江名
junjo recipe
タクローの実家で一緒に年末年始を過ごしに来た岩塚は、
その実家の温かい雰囲気に思わず涙してしまう。
その場の空気と壊してしまうと心配する岩塚だけど、
実家のみんなは本当に優しくいい人達で、
泣いたことは軽くスルーしてくれる。
岩塚は、こんな温かな年末年始を過ごした経験がない。
両親は岩塚が物心ついた時にはすでに冷え切った仲で、
両方ともが浮気をしていて、そのうち離婚。
愛情は長く続かないと子供ながらに悟った岩塚は、
親にとっても愛らしい子ではなかったのかもしれない。
次第にあまり家に帰らなくなり、
高校卒業後にはちゃんと家を出た岩塚に、親からの連絡は何もない。
そんな自分と、こんな温かな家族に囲まれて育ったタクロー。
そのあまりの違いと、
タクローも本当だったらこんな温かな家庭を持つような人だ、
浮かんでくるそんな思いは岩塚自身を追いつめてしまう。
夜、タクローとふたりで布団に入った岩塚は、
嫌がるタクローを抱こうとする。
いっそタクローに激しく拒否されて、別れた方が…
そんな自暴自棄な思いがあるのかもしれない。
でも、タクローはそんな岩塚を抱きしめて、
「 ためすようなこと、すんな…って! 」
そして、
身内にエッチに気付かれたら困るという思いもありながら、
「お前が安心するっていうなら…腹くくってつき合ってやる!」
そう言ってそのまま実家で抱かれることを許してくれる…
タクローは岩塚の面倒くさいところも、
愛されたくて堪らない寂しい子供な部分も全部分かって、
それでもちゃんと好きでいてくれてる。
それを知った岩塚は涙目になって、本当に大きな子供みたい。
より分かり合って絆が深まって、とても幸せそう。
そんなふたりの姿が見れて、ホントよかったな。
ああでも、
エッチをお母さんに見られていたみたいで、
それはちょっと…大丈夫かな?w
岩塚×タクロー編は、とりあえずこの同人誌で一段落で、
次作は三浦×上田編の予定だそうです☆
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