屋根裏の猫

yaneura no neko

屋根裏の猫
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×25
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
41
評価数
12
平均
3.5 / 5
神率
8.3%
著者
火崎勇 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
ISBN
9784778117931

あらすじ

入院した祖父の家でしばらくの間一人で留守を預かることになった霧島慶太。ある夜、物音で目を覚ました慶太が、その原因を突きとめるべく屋根裏部屋を覗くと、そこには豪華な金色の髪に素晴らしい美貌の外国人の男がいた。驚く慶太に男は、自分は昔この家で飼われていた猫のベルナーだと名乗り、恩返しも兼ねて時々遊びに来ているのだと言う。以来、慶太と元・猫(?)ベルナーの奇妙な関係が始まるのだが…。

表題作屋根裏の猫

自称慶太の祖父が昔飼っていた猫
輸入品会社の営業二課勤務

その他の収録作品

  • 猫の魔法
  • 猫の独占欲
  • あとがき

レビュー投稿数3

猫なの??猫??

とんでも設定???と思っていましたが
そうではありませんでした!

受け様の仕事に対する気持ちや、攻め様に対する気持ちが
しっかり書かれていて感動モノでした (´;ω;`)

昔飼っていた猫のベルナーだと名乗る攻め様ですが
最初は本当に正体不明だし、猫のベルナーだと思っちゃいます!
犬は人に猫は家になつくように
ベルナーと名乗る攻め様は、週に数日だけ寝に帰ってくるだけなのです
この攻め様を猫にたとえて書かれているのが
凄く面白くて引き込まれます!

受け様は攻め様に迷惑をかけないようにと
仕事を本当に頑張ります
あて馬にも色々言われて困り果てる受け様ですが
それでも逃げずに向かって行きます

攻め様の心情が前半「なんだよ!」てぐらい読めないので
読んでいるこっちが受け様よりヤキモキしたりw

作者さん買いはしますが
基本、話の内容と表紙絵で決めていますが
だいたい、いいな~趣味じゃない設定だけど読んでみたいな~と
思って買ってみたら火崎勇先生の作品だったりするので
きっと自分が読むにあたって本当に自分にあった作家さんなんだと
今回の作品で改めて再確認!
あとがきもその後を垣間見せてくれますしねw

最後に、今回あて馬の方が受け様の弟を狙ってる感じ!!
続編に大期待です!!!!

4

健気・・・

苦手なタイプの話の流れでした・・・。
中立と萌で悩みましたが・・・。
2話めの話はとくに・・・。
受けの慶太のことを思ってのことだったっていうのは後からわかるのですが、最初はわからなくて、慶太同様、なんで?って感じで。
ちゃんと話していればわかることなのに。
当て馬の織田もイライラさせられるし。
彼は彼なりに攻めのことを思ってのことだと後からわかるんですが。
でも、わたしはこういう流れがホントに苦手で。
慶太が辛くても仕事も頑張るし攻めの彼のことを手放すまいと行動するところは本当に良かったです。
慶太があの性格じゃなかったら、真相が分かる前にダメになってたんじゃないかと思うほど。
最後の短編・・・織田が慶太の弟を気に入ってるのが気になる・・・(w
続編あるといいなー

2

王子様な猫と健気な会社員

セレブ臭はしても地味目です。
キラキラ王子様な会社経営者と会社員の恋、ではありますが身分違いの恋の行方的な話とはちょっと違う気がします。

以前火崎さんの作品で、元は犬だったけれどどういうわけか人になったという『恋愛ビースト』を読んだことがありますが、今回のは本当に猫だったと言うんじゃなくて、忙しい仕事から逃れるために何も持たない猫になった気持ちが過ごしたかったというだけでちゃんとした人間でしたが、本当は猫では?と疑いながら読んでしまいました。

中編が2編と後日談的なショートストーリーでできています。
前半の表題作は、祖父の入院中の留守番と飼い犬の世話のためやってきた会社員と、なぜか屋根裏部屋に寝泊まりするキラキラ王子様系の外国人の出会いと恋人までの道のり。

じいちゃんの知り合いとはいえ無防備すぎるよ慶太。
身元もわからない自分は猫だという謎の多い怪しいイケメン君を寝泊りさせるなんて。
だけど、そんな風に背景のわからない相手だからこそ、そのままの姿で知り合いとは好きになれたのかもしれませんね。
けど、王子様の方はみんな知っていたんですからなんだか慶太を試してたみたいでそこんとこはちょっと嫌かな。
自分の資産や身分を当てにして近づいたんじゃないと確信が持てるまで隠してたんですからフェアじゃないっていうか。

後半は『猫の魔法』
気持ち通じ合ってめでたしめでたし、とはいかないのか恋愛というもの。
それからの方が大変なことも多いのですよね、というのがこちらのお話。

会社では甘えたり公私混同したわけでもないのに話しかけても冷たかったり無視されれば悲しいしし寂しい。おまけに大学時代からの友人という取引先の会社社長の織田からは俺の恋人に手を出すな的なことまで言われて、大ショックです。
クラウスは何も話してくれないし自分勝手だし会話が足りなすぎる。
でも、慶太のえらいとこは、そんな中でもせめて仕事では頑張りたいと一人の努力するところ。
こういう攻めは苦手だな。
というわけで萌え度は低めです。

短編『猫の独占欲』
プライベートでは猫でいられるからこそ多忙な社長業もこなせる唯一の癒し。
慶太はそこんとこをわかってあげて仕事も頑張って家では社長を甘えさせてあげるとってもいい子です。誕生日も一緒に過ごしたいのに忙しいのならと仕方ないと一人コンビニ弁当を食べるなんて健気過ぎるでしょう。(後で知って駆けつけてくれましたが)
と思ったらこんな恋人嫌だなと思いました。

慶太の弟に異常に興味を持ったみたいな織田が気になる。
というか気に入らないやつだから痛い目みないかなと思うし、慶太たちの邪魔しないようになればいいとは思う。スピンオフの構想はありそうですがどうかなー。

1

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