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俺が泣き虫だってことを、きっときみは永遠に知らないままだろう。
heaven's rain
瑛仁への揺るぎない想いを持ちながら思考はいつもマイナス気味で、
不毛な恋だとわかっていてもそれに一生を捧げようとさえ考えるいじらしさに胸が苦しくなり
いつか訪れる彼との終わりを無意識のうちに受け入れている凛の姿に切なさが募ります。
暁天が登場したらしたで今度は気持ちがかき乱されてしまうし、彼の幸せはどこにあるんだろうか?みたいな八方塞がりな現実が本当にツラかった…。
ただこの時点では瑛仁との未来が明るいものであればいいな、などと願っていたので
ここから想像していたものとはまったく違う方向に広がっていくストーリーに引き込まれまくりでした。
過去に遡り前世での繋がりが明かされていくと、
それぞれの人生の中でぶつかる困難や葛藤が繰り返されていくことに理不尽さを感じずにはいられません。
魂自体の宿命だと言われてしまえばそれまでなんですが、凛の魂の報われなさが本当に悲しくて
なんでこんなにことばかり彼の身に降りかかるのだろうかと苦しくなりました。
でも。"天使として"リンの側にいたタカさんの存在意義が変わったように、
輪廻した先の世界にも少しずつ変化が起きていることに救われます。
短命ではあるけれど凛の寿命が長くなっていたり
一緒に過ごす時間がより濃密になっていたり、
ふたりそろって『幸せ』を噛み締めている様子が本当に眩しくてすごくあたたかい気持ちになりました。
何度転生しても別れは必ずやってくることや、
凛の居なくなった世界を暁天は生きていかなくてはいけないことなど
やるせない部分はたくさんありましたが
それでも暁天と凛が出会うという運命が変わらないのは魂が強く結ばれている証だと感じられるところには
苦しさ以上の幸せが溢れていました。
瑛仁や明美には色々と思うところがありますが、
それも含めて暁天と凛の『運命』なのでしょうね。
そしてこの次のふたりの人生にも、きっと幸せが待っているんだろうなと感じました。
ファンタジー要素はありながらでもしっかりと現実的な部分もあり、
たくさんのことを考えさせられるような。
ボリュームのある一冊、読み応えがあってめちゃくちゃ面白かったです…!
作者様の作品はこれが初めてです。
ネタバレありです。
攻め 暁天
受け リン
攻めの兄 瑛仁
受と攻の兄は不倫関係。
攻の兄が既婚者。
<お気に入りのポイント>
兎に角、攻めは受けに執着していて、受けに相手にされなかったといって、簡単にへこたれない。執着といっても、ネチネチやメンヘラタイプのものではなく、どちらかと言うと、硬派で優しいオサーンが頑張ってる感じ。
受けは、最初は攻めにドン引きしてて、関わりたくなかったので、辛辣な言葉を吐く。私はネタバレ無しで読んだ為、隠された事情を知らず、心の中で、この不審者(物語の攻めなんですけど、、)にもっと言ってやれ!警察に突き出せ!と、受けに加担しながら読んでました。
このお話で一番ときめいたのは、攻めが必死に受けにアピールしている場面です。そういった攻めが受けをデートや行事に誘う場面は多々あります。その時の2人のやり取りが大変良い。そして、受けは段々と恋に落ちていく。
攻めが何度でも受けを探して好きになってくれるなんて、ロマンチックです。
<悔しいと思ったポイント>
このお話では、登場人物が皆幸せになるハピエンです。それはそれで良かったものの、個人的に、奥さんに不誠実で、受けを利用してた攻めの兄には、正直ムカつきました。利用してたと言っても、受けを酷く扱っていた訳ではないので、周りからドン引きされる訳でもなく、そこがまたずるいというか。受けも無実では無いが…。
不倫は奥さんも納得した上での関係ではあるけど、攻めの兄は結局、美味しい所どり。本人も色々悩んでいたのは分かる。しかし、男との関係も楽しんで、彼と別れて、最終的に妻も子供も手に入れた。良かったねと素直に言いたい所だけど、酷い奴じゃなかったのなら、もう少し受けに優しくして欲しかった。特に、別れる際にはもう少し気の利いた事を言って欲しかった。それが無かったので、受けも別れた前も後も長い事苦しんでて気の毒だったし、攻め兄に対する悪印象が残りました。…そう思うのは私が卑屈な人間だからかもしれないですが…。
そんな理由で、攻め兄と彼の妻視点の章は早回しで読みました。
初読みの作家様です。
はっきり言って文章はそこまで上手いとは思いません。物語の進め方も始めの方はなんだか冗長で、「あー失敗したかも…」と思ってしまったくらいです。各章の一人称もみんな「俺」で、誰が語っているのかが読み進めないとわからない。一人称語りで、見たこともないような難しい漢字の形容詞?がいきなり入ってきたり。
現代ものなんだー、と思っていたら、怪しげな事を言い出す攻めの弟が登場。再び「失敗か…」と思いつつ読み進めると…。
ここまで純粋に、愛し、愛される二人を描いた作品はないのではないか?とまで思えるほど入れ込んで最後まで一気に読了。
ファンタジーといえばそうなんですが、もっと普遍的な、「愛」を伝えてくれる物語でした。
YOCO先生絵師本をコレクションしているため、ブックオフで購入。
凄く分厚い本。小冊子がついていなかったので、電子版を購入。重いので、電子版のほうが楽。
あとがきにある「あめが消えるところ」も、読んでみたい。
「天使だった男と紡ぐ、永遠に続く幸福への旅路。」
「人間の幸不幸を学ぶ必要のある者が天使に選ばれる」
「涙は魂の叫び」
・・・意味不明な説明文だけど、とにかく読んだ。
主人公のリンは心臓病、短命を覚悟している。
リンには相愛になれない恋人が居る。恋人には妻がいる。
ある日、恋人の弟から「俺のところへおいで」と声をかけられて、恋人の弟と交際することに。
天使だった恋人の弟、暁天曰く、
瑛仁の弟、暁天の前世は天使。そして今世は人に生まれている。
何度生まれ変わっても、リンを見つけて恋をして、リンを看取ることの繰り返し。
譬え肉体を持っている時の交際期間が短くても、それで十分幸せなのだ
・・・と、リンとの関わりを説明する元天使。
既婚者の兄とリンの不毛な恋は、暁天と出会うきっかけに過ぎなかった。
リンが発作を起こす、余命は僅か。
弱ったリンの枕元で、また生まれ変わってリンを見つけて恋をする、と言い切る元天使。
それを聞いたリンは、死への恐怖が消える。
やっと、二人の来世は明るい人生になりそう、という示唆を置いて完結。
寿命が長ければ幸せ、じゃなくて、生きる時間の密度に意味があるんだなと思った。
「またいつか会える」と思えば、死に別れても、絶望はしない。
「死んでまた出会う」約束を交わした二人にとって輪廻は長い長い旅に過ぎない。
輪廻と時を経た再会の約束は、とても仏教的。
何度生まれ変わっても必ず恋人と出会えるリンは、もの凄く幸せな魂の生涯を送っているのかもしれない。
あ~、リンが羨ましい。
編集機嫌切れなので、ここにメモ。
構成がすっきりしないで、経緯を把握しにくい。
作中、主人公二人にとって脇役の藤岡瑛仁の同級生の美少年や妻の明美についての説明と過去が盛り込まれれているが、どうして必要なのか疑問。
生きていれば、色々なことが毎日起きるので、凛を取り巻く人達について書いて、別れた後も心配がないということや、
タカさんと出会う為の切っ掛けとして、藤岡瑛仁が必要だったのかもしれないけれど、
物語の展開上、重要な要素ではないので、別の番外編で書いたらスッキリしたんじゃないかと思う。
物語の流れの淀みになっているように感じて不快だった。
凛が再生して、タカさんとの出会いを思い出す為に、どうしても必要な事項ではないと思う。
それよりも、小冊子で別にした内容のほうが、本編に入れるべき内容だったんじゃないかと思う。
病弱で一途な子。凛の最初の印象。
可哀想だから、瑛仁との関係が凛にとって良い方向へ向かいますように。と、思いながら読んでいました。だって、表紙の2人でしょ。
でも、違った!
あれ!?天使?何このせつない2人。。。
一気に瑛仁との関係を打ち切って貰いたくなり、瑛仁がひどく嫌な人間に思えてきました。
でも、読んでいて自分の気持ちがコロコロと変わり、嫌な登場人物だなぁと感じても、朝丘先生の作品は、一人ひとりの人格をしっかり作り込んでいるので、最後にはそんな気持ちはなくなるのです。それも、わたしが朝丘先生の作品を好きな理由なのかなぁとこの作品を読み感じました。
リンが暁天と出会い、生きることを明確に考えるようになる姿は今までと別人!
暁天は何があってもリンが好きで、一緒にいようという気持ちは揺るがないので、後半幸せに浸りながら読むことができます。
出会って一緒に住んで、たぶん2人でいられた時間は5年ほど。。。
その短い幸せのために、暁天がどれだけ必死にリンを探し、長い間一人でいたかと思うと切なすぎる。
そして、来世でも同じようにしようと思ってる愛の深さ。
この先も2人が出会い結ばれることを願ってしまいます。出来るなら早くに出会わせて、一緒にいられる時間を多くしてあげたい。
読み終えて、思い起こすと後からジワジワとくる作品です。
残酷な運命を抱えた2人の輪廻転生、そのいくつもの物語のひとつを覗いている。
妻を持つ瑛人を好きな凛、そしてそこに突然現れた瑛人の弟、暁天。
初めは暁天の意味不明な発言と行動にもやもやとした疑問を抱えながら読み進めることになると思いますが、その言動の意味が物語の途中で明かされた時、きっともう一度彼の発言を読み返したくなります。
ページ数が多く手に取るのを躊躇する気持ち、私自身そうだったのでよく分かるのですが、実際読んでみると本当にあっという間です。あっという間ですが、心に残る余韻が半端ではない。
読み終えた時、誰もが彼らの幸せを願わずにはいられないでしょう。
(以下ネタバレ注意……というか読了済でないと分からないかも)
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今回メインとして語られた“暁天と凛”の話でも、いつか凛に『終わり』が来ることが分かっていて、それぞれが抱える運命がある限りそれは変わらない。けれど、2人がその運命を持って生まれてくるからこそ、次の輪廻を、再会を信じて、光のある『終わり』を迎えることができるのですね。
小冊子の最後、次の2人は高校の同級生。前世よりずっと早い出会いで、しかも前世ではあんなに離れていた歳の差が無い。2人で過ごす時間はきっと初めよりぐっと増え、輪廻を重ねる度に2人を取り巻く環境が良くなって行っているのが分かります。
きっとこの世界でも凛の『終わり』が訪れる日は来るのでしょうが、この先この世界の2人が積み重ねる沢山の幸せな思い出たちも、きっと次の輪廻へと繋がっていくのだろうと思いました。
いつかの凛が言っていたように、輪廻を重ねた先で彼の病気を完治させられる技術が生み出され、2人が病気によるものでない幸せな『終わり』を迎えられる日が来ることを祈らずにはいられません。
瑛仁さんの漢字を間違えておりました、瑛人ではなく瑛仁です。申し訳ない……
天使だった男が、何度生まれ変わっても短命の受けを愛し続ける輪廻転生もの。
短命の運命を背負ったリン(受)が、暁天(攻)の兄、瑛仁と不倫しているシーンから始まります。
生まれつき身体の弱いリンは、残りの人生で誰かと恋をすることに憧れていました。
長生きはできないと知らされているリンは、大学へは進まず、弁当屋でバイトをしながら慎ましやかに一人暮らしをしています。
そのバイト先の客として出会ったのが瑛仁で、弁当を買いにくるたびに言葉を交わしているうちに惹かれ、リンは瑛仁が既婚者だと知っていながら不毛な関係に至ります。
家に来ても絶対に私物は置いていかない。好きとは言わない。電話もしない。…愛されているとは感じさせない。
不満はないと自分に言い聞かせながらリンは残りの人生を賭けて彼を好きでいようという固い決意を持っています。
そんな中、唐突に暁天さんは現れます。
「兄から手を引いて俺のところへおいで」
本のあらすじにもありますが、この暁天さん、前世では天使だったんです。
短命の運命を背負ったリンの人生を、ずっと傍で見てきました。
リンの、一つ前の人生が終わりを迎える数日前、ずっと一方的に見守っていただけのリンの目に、唐突に暁天さんが見えるようになります。
リンに自分の言葉が届くことが嬉しい。
リンを幸せにしてあげたい…
でもこの身体ではリンが望むものを与えてあげることができない…
残りの時間を恋人のように過ごすようになり、少しずつリンの寿命が近づく中、暁天さんは、来世では人間になって「リンが生まれ変わるたびに探し出して幸せにする」と約束します。
そして今世、天使の涙を流したことで人間として生まれ変わったものの、リンの好きになる相手である瑛仁の弟という厄介な立場で生まれてきます。
毎日のように弁当屋に通ってリンを口説くのですが、リンの方は不倫相手の弟が近づいてきたことでもちろんかなり警戒します。
それに加え、暁天さんは初対面にも関わらず自分に愛情を示し、まるで透視能力でもあるかのような口ぶり。
けれども、なんだかんだ理由をつけながら外に連れ出し自分の狭い世界を広げてくれる暁天さんに、リンはだんだん思いを変えていきます…
* * *
この本、暁天さんとリンの視点だけでなく、途中で瑛仁と瑛仁の妻の視点も入る珍しい構成をしています。
メイン2人の話をもっと読みたかったと思わなくもないですが、背景が見えるとストーリーに深みが増します。
女性視点に入った時は一瞬戸惑ったものの、それぞれいろんな葛藤や思いがあるのが分かり、読み応えがありました。
なんというか、朝丘さんの書くお話って、朝丘さんにしかない不思議な空気感があります…
読んでると、雨上がりの匂いとか、夏の匂いとか、生温い風の感触が鮮明に浮かんでくるんです。
キラキラしてて綺麗で、幸せで、でもどことなく寂しい空気も漂わせていて、幸福な時間の尊さを感じます…
暁天さんの途方もない愛情と包容力も凄いです。
嫉妬に振り回されて酷いことしたりなんてしません。
本当にリンを大切に思ってるんだなあ、と感じます。
暁天さんは何度も惜しみなく「愛してる」という言葉を使うんですが、この言葉がこれほどしっくりくるキャラは他にいないんじゃないかな…そのくらい暁天さんから発せられる言葉には一言一言に重みがあります。
「俺が泣き虫だってことを きっときみは永遠に知らないままだろう。」という煽り文、これも読後読み返すとすごく胸に沁みました…
もう二度とリンをひとりにはしない、寂しい思いはさせたくないという思いが詰まってます。
暁天さんは何度生まれ変わってもリンを見つけ出して恋人になることが自分の幸せだと言うのですが、リンがいなくなった後、リンのいない世界でひとりで生きていく暁天さんのことを想像すると胸が苦しいです。
それにしても、このまま暁天さんだけひたすら記憶が積み重なっていったらどんな人間になるんだろう…
暁天さん、今世のリンに前世の自分達の話は最期までしないんですが、瑛仁には物心ついた頃から「サクラリンに会ったら教えろ」と予言のように何度もすり込んできていたらしく、客観的に見てかなり変な人なんですよね。
言動が浮世離れしていて、でもそこが魅力的でもあります。
暁天さんの抑揚のない独特な優しい口調も好きです。少し少年っぽさを残した性格も。
あと、リンのバイト先に毎晩通って声をかけていくから、バイト先の人達に、変態なストーカーだと思われているエピソードがちょっと笑えました。
店長に「面倒な客なら来禁にしてやるぞ」って言われてる暁天さん…笑
この本何度も読み返しているんですが、ストーリーが面白いから読み返したくなるというよりも、またこの世界に浸りたくて帰ってきてしまうような、そんなお話でした。
いろんな言葉が心に残ります。
yocoさんの絵も、世界観に合っていて素敵でした。
出逢えてよかったと思える一冊です。
*
個人的なイメージソングで、歌手名は伏せますが”世界一好き”という曲があって、教育テレビみたいなテンポの曲なんですが歌詞が幸せな2人にすごく合います…
本作の前に、泣ける小説をということで転生ものを読み、とても感動したので続けて転生ものを選びました。そもそも生まれ変わりを信じている私は、輪廻転生をモチーフとしたお話が大好きです。
今作も心が揺さぶられるほどの衝撃を受けました。じわじわと心に染み入る言葉の数々。グッときました。朝丘先生は一言一句を大切に、細やかな心遣いをもって、言葉を紡ぎ出す天才ですね。
朝丘先生作のレビューをするのはこれが初めてですが、電子書籍で販売されているものは殆ど全て読了するくらい、作者様の大ファンです。
あらすじ
リン(受け)は、21歳。短命という宿命を負っています。攻めの兄であるアキトとは不毛な関係です。それでもリン(受け)は、自分の残りの人生をかけて恋をするつもりでおりました。タカ(攻め)に会うまでは。タカ(攻め)はアキトの弟で、強引にも「兄から手をひいて俺のところにおいで」と誘うのです。最初は抵抗していたリン(受け)ですが、徐々に絆され心惹かれていきます。
そして、回想(前世「天国には雨が降らない」)シーンに移ります。生きるとは何か、自分の果たすべき役割(使命)とは何か、人はなぜ転生を繰り返すのか、幸福とは何かなど心にズドーンと来る話が、二人の睦みと共に延々と綴られます。二人は運命に導かれて今世での出会いを果たしたのだと、十分納得できる素晴らしい内容でした。
前世での記憶はタカ(攻め)によってのみ明らかになり、リン(受け)にはその記憶が一切ありません。ですが前世での想い人タカ(攻め)には、何度生まれ変わっても忘れないという特殊能力(?)があり、必ず探し出し、リン(受け)を幸せにすると約束してくれるのです。
前世でも今世でも来世でも二人は出会い、恋をする。けれどもリン(受け)は何度生まれ変わっても、短命の宿命を負っています。二人の逢瀬は短く儚い。それゆえに、余計に萌えます。短い時間だからこそ懸命に生き、愛を育み貫くことが出来るのでしょう。
私の好きなエピソードの一つに「親指相撲」をする二人の微笑ましいシーンがあります。前世でのやり取りです。是非皆様にも読んでほっこりして頂きたいです。
その親指相撲をタカ(攻め)の提案で今世でもするのですが、似たようなシーンで、前世と同じ反応をするリン(受け)に、ウルっと来てしまったのは私だけではないと思います。
あと、私には難解でちょっと理解不能なこんなセリフがあります。
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リン(受け)「輪廻転生があるなら、どうして俺はいまの意識しかないの?」
タカ(攻め)「いまを生きてるのがリンだからだよ。”前世と今世”の感覚は”昨日と今日”とは違う。”誰かと自分”だ。リンが俺の意識を自分のものに出きないのとおなじ」
リン(受け)「前世や来世の俺は他人ってこと…?」
タカ(攻め)「魂はおなじだから”他人”ではない。”別人”に近い」
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「誰かと自分」のくだりは何となく分かるような気がします。でも「他人」ではなく、「別人」というくだりが良く呑み込めず、修行が足りないなー私って感じています。
たぶん、きっと、もっと私が深く真剣に考え、向き合えば、そのうち自ずと答えが出てくるのかも知れません。
最後になりますが、「虹色の雨」の章のラストは、未来を感じさせてくれるお話しではありましたが、リン(受け)がこの世を旅立つところで終わっていました。
だから「あとがき」の後に、SSが載っていて本当に涙が出るほど嬉しかったです。
リン(受け)とタカ(攻め)の来世での出会いが描かれておりました。未来を想像出来たし、楽しい気分になったところでラストを迎え、ホーッとため息。
この度も良い本に出会えて良かったです。幸せです。
そうそう、URLを貼付します、ご参考まで。
http://www.fwinc.jp/daria/ds/heavens_rain/
ついでに疑問をお話すると、別人格になってしまった人を愛せるかな~、ってこと。このレビューをした後、ふっと「多重人格が当て嵌まるかも」とは思ったのですが、私の考える多重人格は、魂は宿っていても、浮遊する何人もの霊に脳を占領されてしまった状態のように感じられるのです。どれが本当のその人の人格なのか。別な人格に乗っ取られたような状態のその人を、人は愛せるのかしら…。ほんの独り言ですが…誰かまたこの疑問に関するコメント入れて頂いたら嬉しいな…。
すごい!コメントを頂けるなんて!今初めて気が付きました。お礼の言葉、遅くなってしまい申し訳ございませんでした。それとともにコメントを有難うございます。私もこのレビューを書いて以来、ずーっと考え続けておりました。そしてshoh様の仰るように、「多重人格」というワードに行きつき、これがヒントというか、答えなんだろうと考えるようになりました。1か月を過ぎてしまってから見出した結論。もうレビューを書き換えることが出来ないし…と思っておりましたが、このコメント欄に書き加えれば良かったのですね。ですが、私がそうかもしれないと漠然と思っていたことをもっと的確にお教え頂き、感謝感激でいっぱいです。本当に有難うございました!!( ;∀;)
作品未読ですが、レビュー流し見中に気になったので失礼します。
「”他人”ではない。”別人”に近い」という表現についてです。
「他人」とは、アイデンティティを共有しないまったくの別個体(いわゆる「わたし」と「あなた」の違い)。
一方「別人」とは、その人であるなんらかの部分(ここで言うと魂?)を共有する、しかし記憶や時間軸等は交差しない別人格のような意味合いで使われているのではないでしょうか。
感覚的なものなんですけど、例えば解離性同一性障害(多重人格)のひとを別人(格)とは表現しても、他人とは言いませんよね。記憶喪失なども。
そのひとがそのひとであることは間違いないけれど、でも決定的ななにかが違う。
そういった意味合いなのではないかと思いました。
評価下げてごめんなさいね。私はこの作家さんとやはり相性が悪いみたい。
主人公の二人の話しは良かったんですよ。体が弱い宿命の受けを輪廻転生で永遠に愛し続ける天使。攻めの包容力が凄くて、受けは短命でも、また生まれ変わったら攻めに会えると思うと悲観的にならないし。
ただ、攻めの兄夫婦の話で冷めてしまった。結婚前にゲイだとカミングアウトしていて、それで結婚するかなと思うのに最後は相思相愛で子供もできてハピエン。こんなに上手くいくか!受けと不倫して、世間体が何より大事な自分に気付き、嫁の大切さに気付くが、それがなぜか愛に繋がるという。普通ゲイなら受けにどっぷりはまってしまいそうだけど。。世間体が一番の人って見栄っ張りなのに、なぜか誠実キャラで、なのに受けには酷い事しても平気。嫁も打算で結婚してるんですよね。兄の幸せを願うよりは。なのに最後はハピエンでメイン二人とも和気あいあいというのもね。白けました。
メイン二人+兄夫婦の話ですね。攻めがひたすら自己を犠牲にしても相手の幸せを願うのに対して、兄夫婦は対照的だけど最後は全部丸く収まる。兄夫婦の場面が多すぎでした。せっかくの輪廻転生ものなので、前世と現代で会ったキャラをもっと出しても良かったのでは。
こんな考え方があったんだ、と思いました。
この考えが正しいか正しくないかと言われると正直わかりませんが、こういう考え方してもいいんだと少し救われるものがありました。
これほど重たい”運命”のお話を読んだのは初めてでした。
輪廻転生しても毎回同じ運命を背負って生まれてくる命。
メインの時間軸と、メインに繋がる過去の時間軸のお話。
重くてつらくて切ない、決してハッピーとは言えないですが、ずっしりと読み応えのある一冊です。
また、寝起きの口臭が気になるとか、めやに出てたんじゃないかと気にしたりとか、人間の綺麗ではない部分も描写されていて、実際に想像するとちょっといやな気持ちになることもありますが、リアリティがあって、嫌いじゃないです。笑
人間ってそうだよね、とつい考えてしまう朝丘先生ならではの描写で溢れていると思います。
BLといえばBLですが、あんまりそうとは意識せず読んでいました。
いろんな人と人との出会いとつながりがあって、メインの二人だけではなくほかのひとたちにもしっかりストーリーがあって、分厚い本ではありますが、読み出せば一気に読み切ってしまいました。