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俺が好きになる必要はないって言われて… すげぇ嫌だったんだ
wakabaryo de kimi to
在若叶寮 与你相遇
◆〜日高と樋口〜
遊んでいそうな見た目の男子が実は彼女の言動に一喜一憂するような可愛らしさを持っていたら、ギャップ萌えしますよね。クラスの友達からも女にだらしないイメージを勝手につくられている樋口だけど、同室の日高だけは恋人に一途な彼の一面を知っていて。そんな中身を知った上での告白は、とても自然な流れでした。日高の気持ちを知って意識してしまい、朝の挨拶ができなくなったり別の部屋に逃げ込んだりする樋口がまた可愛らしい。それでも2人ともいざという時は、タイミングを逃さず自分の想いを素直に言葉にしていて、応援したくなるカップルでした。
◆〜鰐部と沙山〜
同級生のことを俯瞰していそうな、ちょっと大人びて見える鰐部が、転校生である沙山の世話を焼くうちに少しずつ彼を可愛いと思い始める心情変化が、こちらも自然に描かれていました。確かに沙山は世間慣れしていなくて面倒を見るのが大変な時もあるけれど、弱音は吐かずにひっそり泣くのがなんともいじらしいんですよね。嫌われたくない、という言葉が本当に素を晒け出しているなと。鰐部が可愛く思う気持ちに共感せずにはいられませんでした。
◆〜嶋と桐野〜
現役高校生とOBの監督生の話。男子寮という閉鎖的な特殊環境では、普通の世界で大して魅力的でないものが、魅力的に映ることがある。そういう異常性を身をもって知っている嶋が、桐野の言葉をなかなか信じられないのも、大人である私はとてもよく分かります。高校生の想像する未来なんて、本当に脆いものですから。それでも桐野は、卒業後の広い世界を知った上で嶋を訪ねてきてくれた。再会した時の驚きつつも素っ気なくなってしまう嶋の態度がリアルだなぁと。お互い忘れられなかったことをちゃんと伝え合えて良かった。とても安定したカップルになりそうですね。
彼女がほしいお年頃の樋口は、若葉寮で同室の日高に真面目な意味で好きだと伝えられ、予想できない事態に遭遇します。
真面目で淡泊な日高だからなのか、樋口とはキスだけで、どこまでも真面目、清い関係を思わせてくれます。
樋口の友人である鰐部と、新たな転校生沙山は、鰐部が世間知らずの沙山の面倒を見ている関係です。沙山の何も知らない姿は、清らかそのものです。
大学院生で若葉寮の監督をしている嶋と寮生の桐野のカップリングは、在校生と卒業生、先輩、後輩でありながらも超えられない関係のカップリングです。
寮という居られる時間が決まっている場所、卒業がある場所は、終わってみたら濃密な時間であったことが分かることがあります。桐野は嶋のことが忘れられず、追いかけてきてきますが、そこにも清らかさがあると思いました。
男子校の寮を舞台にした3カプのお話。それぞれタイプは違うんですが皆ピュア!名前も「若葉寮」だし緑に囲まれた学校だし、すっきりした透明感のある絵柄で、澄んだ風が吹いてるみたいな爽やかさでした。
1カプ目は寮の同室同士。真面目とチャラ男でDKモノの王道です。可愛さはダントツ!堅物な攻めが受けにだけ執着を見せる感じとかあからさまな嫉妬とか、萌えが詰まっててきゅんきゅんでした。将来性に投資したくなるタイプの攻めです。
2カプ目はアゴヒゲDKと天然貴族転校生。他2カプは2話分ですが、このカプだけ短編1話のみでさらっとしてました。世間知らずな可愛い受けが好きなら萌えるかも。
3カプ目はちょっと大人なお話で、寮の監督生と寮生DKです。監督生が過去に付き合ってた男を連れ込んで…と、物語の背景までしっかり作られてて、すごく心に刺さりました。冷めて諦めたような顔で接する嶋が桐野に流されながら心を取り戻していく描写が好きです。ラストは期待を裏切らない嶋の行動に大拍手!3カプの中で一番推したい二人です。
おまけは1カプ目のDK二人でやっぱり爽やか。続編も楽しみ!
きっと、5月になったらレビューを書こうと取っておいた1冊。
若葉が薫る今こそ読んで頂きたいです。
男子校の生徒が集う「若葉寮」。彼等を巡るオムニバスです。
やはりその爽やかさで、日高×樋口 編が一番この季節に相応しいと思います♡
陸上部で朝練がある、真面目で堅物と言われる日高。しょっちゅう彼女が変わると噂されるチャラ男の樋口。「すげー組み合わせだな。」と、クラスメートに言われる2人はルームメイト。
日高は毎日を過ごす内に、樋口に想いを募らせていきます。下級生で部活の後輩が樋口に告っているのを見てしまった日高は…。
真面目なだけにストレートに想いを話す日高がとってもカッコイイんです♡
フツーに女の子が好きだった筈の樋口も、実はチャラ男でも何でも無い、素直な男の子なので。
自分の気持ちに正直になろうと悩んで。そしてちゃんと日高に向き合います。
晴れた早朝。日高の朝練に付き合って走る。若葉の匂いがしそうです。
想いが通じてからの、件の下級生に牽制する日高に萌えます♡カッコいいんだ、これが。
その他、ちょっと老成した雰囲気の鰐部くんとお坊ちゃんの沙山くん。
恋に臆病になっている寮の監督、嶋さんと桐野のお話を収録。
ぜひ新緑の季節に読んで頂きたいです。
ふっとした時に読みたくなる作品。
若葉寮で暮らす3カップルのお話が入っています。
1話の長さが長い訳ではないのに、
なんだかじっくりゆっくり読んだ感覚になり、
その感じが好き。
なので、「もぅ大のお気に入り!」という訳ではないのですが、
あのゆったりした感じになりたくて、
結構読み返してる作品です。
1組目のお話は本当ピュア。
最後「惚れてくれ」という台詞があるんですけど、
読んでて「おいっ。コラッ。」っと思うんですけど、
いいな〜とか可愛いなぁ〜と思っちゃう自分にも「おいっ!」と思いつつ、その2人の可愛さの余韻に浸っちゃいます。
可愛いです。
2組目は鰐部が好き。
いきなり同居相手になった沙山にびっくりする事連発な訳ですが、
面倒臭がりながらもひとつひとつ受け止めてく鰐部が読んでて笑えるし可愛いし、いい奴だなぁ〜と思う。
途中、DVD見つかって謝る所とか笑えた。
あんな目で見られたら、そりゃ謝るわ。
そして終わり方も好き。
3組とも余韻の残る終わり方がいいなぁ〜と好きなんですが、
2組目が一番好き。
「理屈じゃねぇって感じだな…」と照れながら言う鰐部いいわぁ。
そして「分かるわ」と笑いながら言う樋口もこれまたいいです。
3組目は寮監と寮生のお話。
やっぱりちょっと大人になると素直になれないんだなぁ。
胸が痛いです。
花言葉、調べちゃいますね(笑)
嶋!桐野はアイビー覚えたぞ、今度は嶋が覚える番だぞ!
若葉寮という男子寮での恋愛模様を描いた連作です。
~日高と樋口~
真面目な堅物くん×女好きのチャラ男。と本文中にあるんですが、特に堅物という感じもなかったしチャラさもなかった。ごくふつうの善良なDK2人というかんじ。本編は左右不明で終わるんですが、巻末の番外編の雰囲気を見るに、まあチャラ男が受けかなと。めっちゃ清涼。別マの読み切りっぽさを感じた。
~鰐部と沙山~
ヒゲ×世間知らずの転校生。こういうキレイで攻めと体格差があって天然で世間知らずの同級生というのが自分の中でもっともどうでもいいタイプの受けなので1ミリも食指が動かなかった。すみません。好きな人はすげー好きなんではないかと……。どちらかというと左右逆が見たかった……。せめて年上受けならなんとかなったかも……。
~嶋と桐野~
女にモテる寮生×昔の男を引き摺ってる寮監。年上受けが年下攻めに脅されてむりやり関係を持たされるが、不器用な攻めの真摯な思いを聞くにつれ情が移りやがて真面目に付き合うようになるという年下攻めホモの王道ですね。受けの外見が黒髪眼鏡じゃなければかなり好きなタイプの話でした。
年下攻め×年上受けに惹かれて購入したのですが、どれも微妙にツボを外してしまって……ただ自分の好みの問題なので、絵も奇麗ですし、好きな人はすごく好きな雰囲気ではないでしょうか。
ふぁあああ~~
3CPのお話が入っていますが、
それぞれ性格の違うどの子もみんな可愛くって、
1話読むごとに、心が満ちて溜息が出ちゃう素敵な1冊でした~!
1,2話で1CPのお話が終わってしまうと、
う~もう終わり…? もっと読みたかったよーー!!って思うんだけど、
その次のCPのお話を読み始めると、
それはそれですごく可愛くてキュンときて、夢中になって読んで、
で、また、う~もう終わり…!? でも、…次は次でまたいい!!
そんなことを繰り返して、
気持ちを上げ下げしながら読み終えた本でした☆
■日高と樋口
これ、まず樋口くんと鰐部たちとの男友達のやり取りがイイ。
「死ねばいいのに」の連呼(もちろん冗談)とか、
プライドのためにフラれたことは秘密とか、可愛いわぁ~
そんな仲良しの友達とはまた違った関係の、ルームメイトの日高。
その対比も上手いな~
情熱的って感じじゃ全然ないのに、
「好きだ」とド直球に告白してくる日高くん、カッコイイ。
この真っ直ぐさが、とても爽やかで心地いいんだろうなぁ、
真顔の冗談も可愛すぎるし、最後の「惚れてくれ」なんて、もう!
■鰐部と沙山
めんどくさがりで自然体の鰐部と、
今までどんな生活してきたの?ってくらい浮世離れして純な沙山、
この組み合わせ、すごく面白かった~!
鰐部と一緒に沙山の言動に萌えつつ、
男に惹かれて動揺する鰐部に笑い、だけどフッと恋の切なさもあって、
うま~く引き込まれて、そして最後はやっぱり爽やか~~
■嶋と桐野
脅されて身体の関係から話は始まるけれど、
それぞれに抱える真剣な思いがあって、切なく深い。
これ、
アイビーの花言葉が本の中に書いてないのがいいですね、
かなりの確率の読者が、本を読み終えてすぐに調べただろうな~
勿論わたしもですがw
嶋がこの花言葉を知ってどう思ったかな?って思い巡らして、
もう一度キュンとさせられる、佐久本さん、心憎い演出ですなぁ~
新緑の若葉が風でさざめくような爽やかさを感じる、
とても素敵で、デビュー作とは思えぬ上手さの1冊でした。
神寄りです☆
男子校の寮を舞台にした、3カップルのオムニバス作品。
寄宿舎ではなく、寮。
現代的な言葉遣いや生活振り、セレブじゃあない男の子達。
一皿目は、恥ずかしいピュア組、
陸上部の日高くんとちょっとチャラい樋口くん。
告白した後気まずくなっている様子や
とりあえず眠たいからと一緒に眠ってしまう様子が
なんともピュアで可愛くってキュンとする。
二皿目は、鰐ちんと沙山くん(萌えっ子)。
一人部屋を謳歌していた鰐ちんの部屋に、
時ならぬ転入生がやってくる。
お上品なおぼっちゃま系の彼に最初はイラついているのだが……。
あらま、可愛いキスシーン!
最後の三皿目は、桐野と嶋。
こちらはHから始まった切ない年下攻めもの。
ストーリーとしてはこれが一番起伏がある。
どれも、塩か胡椒かあるいは七味か、
個人的な好みとしてはもう一味という気はするが
絵もストーリーも安定してまとまっていて
センス良く爽やかで、好感の持てる一冊になっていた。
それぞれのカップルのその後の何気ない話を、また読みたい!
アイビーの花言葉は……
「永遠の愛」ですかね?
ストーリー自体は目新しいものがあるわけではないのだけれど、男子寮もののマンガを初めて読んだので楽しめました!
いや~…寮っていいですね!笑
同室の相手を意識し始めた途端に、心休まる時がなくなる男の子達がめちゃめちゃ可愛かったです。
そうだよね、一緒の部屋で生活してるんだから常に意識せざるを得なくなるよね。同じ部屋にいるだけでドキドキしたり、意識しすぎて逆に部屋に帰りづらくなったり、好きな人と一緒に生活できる幸せを噛み締めたり。
とっても純情で純粋な男子高校生の恋愛模様を堪能できました。
あと、個人的には一組目の日高×樋口が一番萌えました。チャラ男受けサイコー 笑