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bokune sensei
お馬鹿で愛しいキャラが詰まっている短編集。うさぎのハルヒコくん(上等だベイビー、ラブ?YESにも収録)の読まなくても困らない描き下ろし有り(笑)
・『ぼくね、先生。』『ラブがままに』『恋愛クルセイダーズ』
予備校の人気講師の正文と受験生の直樹の体の関係から「好き」という言葉を聞くまで、自分だけなのかという不安、そして倦怠期の3話で描かれています。
正文は俺様で強引で自分勝手、肝心のことは中々口にしません。焦れる直樹との駆け引きにもならないやりとりがとても面白い。正文はいつもはぐらかすみたいにHな事をするんだけど、この怒涛の言葉攻めHが最高に面白い。エロがとても多いお話で毎回言葉攻めがすごいのだけど、シチュエーションやプレイが多彩で飽きません!どエロい目隠しプレイでは、下品な言葉攻めに玩具攻めと変態MaxなHなんですが、その後のお布団の中でのHでは打って変わって「愛してるぜ」なんて真面目に言う正文も見れちゃうし、倦怠期の回では浮気しそうになった直樹と”徳川の埋蔵金”を直樹のア○ルをトンネルに見立てて発掘するという、馬鹿バカしい言葉攻めをしていたかと思うと、ふいに「好きだぜ、ずっと一緒にいような」なんて言うから、きゅんとしてしまう。こういうメリハリが随所に効いていて、アホエロなのにじーんとしてしまうんです。
そしてやっぱり一人語りのモノローグがいい。簡単で単純な言葉しか使っていないのに、なんだか泣きそうになっちゃう。さりげない言葉のチョイスがとても好きだなって思う。
・『HOLY SHIT ANGEL』
一度ぐらいサンタが来たっていいよね。カタル流クリスマスの奇跡。
・『That's エンターていたらく』
おじさんと援交しながらも実はまだ童貞でバックバージンの千尋が、初めて人を好きになるお話。
・『トタン屋根凍る』
容姿も仕事も完璧な恋人は粗チンで童貞だった!年下の恋人に励まされて自信をつけた攻めの、完璧主義が成せるHの上達が楽しいお話です。
・『暴発オルタナティブ』
言葉足らずですれ違う二人。シチュエーションHの相手が途中で入れ替わっているのに、ずっと気づかないというありえなく馬鹿馬鹿しい展開なのに、大真面目な二人の台詞もモノローグもエロも汗も汁もいっぱいなHが、愛に溢れていて癖になる。
ラブとエロがたっぷり詰まったカタルワールド、読みやすい一冊です!
語シスコさんの短編集は切なさとかやるせなさの渦巻くものが多いですが、これはおバカさが全面に出たイチャラブ短編集でした。
三和出版だからなのかエロも濃ゆいです。
というか、むしろエロがメインで、語シスコさんお得意の(?)馬鹿馬鹿しい言葉責めプレイが全体を通して大炸裂しています。
こんなに読んでて笑っちゃうエロシーン描く作家さん、そうそういません(笑)
『ぼくね、先生。』『ラブがままに』『恋愛クルセイダーズ』
予備校の先生×生徒。
俺様でゴーインなエロオヤジ〔河野〕とおバカな高校生〔直樹〕の年の差ラブ。
会えばエッチばっかり、会わないなら会わないでほったらかし、甘い愛の言葉も言ってもらえなくて、ちゃんと愛されてるのか不安な直樹は風俗に行ってみたり他の男と浮気してみようとしてみたりするんだけど、結局好きなのは先生だけで、先生の方も口には出さないけど実は直樹クンのことをしっかり溺愛しちゃってて、なんだかんだで相思相愛なバカップルです。
勝手にやってろ~って感じです。
『HOLY SHIT ANGEL』
侘しい独身サラリーマンとある日突然現れた謎の少年との奇妙な束の間の同棲物語。
この手の語シスコ作品はやるせない方向にも行きがちだけど、これはちゃんとハピエンでほっこりしました。
『That's エンターていたらく』
オヤジと援交しつつも操を守り抜いてきた腹黒美少年がマグロ漁船からおりたばっかりのナンパ男にあっさり奪われちゃう話。
マグロ、サンマ、フジツボ、イソギンチャク等々、なんでもかんでも海の生き物に例える攻(=海の男)の言葉責めがアホらしくて笑えます。
『トタン屋根凍る』
上司×部下。
付き合って3ヶ月、何故かまったく手を出してこない恋人にヤキモキする話。
完璧主義で優秀な上司にはあるコンプレックスがあったのです。
『暴発オルタナティブ』
チャラ系×ジミ男。
付き合って半年、シチュエーションプレイばかりするようになってしまったカップルの話。
すれ違いが勘違いに発展して……いやいや気付くだろ~と思う展開ですが、最終的には愛が深まって良かった良かった。
全編ラブエンドなので、何も考えずに愛あるエロが読みたい時にちょうどいい一冊。
どうしようもないけど何故か憎めない愛すべきバカ男達が揃ってます。