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kotonohadayori
内容は短編いくつかと、表題作の構成です。
今回は、前作のじめじめさやうじうじさ成分が少なく感じました。
(むしろ、糖度高めかと思います)
話の内容は、身内バレという物凄くありがちな展開なのですが、その困難を乗り越えて、特別な何かがあるわけじゃないけれど、とっても幸せそうな二人が久しぶりに見れて、読んでよかった、買ってよかったと思いました。
また、挿絵が多く、前作よりも三池先生のイラストがさらに美麗化していて表紙から何からもう全てがお気に入りです。
結構本自体は分厚いのですが、あっという間に読み終わってしまいました。
(ドラマCDも楽しみです)
是非前作をご覧になっている方には、読んで欲しいと思います。
我ながら感心したけど、ここに収録されているお話、ほぼ読んでいた。
でも、読んだ時期や媒体がいろいろごっちゃになっていたので、こうやってすっきりきれいな本にまとめてもらえてうれしかった。
表題作以外は、元々が、おまけ的な番外ストーリーだったり同人誌だったりなので、甘くてほのぼのしたお話が多い。
普通の商業作品だとだいたいの所、出会った二人が恋をして、紆余曲折あったけど、無事にくっついておしまい。
作者さんがこれでおしまいとペンを置いたら、その物語の中の二人の世界はそれ以上は進まない。
でも、いくら虚構の中で作られたキャラクターだとしても、作者さんがその二人の事を考えることをやめなければ、二人の物語は進んでいくわけで、
付き合って、それから先の物語。
ちょっとお高い本ではあるけど、全部は集めにくい番外編や同人誌でかき続けられた、言ノ葉ノ花の二人の物語を見届けて、そして、ドラマCDも聞いてね。
幸せな読後感だった。何本か読んだのはあったけれど、こうして通して読むと本編後のゆっくりとした時間の流れと、お互いを思い合う姿が見られて幸せな気分になった。カミングアウトのことも、丁寧に描かれていて切なかったけれど、結果的によかったなーとしみじみ思えた。
これからも余村と長谷部はすれ違いながらも、離れずに一緒に過ごして物語は続いていく気がする。すてきなお話を読ませてもらって、ありがとうございますといいたい。
ただ、大きなサイズで読み応えもあったけれど書店で見つからなかったのが残念。
前作がとても好きだったので、楽しみにしていました。
私はファン後発組なので、こちらに掲載されてたお話は全部初読みだったので、甘々なその後の2人の姿が嬉しかったです。
攻め様は受け様が大好きっていうの読みたいので、今回、一話だけあった攻め様である長谷部くん視点のお話がよかったなー。
あとがきで先生が長谷部視点が一話だけだったのは心残りだからまたどこかで書けたら、とあったので、また長谷部視点のお話、期待したいです。
今回は長谷部の妹の果奈ちゃんへのおもわぬカミングアウトが発端で2人がすれ違っちゃうお話がメインでした。
「わかった」って言ってるから大丈夫、という長谷部に対して、どうしても果奈への遠慮する気持ちからぎくしゃくしてしまう余村さん。
でもやっぱり長谷部からは離れることはできないから、果奈に理解してもらえるよう、これからも言葉をつくして伝いえいきたい、とうったえる余村さんがかっこよかったです。
今まで苦労かけてきたお兄ちゃんの幸せをだれよりも願ってる果奈の気持ちもわかるだけに、ラスト、ブーケを投げるシーンは果奈の潔い想いがよかったね、でした。
他の短編も、何気ない普段のデートや花火大会、誕生日、クリスマス、とイベント毎のあっまーいお話で、けっこうエロも多いのか?濃厚なのか?とにかく読み応えのある一冊です。
前作では心の声が聞こえるがために孤独の世界に生きていた余村さんにとって、今回のような当たり前の恋人同士としての毎日がどんなに幸せであるのか。
そしてその孤独を知ってるからこそ笑顔で寄り添って生きたいと願ってくれる長谷部。
2人のこれからの幸せを心から願うお話でした。
「言ノ葉」シリーズ第1作、「言ノ葉ノ花」の同人誌・小冊子・ペーパー・全サ等々のまとめの一冊となっております。
同人誌など追えないファンにはプレゼントのような作品ですね。
内容は、長谷部x余村の、巡る季節と共に深まる甘々な、切実な、そして激しく濃いH、が中心です。(心の声はもう聞こえていません)
「言ノ葉」シリーズの他作品で、パラレルワールドにおけるシュウxカズヨの切なさに戸惑った身としては、こちらの全編きちんとしたカップルとしての2人の姿を読めたことが、単純に嬉しい気持ちでしたし、非常に納得のいく展開でした。
途中、長谷部の妹に同性愛関係を知られ、余村・長谷部・果奈の関係がギクシャクしたりの一編もありますが、ラスト、プロポーズのような2人の会話(両プロポーズね)もあり、幸せな読後感でした。
長谷部修一×余村和明のリーマンものです。
「言ノ葉の花」の続編となっています。前作では、ある日突然余村が人の心が読めるという特殊能力を持っていました。
でも、聞こえるなりにどうにか生活していて、長谷部といい感じになっていたところ、これまたある日突然、心の声が聞こえなくなったりで
そりゃあもうウダウダ・ウジウジしてて長谷部と紆余曲折あった後の話となります。
前作でも個人的には「余村めんどくせー!!」と思っていたのですが、今回も「余村めんどくせー!!」と思ってしまいましたね。
おかげさまで読み終わるのに少し時間がかかりましたね~。
確かに、元々仲のよかった彼氏の妹(果奈)に関係がバレたらウダウダ考えても仕方がないとは思いますが、心の声が読めるとカミングアウトして
理解してくれた長谷部にも相談すればいいのに・・・と思いますよね。
まぁ、長谷部とは考え方が違いましたが、それでも話しあって2人でなんとかしなさいよっ!って読みながら悶々していました。
しっかし、果奈は本当に良い子だよなぁ~と思いました。あんだけ、否定していたのに最終的には自分の結婚式に招待するわ、ブーケは渡すわで、少し泣きそうになりましたね。
2人の関係を知ったときは、あれだけぎこちなかったのにっ!!と思いました。余村も長谷部も苦労した甲斐があったってもんですよっ!!
ぶっちゃけ、お値段は少し張りましたが、同人誌・ペーパーなどを持っていない方には優しい1冊となっていました。私も持っていなかったので非常にありがたかったですね!!