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mononofu
「もののふっ!」ついに完結編。
隣国の堀田軍がついに攻め入って来た! しかも、敵は武田(よく分からないけど戦国最強のあそこ?)と同盟を結んでおり、大軍。
お館様は一の城での籠城戦を決めるが、やがて兵糧も尽きて――
猫的不思議ちゃんキャラの菊三が毎度笑わせれてくれる4コマ漫画と、男臭いシリアス戦国漫画のミキシングという形式が、とても新鮮で魅力的な「もののふっ!」。
今回は本格的に隣国との交戦状態に入ったということもあり、かなりのイマージェンシー展開に。そのため、ギャグに突っ走る四コマ漫画は殆ど挿入されていません。
実は四コマ漫画の部分が大好きだった私としては、ちょっと残念。
でも、さすがに今回は、いつも菊三を膝から離さないお館さまも、
「今は・・・一人にしてくれぬか」
と一人寝所に籠ってしまうくらい、瀬戸際の状況。
ギャクが少ないのは、仕方がないですね。
第一巻の頃から菊三はたまに猫耳美青年に変身することがあって、そんな時はお館さまとちょっといいムードにもなってましたね。
今回も、かなり「おおっ!」なシーンが。
私は、最終的に菊三は人間に戻るのでは?と想像していました。
しかし、そうじゃないんですね。そんな甘い展開じゃなかった。
厳密に言えば、まあ多大なご都合主義もあるし、甘々な展開ではあるんだけど、一抹のほろ苦さを残した・・・という感じ。
菊三は、やっぱり最後まで、四コマ漫画の世界の住人でした。(ただし、属性はものすごーく変化しますが。)
お館さまと菊三は、ラブが成立しそうで成立しない、この距離感がいいんでしょう。少し切ないけれど・・・
菊三が死者の怨念から生まれたこと、手負いの狼の傷を手当し、育てたこと、など、前半の伏線が見事に回収されたラストです。
それにしても、明日の命も知れない戦国の世で、お互いが相手の命を惜しむ武士(もののふ)の愛、なんてボーイズラブと親和する世界なんでしょうか?
死と隣り合わせだから、愛が際立つ。
やっぱり、戦国BLは最高ですね。
本格的な戦闘シーンがすっぽり抜かれているのは、戦国ものだけにちょっと物足りない気も。ただ、青年漫画じゃないわけだし、それがなくても十分読み応えアリです。
途中、菊三ってもしやきゅんきゅん言ってるだけで終わりか?という予感が胸をよぎった瞬間もあったものの、いやいや、大活躍でしたね。
いっちょまえに鎧に陣羽織を羽織った姿もかわいい!!(そのいでたちが役立つ場面はないけど!!)
狼の六柘(むつ)は、菊三神社の狛犬になったんかなぁ。。。
菊三とお別れするのは、本当にさびしいです(泣)
ただ、あとがきで、菊三のカムバックもどうやらありそう?なことが仄めかされていたので、おおいに期待しておりますv
ぜひぜひ四コマ漫画多数で。
待ちに待った3巻です。きな臭い感じで終わった2巻…。堀田との戦はどうなるのか、菊三とお館様の関係はどうなるのか、ドキドキしながら引き込まれるように、一気に読みました。
読んだ感想は、ひたすら感動という感じです。まさか、あんな結末だなんて…!!でも、誰一人失わなくて良かったと安堵してます。
避けられない戦へと向かう中で、いろいろな人たちの想いに胸が痛みます。
愛する人を失いたくないと、最後まで結ばれるのを我慢する清流と猛流。
最後までお館様についていくと覚悟をしてる家臣たち。
そして、望まない戦に家臣たちを巻き込んだことを悔やんでるお館様は、国が亡びる時には自分一人で…と考えているのです。
特に、愛する菊三だけは、生きながらえさせたいと…。
菊三とお館様の、お互いに痛いほどの相手への想いに涙が出ます。
ネコミミ美青年の時の菊三とお館様との、たった一度の絡みのシーンではゾクゾクして萌えました。
最後は、菊三が生まれた意味も分かり、壮大なスケールでの結末に感動します。
これで終わりだと思うと寂しいけど、今回も可愛い菊三を堪能できたし、結末にも納得いくしで、大・大・大満足です。どこかでまた、菊三たちに会えると嬉しいな~。
すみません、yoshiakiさんとタイトルかぶってます(汗)
でも、これしか思いつかなかったのでお許しを~
菊三のかわいさに、周りのあったかい愛情にキュンキュン萌え萌えを感じながらも、いよいよ突入した避けられない戦い。
もうね、涙があふれて止まらなかったよ。
おさらいの為に読み返した2巻すら、3巻の流れを知っているから何でもないかわいい4コマ漫画にさえ涙があふれて困りものです。
戦の死者の怨念と、猫の怨念が混じって生まれた菊三。
帯の言葉「生きよ、菊三」はお館さまの言葉であるのですが、
それはそのまま菊三の生まれた理由にもつながるとても大事な言葉。
抗えぬ戦国の世であるが故の
人の欲、嫉妬、妬み、そんなものの為の戦に命を落とすことの無益さは
無念の何物でもない。
菊三が物の怪から菊三として愛される存在になったのも、
お館様の慈愛の心あればこそ。
その下に使える者たちも、領民でさえ、だからこそお館様を慕い彼の為に働き命を投げ出してもよいと考える。
生きてナンボの命、
人を思うからこそ、生きていなければ
菊三の生まれた理由が回収された場面では涙と感動さえもたらされてしまったよ。
BL的にどうなのよ?
などと野暮なことは言わない。
もうこの時代背景、設定自体で十分にその世界があるじゃぁないか。
お館様と菊三も、力を得た菊三だからきっと、、、
などとその後のアレコレを想像するとデヘヘと思えてくるのです。
またいつか菊三に会えるかな?
わはは、この作品読んで思い浮かぶ言葉は、やっぱりこれっきゃないですよね!(笑)
さあみなさん、合言葉は「もののふっ! もふもふっ! もののけっ!」で♪
「もののふっ!」3巻(完結)!
2巻からの流れで、戦は不可避に。
従って、癒しの菊三の4コマ「もののふっ!」はほぼ封印、シリアスパートの「武士」中心に進みます。
十條寺家重臣の猛流と清流の、死と隣り合わせの刹那的な交歓。それは、明日俺がこの世にいないかも…コイツがこの世にいないかも…という限界の欲情。
そんな刻にあっても、明日また、2人で明日を…!という信念。
これが戦地での愛、ですよね…
強大な武田軍が乗り出してきて兵糧攻めにあう十條寺陣営。もちろん、菊三も空腹です。
それでもお城タンスからお饅頭を出して皆で分けようとする菊三の姿に、自決を決意してしまうお館さま!
この辺り、もう心が波打ってしまって…
菊三だけは助けなければならぬ、と六柘(むつ)に菊三をくくりつけ野に逃すお館さま。しかし容赦なく敵の矢を身に受けて絶命する六柘!
菊三は、菊三は…!
生まれた意味、生きる意味、ここで生きている意味、それらを爆発させ六柘と共に守護神へと変化(へんげ)する…
涙なくして読めない…
最終章、再びのどかな「もののふっ!」パート復活。
つまりは、あの時菊三は「神」になり、十條寺家、その領地全てを戦から護ったのです。お館さまはじめ、九鬼・八木・猛流清流・五十姫・忍び、すべて民草は助かったのです。
正直、どんな超絶ご都合でもハッピーエンドにして欲しかったからこれで心底ホッとした。
産土神様になったのに、何故か菊三は地上のお館さまにべったり、という呆気なさなんだけど、もういい、これでいい!
みんな、生きてて良かった〜!
菊三に惜しみないLOVEを!
前巻で戦のニオイがプンプン漂ってましたがとうとうその時が!!!
なのでほんわか4コマ漫画の数も少なくシリアス展開に突入です。
ああっ、やっぱり戦展開になると誰かが…?!
兵糧攻めにあい、お腹を空かせたお館様たちに
菊三が自分のおやつ、最後の饅頭1個を6等分
でもそれに菊三自身の分は入っておらず、残ったカスをペロペロには
どうしようもなく泣いてしまった。
そしてお館様の決断(自決)。
でも菊三だけはと逃がそうとするお館様他キャラ達にこれまたホロリ。
こういう終わり方なのかと思ってたら菊三が!!!
まさかこういう展開になるとは思ってもみませんでしたが
メインキャラ誰1人かけることなく
最終的にお館様と菊三のほのぼのが見れて、これまた嬉し涙。
最後の最後まで泣かされてしまいました(^^;)
とうとう、戦が始まってしまいました。
戦に負け続け食べ物も失い、皆が空腹になったところ菊三が残り一つのおまんじゅうを取りだし六等分にして皆に配る。
自分の分はおまんじゅうを切り分けた時のカスだけ。
もう、心が痛む。
六柘の背中で見る城が焼けていく姿。
それを、お館さまの死を黙ってみているなんて辛すぎ。
けれど、産土神となった菊三が皆を守りめでたしめでたし。
ってことだけど、人の姿になった菊三とお館さまの睦みあうシーンがもうちょいあって欲しかったな。
最後、戦が終わったあともう少しなんかあるかと思ったけど……物足りなさを感じます。
菊三は雲の上にお城があり、お館さまに会うために降りてくるようだけどもうお館さまのお布団暖めたり一緒に眠ったりはしないのかな。
お館さま、寂しくないのかな。菊三が成長したのかな。
美しく変身した菊三をもう少し見たかったよな。
茶鬼
yoshiakiさま
ご無沙汰しております
こんにちは
もうっ、これっきゃないっす!!