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mahoutsukai no deshi
人嫌いな同性愛者で孤高の仙人を気取っていた天河一鶴が、
無垢な天使・小峰佑久に出逢って癒されて、
焦れまくりな恋を繰り広げるシリーズの第一弾!
実は処分したとばかり思っていたこのコミックスが、
先日の大掃除で私の汚部屋から発掘されたので、
浮かれてレビューを書かせて頂きます。
小説Juneで掲載されていたのをリアルタイムで読んでいましたが、
二人の関係がなかなか進展しなくて。
じりじりしながら続きを楽しみにしていた、大好きなシリーズです。
佑久の無垢な天然清らかっぷりが、可愛くて素敵です。
こんな天使が恋のお相手だと、迂闊に手が出せない天河先生。
「手を出したい!でも汚せない!!相手はまだ子供!!でも好きだ!!」という、
天河先生の葛藤。尋常ならざる忍耐力で、下心を封印している姿が涙ぐましい(笑)
そんな天河先生の葛藤や下心に、全く気がつかない佑久。
天河の下半身事情を無視して、彼に無条件に寄りかかり甘えたり。
二人はお互いに相手のことは大好きなのですが、
その気持ちが微妙に食い違っている擦れ違いっぷりが、じれったくて切なくて。
時々笑えて、楽しいのです。
そしてマジックを絡めたお話が最高なんです。
マジックがこんなに色っぽいなんて、このシリーズで初めて知りました。
JUNE誌上に於いて恐らく尤もカップリング展開の
遅いであろうシリーズの第一集です。
版元の方針でありましょうか、ふゅーじょんぷろだくと
より刊行されました。
余りに純粋な故に無意識の内にボケ倒す(一応受の)
弟子と攻略手段に気を取られて真正面から恋愛に
向き合えない(一応攻の)師匠と。
魔法使いの師弟の気持ちは近い様で結構遠い位置に
ありそうです。
シリーズ中唯一のA5版を楽しむのも、又一興でしょう。