに掛けてしまっています。ここグッと来るところでしょというところで、盛り上がりきれないのが残念です。派手にというんじゃなくて、魅せる『技』のようなもの。
 もしかしたらこのお話は短編の方が向いているんじゃないかなと思いました。『ひみつごと』の番外編が、たったの7ページなのにとてもよかったんですよね。『神様といっしょ。』はキャラも設定もとてもいい。アキハルノビタ先生の個性で短編を描いてくれないかな。きっとハマると思うんだけどな。

3

神様は

山奥の一軒家に住む神様は幼い河童の姿で、人間の嫁(男)百果と暮らしている。
その山に人間の男・九十九が迷い込んだ事から、神様と百果の関係が変わっていく。
河童の姿の水神様や、泉に捧げられた人身御供といった、時代不明なファンタジー世界と、現代に生きる職業愛人の二つの世界が混じり合った時、百果の時間は、今を生きる人間の時間を取り戻した?
百果と神様、百果と九十九。
細かいツッコミ所はままあるけれど、河童姿の神様の姿のかわいらしさと、九十九の自然体なポジティブさで、神に近い萌×2。

3

河童マジック

絵も雰囲気も、好き〜!
なのだが、惜しい、あともう一息!

とにかくもう、神様サイドに持ってかれちゃっていて
主役二人は霞んじゃっているからなぁ。
そういう意味でBLとして、もう一息、

話の骨子は典型的なおとぎ話の作り、
ん?というツッコミどころもあるんだけれど……
絵の魅力と、細かい細部がとてもうまい。


職業愛人の九十九は、ある日雇い主に見切りをつけ宛もなく飛び出し
たどり着いたのは昔話のような山の中。
そこには河童と河童の嫁だという百果が住んでいた……。

河童の神様は、可愛い見てくれで爺さんのような喋り、
子どものようなわがままさと老成した大人の面を持ち、
元の姿になるとなんとも麗しい。
そして彼を探してやってくるクロエというパンク野郎も
これまたいい味の神様。
彼らの使役(神使い)もまた可愛らしい。
(カバーしたに彼らに関する記述あり。)

一方の人間組は、惹かれ合う過程がいまいち弱い。
いっそ、BLじゃあなくてふわんと二人仲良しでもよかったかも。
そういう場面もあるにはあるが、うん?どっちがどっち?
個人的には九十九攻めだと思うのだが、そこもふわんとしている。

萌え的には、主役二人より神様二人の関係が読みたし。
想像は膨らむがそこはチラッと匂わされただけなので
モヤっとしたまま終了。

でも、ま、最後河童が並んだ「まえにならえ」のページ
(筋には全く無関係)を見たら、思わず笑みが漏れて
多少のことは許したくなっちゃった。
そこが河童マジック、それこそがこの本の魅力なのかもしれない。


名前のセンスもなかなkいい。
すべての始まりの朔と、九十九と百。
ちなみにクロエは女名だし、フトイは水性植物なんだよなー。

6

どっちだ?

ほのぼのっぽい絵柄に惹かれて購入。
絵もキャラもお話も決して嫌いなタイプではないのですが、
ハマり切れなかったです。他の方のレビューにあるようにちょっと
消化不良気味なお話かも。

あと、私は桃果×九十九だと思ったんですが(襲い受けだと思った)
…どっちだ?
朝チュンなんではっきりしません。
受け攻めがはっきりしているのが好みなので、朝チュンじゃなくて
ちょっとでいいから描いてあったらなぁ、と思いました。

この本の後に前作も読みました。
その上で、シリアス寄りで神様CPのお話が読みたいな、と思いました。

4

江名

かつらさん、はじめまして m(__)m

すみません~情報登録をしたのはわたしです、
絵では攻め受けどちらか判断しかねるので迷ったのですが、
桃果のセリフで「すごい手段で人の中に入ってくるし」
ってのがあって、
その後の九十九の反応から、エッチのことを言ってるのかなーと、
思ったんですよね。
でも、九十九の愛人時代は受けっぽく見えたし、
ほんと、よく分からない…
情報登録も曖昧にした方がよかったかなぁ… (^_^;)
もやもやさせてしまっていたら、すみませんっ m(__)m

作者さんのセンスが素晴らしい

神様と人間とか種族のカテゴリーを越えた心温まるストーリーになっておりました。
相容れない者同士の切なさを感じられる場面もあって切なくて胸がキュンとなります。
なによりも作者さんのセンス光るファション、レトロでキュートな雰囲気漂う背景とか個人的にお気に入りです(*´ω`*)♪
絵柄も透明感あって綺麗で可愛いくてすごく癒されました。
ノンブルへの拘りも素敵です。ページを捲る度にワクワクしちゃいます♪
次回作も楽しみな作者さんです。

8

そこは河童姿の神さまがいる不思議な場所

職業:愛人の九十九(表紙右・攻め?)、
相手の男に「妻に子供が出来た」と言われて速攻で別れて家を出て、
腹立ち紛れにテキトーに向かったて倒れ着いた先は、ど田舎の山の奥。
そして、そこで助けてくれたのが、
子供の河童の姿をした水神さま(表紙真ん中)と、
その嫁という人間の青年・桃果(表紙左・受け?)。
帰る場所がない九十九は、
このふたりの家にしばらくお世話になる事になることに。

しばらくすると、
水神さまにご執心な、ピアスだらけで眼帯をした別の神さまもやってきて、
あらら~さらに賑やかに~?と思ったら、
九十九と水神さまの嫁・桃果の、
切ない子供時代が同時に少しずつ明らかになっていって…


デビューコミックが、ゲイビの監督 × アホっこゲイビ出演者の話で、
エッチシーン満載だったのに対して、2冊目のこちらの本は、
エロに重きを置かない、切なくも温かで不思議なファンタジー作品でした。
あまりの違いにビックリでしたが、今回の方が好きかな。

分かりあえることの期待、分かりあえない失望、
誰かで埋めたい寂しい気持ち、側にいる相手を大切に想う気持ち、
恋、尊敬、執着、感謝、逃避、家族愛…
色んな気持ちが混じり合う中で、神さま達に後押しされるかたちで、
九十九と水神さまの嫁の桃果が手を取って穏やかに歩み出す…

シリアスな過去と想いを、
明るさと温かさと不思議さで包んだようなお話で、
雰囲気はとても好きだし、神さま達の存在感とシュールさがいい。
なんで神さまが河童で子供なんだ!!w
でも、
描かれ切れていない部分も多くて、ちょっと消化不良ぎみでもあるかな。
色々不透明で謎が残って、気持ちを乗せにくい部分があったし、
神さま達の恋も、もっとちゃんと読みたかったし、
あと、エロが朝チュンなのはすごく勿体ない気がしました。
描けるのだから、もう少し見せて欲しかったな。

だけど、今回の本を読んで、
アキハルノビタさんの今後の作品がより楽しみになりました。
次はどんなお話をどんな風に魅せてくれるのかな。

萌え×2寄りです☆

9

江名

かつらさんの解釈をお聞きし、やはり攻め・受けがどちらなのか、はっきりしないのが正解なのかもしれないと思い、せめてもと名前等の情報の後に「?」を付けて修正依頼を出しました。
もちろん、必要と感じましたら、さらに修正をかけてくださいm(__)m
情報登録、修正依頼はどなたでも行うことができます。

かつら

こんばんは。初めまして、かつらです。
コメント、ありがとうございました。
こちらの方こそ申し訳ありません。提供して頂いた情報を否定した
つもりは決してないです。もちろん、モヤモヤもしていません!
百果のセリフについては、「すごい手段(セックス)で人の(心の)
中に入ってくるし」と解釈したのもあるし、それ以前にすべてにおいて
単純に「どっちがどっちなんだろ」という感想をそのまま書き込みました。
とりあえず、今持っている本の整理がてら…と初めてレビューを
書いてみたんですが…レビューって難しいですねぇ…。

本当に、お気遣い頂きましてありがとうございました。
レビューを書いてみて良かった、と思えました。

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