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2nen 3kumi no menmen
久々に引き込まれる作品でした。
2年3組の5人それぞれの視点で語られるお話です。
登場人物は多いですが、描き分けができているのでキャラの区別はつきやすかったです。
ただ、さらっと読むと誰が誰だか分からなくなるかもしれません。
文章量が多いので読み終わるまでに時間はかかりましたが、読み終わった時にとても満足感を覚えました。
本編はハッピーエンドとは言い難いですが、最後の多部友由樹視点を読むと個人的にはどの子たちもハッピーエンドなのではないのかなと感じました。
胸を打つ台詞もあり、読んでいて意外性もあり、充実した時間を過ごすことができました。合う人はとても合う作品だと思います。
彼らの気持ちを理解しようとすれば
早々に疲れてしまい読み進めが困難な部分あり。
各話ごとにフューチャーされた人物以外のセリフなど
邪魔してくるものが多いのです。
とりあえずさらっと読んで、再読で、などというのは悔しいので
けっこう粘り強く読み進めたところ、
半分を過ぎたあたりで、色んなことが入ってきます。
それでも自分の予想が次々と外れるため
彼らの気持ちの先を予想していくのがなかなか楽しいです。
あー、そうだったのか、、、そうだったんだろうな、みたいなはっきりとはさせないあたりも、これまた魅力なのでしょう。
他では出会えない感性で描かれた作品で、個人的には神評価気分。
読了後は闘いのあとの達成感のようなものとともに、心に残った作品。
ぐちゃぐちゃな気持ちも消えず爽やかとはいえないですが、
各話ごとになにか納得ができ、そのたびポッと明かりが灯ります。
時間や気持ちに余裕があるときにおすすめ。
はー、しかしBLに登場する幼少期はなぜみんなあんなに可愛いんだろう。
題名の通り、高校生・2年3組の生徒達(+教育実習生担任)にスポットを当てた作品です。
でも、ごめんなさい!
各個人の気持ちが分かり辛く、何を言いたいのかわからなかった。
結局、論くん(どの作品にもほとんど関わっている子)の行動とその理由、なんでしょうかね?
カップルが成立したのも、一組…なのかな?
そこもハッキリ成立しているのか微妙。
さらに、どの子もどことなくアンハッピーエンドという。
とはいえ、感情移入がしにくい話だったので、読後が悪いということは無かったのが救い。
…こんなのが救いってorz