デジタル・修正版
PGは本当にいつも買おうか悩むんですよね…。好きな作家さまの話が読みたくて買いますが、後になって短編集でコミックが出たりしますから。
しかし今回は浩太くんが表紙になってる☆ということで購入してみました。
他の方も書いていらっしゃいますが、装丁がね、読みづらい!PGはいつも表紙が凝っててそれがウリの一つなのでしょうが、最近のPGの表紙は色々迷走してるなあと。今回の6も決して悪いわけではないのですが、カバーから本が外れるような造りにしてくれてたら良かったのになと思いました。あとしうこさんの絵柄が…。これはリアル書店では買いづらいです。カバーを広げたときに見える志青×浩太くんの二人の絵柄が表紙だったらよかったのにな。R18を謳ってるからというのは理解できますが、紙のカバーもかけづらいし(というか、かけれない)どうにもこうにも置く場所には悩みそうな一冊です。
さて内容を何点か選んでざっくりと。
鹿乃しうこさん「Punch↑」
酔った志青さんは紳士だったとは…。相変わらずツンデレの浩太くんも可愛かったし、ラブラブな二人が見れて嬉しかった。鹿乃さん作品で「Punch↑」が一番好きなワタシはこの二人が見れたことがとても嬉しかったです。続編が出ないかなと期待しつつ。
中村明日美子さん「あの日、制服で」
高校生の時に同級生だった二人。卒業式の日に片方の子が「好きだった」という告白だけして、その後全く音信だった二人。それが五年後再会して…。
というお話なのですが。
いや、さすがです。素晴らしかった。まさかPGで泣く日がくるとは思っていませんでした。あの短さであれだけのストーリー展開できるって凄いよ…。
続きを書いて二人を幸せにしてほしいと思いつつ、でもあの儚い余韻もこの作品の萌えの一つなんだろうなとか思ったり。
とにかく文句なしの神作品でした。
座裏屋蘭丸さん「眠り男と恋男」
PG3のお話の続きでした。前回は体はつなげていても二人の気持ちはすれ違ったままでしたが、今回は紆余曲折ありつつもロイスが自分の恋心を自覚できてラブ度がぐっと上がっています。
ジュードの切ない恋心に萌え、それでいて男気溢れるジュードにキュンキュンきました。
絵柄もきれいですごく良かったです。この後のラブラブな二人が見たいなとか思いつつ。
せらさん「裸族の花嫁」
おお、これ終わってなかったんですねえ…。続いてるってことは人気があるんでしょうが、個人的にはコメディにしか見えない…。イヤ、失礼な感想でごめんなさい。
R18を謳い、表紙もエロエロ。なのに作品はばっちり修正されている。何ともちぐはぐな感じがします。昨今の規制の厳しさを顧みると理解はできますが、もう少し販売ルートをきちんとすることで規制のかからないような作品にできないものでしょうか。PGでは修正なし、その後それぞれの作家さまの短編集として出す時は修正あり、にすればPGの存在価値もあがり、そしてR18としての意義も見いだせると思うのですが。
好きな作家さまが執筆されていて内容はとても良かったですが、あえてR18として売り出すからにはそれなりの修正や対応もしてほしいなと思います。
いやもう鹿乃しうこさんの漫画が載るから買ったようなものなので、Punch↑の二人を見れて満足なんですが、とにかく本の作りが読者目線で作られていないことにがっくりですね。豪華ではあるんですが、硬い卒業アルバムのような素材のもので本自体が巻かれるような作りになっていて、中はコンビニとかで売ってそうな増刊号的な作りの本が一体化されていてめっちゃ読みにくい。。書店で買ったんですが、ただでさえ買うのに勇気のいる表紙なので顔を伏せながらカバーつけてくださいと言ったら店員さんがちょっと困った風に「とりあえず巻いておきますんで」と紙のカバーをぐるっと巻かれて袋に入れられており、とにかくなるべくレジでは目を伏せてたので事態に気づいていなかったんですが、店員さんに悪いことしたなと家に帰って袋から出して気づきました。。しかもこれをどう保管すればいいのかめっちゃ困る。。(←実家暮らし) こういった部分に凝っての値段なら、もっと装丁は適当でいいから安くしてほしいです。。1500円強は高い!汗
さて内容ですが、私の大好きなしうこさんは期待を裏切らず素敵な彼らに再開させてくれました。あの浩太がさすが18禁とあってエロさが槇さんの妄想レベルでヤバいです。修正はあまり今までの作品との違いは感じませんでした。
座屋敷蘭丸さんこのシリーズでよく登場するお方なのですが、結構どのお話もエロくて、でも切ないお話が多く、絵も綺麗で好きな作家さんなんですが、今回はいつのシリーズか忘れちゃいましたが以前このシリーズで出たお話の眠り男の話の続編で、ラブ要素が前作よりも強くなっていて萌えましたーw嬉しい当たりです。前作を読んだからこそ今回のお話も際立っているのかもしれませんが。
あと定番裸族のお話。あれもう前作で最終回だと思ったのにまだ続きがあったのかとちょっとびっくりしましたが、村で暮らし始めたその後を描いていて、今まで記号の会話だった村の人たちがミチルが村の言葉がわかるようになったことで普通の会話風に読めるようになっていてちょっとイメージがかわりました。普通に4Pとかしててちょっとありえないはずなのに、そういう村では普通なのかと思ってしまう不思議。
相葉キョウコさんのお話前々作が結構好きだったのですが、ちょっと前作からダークムードが強くなって、ん…?と思っていたのですが、犬扱いしてたのに他の男といただけでムキになってめちゃくちゃにしちゃう感じとそれに伴って相手が欲する気持ちが良かったです。複雑だけど深い。
明日美子さんのお話はエロ要素はこのアンソロジーの中で恐らく一番低いと思います。ストーリーを非常に重視されたお話で、昔告白した奴が同窓会で再開して…というお話なのですが、やることはやるんですけど正直ちょっとパンチが足りなかったかなと…18禁で出す内容ではないように思いました。(ごめんなさい)
他の作品はザ・エロ本バリな内容で、萌えるというよりちょっと引く位のものが多かったですね。。獣姦とかあって…さすがにうわ…と思いました…。救いはなんといってもしうこさんでしたね、私は。
PINK GOLDは今まで18禁ではない電子書籍で購入しており、今回初めて18禁の紙の本を購入しました。
内容に関しては、今まで読んでいた本がよっぽどだったのか、あまり18禁を謳うほどの内容では無いのかなあ、と思いました。今日日の流れからすれば、18禁でない書籍はどんどん修正が入っていくものかと思いますが、そういう時だからこそ、『大人の愉しみ』としての18禁はもっと過激でも良いような気がします。
まあ、BLに求めるのはエロだけではないのですが、こういったアンソロジーは、話が練りにくく、読者としても登場人物に感情移入し難かったりします。そこで18禁を謳うのであれば、それなりのものが有っても良かったのかも。
今後、このシリーズはどの方向に向かって行くのでしょう?
そして何より気になったのは、装丁!!!
バインダーのようなハードカバー(しかも返しのある重厚なタイプ)にコミック誌が張り付いた様な仕様……
初め、コミック誌とバインダー(?)が外れる構造かと思いきや、一体型でございました。これは、中身を厳重に守る仕様、でしょうか?それとも18禁を人目に晒さぬ仕様でしょうか?
どちらでも良いですが、ものすご~く読みにくいです。
折り返し部分を押さえつつ、片手で捲るというのは至難の業のような気がします。
これまでもBlu-ray仕様など、凝った装丁だったようで、装丁を豪華にして限定本としての矜持を示す、的な姿勢は買いますが、これ片手でラクラクな女子ってそうそう居ないと思います。
装丁に凝るのは良いですが、中身を読んでこそのBLですので、次回が有るなら是非、読むとき手がプルプルしない装丁にして欲しいです。
装丁にはいろいろもの申したいことが山ほどありますが、まぁ我らがコータンが天使すぎるのと、牧さんがあいかわらず変態なのと、座裏屋蘭丸先生の神作品と美麗tnkが素晴らしかったので最終的には買ってヨカッタかなと。
『Punch↑RETURNS 2015』鹿乃しうこ
もーーー!コータンコータンコータンコータン!!ですっ!
コータンがエロ可愛すぎて萌えた禿げた死んだ。
あと牧さんが安定の変態でワロタ。
牧さんは酔っ払ったらクサイ台詞も平気な恥ずかしい二枚目になるそうですww
そんな牧さんは今もコータンにメロメロで翻弄されっぱなしで、コータンの後輩の新人にもヤキモチやくほど。
エロはコータンの社員旅行先での温泉エチです。
脇舐め、股嗅ぎ、小指で尿道責めと、牧さんの激しい攻めに興奮しまくりましたが、興奮の最高潮が、コータンのくぱあ…!!!牧さんのいきりたったtnk見て恍惚とした表情のコータンを見て、牧さんが自分の股間に嫉妬を覚えるほど!何度も自分でtnkを入れようとするコータンの淫蕩さに失神寸前でした…
このふたりが再び見れてホント幸せです。エロさも申し分なし!また読み切りでいいからたまに描いて欲しいなぁ。贅沢言えば連載も希望…
『全部をゆるした覚えはない』卯陀喜ぴんぽん
園児の兄×保育士。年下攻めです!
学生時代、子供嫌いの受が、家庭や進路で悩んでたところを幼い攻に慰められたのをキッカケに保育士になり、妹の送迎に来る攻に毎日懐かれている設定。
ラスト怒涛のエロで、もう喘ぎと擬音とでページがすごいことになってて目がチカチカするレベル←褒めてます。
『あの日、制服で』中村明日美子
高校の卒業式で告白されてそれっきりだった同級生が再会するお話。
これは切なかった。攻が受に告白してそのまま去ってったんですが、再会した攻は結婚間近で、でも受への想いはそのままで、それに気づいた受が誘うんですね。
一夜限りの身体の関係になってしまいましたが、攻の気持ちに応えようとした受を拒む攻。全てが遅すぎたふたりの最後の表情が切なすぎでした。
やっぱ明日美子先生の黒髪眼鏡受はいいわ〜。
『くちなしと白い鬼』灰崎めじろ
いきなり変な神社に飛ばされた大学生が、鬼と身体の関係を持つことに。
まさかこのガチムチな鬼さんが受とは…
『好きにつかって』柊みずか
生徒×教師。なんか変わったカップル。
お互い本当に好き合ってるけど、攻は友達と一緒に先生を犯したり、受もそれを受け入れてたり。
本人たちは真剣にそれらの行為を楽しんでるんだけど、攻が他人から遊びだろと言われてキレるとかちょっとよくわからん。
『眠り男と恋男』座裏屋蘭丸
PG3のやつの続編!ぶっちゃけコータンとこれだけのために買いました!
睡眠中、無意識に性行動に走る持病を持つロイスと、彼に片思いしながらその病気を受け止めているジュード。
ノンケのロイスが今のこの関係とジュードの気持ちにちょっと悩んでます。ジュードの元カレの登場により、モヤっとした気持ちも生まれ、やっと自分の気持ちと、ジュードがどれだけ自分を好きなのかも知って晴れて両想いに。
普段は男前なのに、ロイスに抱かれてる時に超絶可愛くなるジュードがたまりません。顔を見られたくないと恥ずかしがるジュードに対し、表情が見たいからといって、ロイスがジュードの顎をすくい上げながらするセックスに激しく萌えました!
修正の線太めですが、tmtmのシワも健在の美麗tnkが拝めてホントに良かった…。
ただ、これも単行本になる頃にはライトセーバーになるんだろな…。
『裸族の花嫁』せら
すっかり裸族の仲間入りして、ロディとラブラブなミチル。
裸が当たり前な裸族にブームの着衣プレイがテーマでした。
こりゃまだまだ続くかな!ミチルがロディのtnkを根元まで全部挿れるネタがまだ残っているから!!!←願望
『怪物の一刺し』さかもと麻乃
ある王国の皇子が意中の兵士を落とすまでのお話。
美しい皇子を性的な目で見る奴らを罰しながら、自分もそういう目で見てしまう兵士。そんな兵士の気持ちを利用し、彼を手に入れるためなら自国をも捨ててしまう病んでる系受です。
モンスターやらが出てくる世界で、触手アリの獣姦アリですが、ストーリー的には好きな系統でした。
発売に関してはお粗末感が否めない今回のPG6。
個人的にはコータンと座裏屋先生の作品が見れたのでいいのですが、次回もあるなら普通の装丁で値段を下げてくださいね。いかんせん読みにくいことこの上なかった。
しつこいですが、前述の2作品は大大大満足です!
発売してすぐに買って読んだのですが、
レビューをするにはパソコンを打ちながら再読する必要があり、
それがなかなかできなくて、今更ながらのレビューです。
だって、他の方々も口をそろえて言っているように、
ガバッと広がる装丁はものすごーーく読みにくく、
億劫に感じて再読のための手がなかなか伸びないのです。
おまけに本にカバーを掛けることもできないので、
家族がいたらまず読めないですしね…
(普段はカバーをかけて見えないようにして家族がいても読んでます)
リブレさん~!
本は読んで楽しんでこその存在ですよーー
PG7はそこのところ、ちゃんと読者を思って作ってほしいです。
あと、
わたし「Punch↑」がとても好きで、
表紙のイラストも可愛いなぁと最初は思いましたが、
それと全く同じイラストを、裏表紙にも貼り付けて、
中には、うっすら挿入しているのが分かるver.をデカデカと載せて、
特典のイラストカードも同じ絵柄って、ちょっとくどすぎです…
PG2の凝っているけれど洗練されたあの表紙が一番よかったな、
カバーをかけて大事に読みたいという気にされました、
今後の表紙はああいうのが希望です m(__)m
で、中身☆
「Punch↑」とPG3の続きの「眠り男と恋男」が飛び抜けてよかったです。
■鹿乃しうこ「Punch↑」
ぶっといバイブ3本も入れられたり、
綿棒を束で入れられて尿道責めせれてたり…の浩太も見れたし、
(牧さんの妄想だけどw)
もう同棲3年目なのに、まだ初々しさも覗かせるふたりの空気が、
堪らなかったな~~もちろんエロは濃いめで大満足~!
実際のエッチでは、尿道は小指で思いっきりグリグリされてましたw
■座裏屋蘭丸「眠り男と恋情」
「PET契約」よりも絵が柔らかくなっている印象で、
それが外国の雰囲気と片想いが実る甘い展開に合っていて素敵です。
受けの凛とした表情が、
攻めに抱かれて、泣いて感じて満たされて、すごく温かな気持ちに。
早くコミック化してほしいなぁ。
■せら「裸族の花嫁」
これもそろそろ、コミックになってもいい頃じゃないのかな?
受けが着衣で触りっこしながら、見せ合いながら、2組でエッチ。
いやらしさより微笑ましいほのぼのエッチ、結構好きです~
■みなみ遥「蜜に溺れた魚」
イケメン脚本家 × ちょっと地味めな田舎の別荘のお世話係くん
この受けの、あか抜けないけどその分すごく初々しい感じがいい。
もちろん童貞で、攻めにすっかり開発されて~~
お決まりパターンな感じだけど、可愛らしくてよかったな。
■藤生「セックスすると眠くなります」
たった4Pだけなんだけど、
チビキャラ多用のエッチが愛らしくて萌えました~
受けが履いてるパンツに攻めが頭を入れて、
「今日からここに住みます」っつてモグモグフェラとか可愛すぎ~!
オナホをひっくり返して、そのにゅるにゅるで乳首責めとか、
やってることはエロいんだけど、なんとも微笑ましくて♪
好きな作品はいくつもあったけど、
全体的に見るとちょっと物足りないかな~
税込だと1500円を超える、
リブレのアンソロの中でも一番高価なシリーズなので、
表紙は読み易く懲りすぎず、いっそう中身充実で頑張ってほしいです☆
本の内容に触れる前に装丁について一言
言わざるを得ないのはどなたも同じなので
しょうか。
裏表紙の見返しに書かれた一文から察するに、
今回は秘密のパーティー用のクラッチバッグを
意識したものの様ですが…製本という意味合いでの
装丁に凝りたいのであればもう少し読める装丁に
して戴きたく。
表見返しをほぼ3面使った魅せる工夫の美麗さには
感心しますが、これとても開き癖折り癖がついたら
どうなるかと思うと流石に韋編三絶という気持ちには
なれず。
装丁に立ち向かう時点で読む気力が削がれるのは
読者として本意ではありません。
で、それでも気力を撮り直して作品を楽しもうと
試みる訳ですが…どうも装丁を気にして本の内容に
集中出来ないと評価が辛くなりそうですね。
無線綴じの本体の背表紙をばっくり割って読む
訳にも行きませんし。
全体的にPINK GOLDにしては少々大人しめなのでは、
と思えてなりません。
装丁も内容も惜しいというのは、一寸考えものですね。
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