条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
koi to kidukuniwa mada tooi
七緒さんの本というと、
悪くないのだけどあっさりであまり記憶に残らない…という印象。
ちょっとは違う感想を持てるかな?
そう思って手にした新刊ですが、
残念ながらコチラの本も正にあっさりーーという感じでした。
というか、
2009年~2012年掲載の短編4本をまとめた本なので、
2014年に出た「忘れるのはもったいない」の方が中身は新しいのかも?
(そちらはわたしは未読なんですが)
■表題作「恋と気付くにはまだ遠い」2話+描き下ろし6P
親友で幼馴染み同士の大学生、友達関係を失いたくなくて、
受け(表紙左)への想いを封印しようとしている攻め(表紙右)。
だけど、そんなことは知らず、受けは攻めにベッタリ。
それが辛くなってきて悩む攻め、その姿を見て受けは…
結局、受けも攻めが気になっていたんだね…という、
なんともお決まり、安易な展開に思えてしまいました。
描き下ろしは、
H後の余韻を大事にしたいという話で、初々しくて可愛かったな。
■「好きじゃないと」 2話
このお話が一番面白かったです。
友達同士でAVを見ながらヌいちゃって、Hもするようになって、
いつの間にかセフレっぽい間柄になった2人(多分大学生同士)。
こんな関係はもう止めようと攻めが言いだしたので、
「好きなんだ」と受けは告白すると、攻めは口ごもってしまう。
なので、すぐに告白は冗談!ってことにするけれど…
受けが泣きながら、
好きだから、顔見たらやりたくなんだもん~~!!と、
大学の友人に相談している姿が、可愛くて可笑しかったです~
くっついた後は、
結局会うとセックスするばかりになって、
それを悩んだ受けはまたまた友人に相談~
相談って言っても、
一方的に話してるだけで、友達の話はちゃんと聞いてないw
でも、その子供っぽくバカっぽいとこが、なんとも可愛らしかったな。
あと、
これから恋が始まりそう…という大学の先輩後輩の話や、
遊び人のバイ×1度だけ寝た童貞のお話、こちらも大学生同士。
あ、この本、全部大学生CPですね、
特に関連はしてなかったと思うんですけどね。
背景をもっと描き込んでみたり、
あと2歩くらい踏み込んで心情を描いて切なさに深みが出せたら、
もうちょっと違うんじゃ…なんて、素人的には思った1冊でした。
全部で4組のカップルのお話が収録されています。
表題作シリーズは以前に『adoucir』で読んでいたはずなのですが、全く覚えてなかったです(汗)。
絵柄はスッキリ綺麗で台詞も読みやすいのですが、キャラの外見が似通っていたので、もう少し色々なキャラを見たかったなと思いました。
主人公は全員大学生の若者。
先輩後輩、同級生と幼馴染のカップルがいます。
H度は全体的には少なめだと思います。
お話もあっさりとした作品ばかりで読みやすいのですが、もう少し深みが感じられたらまた違うのかなと思った作品集でした。