江名
ai no katachi
親友同士、売れない作家(攻め)とリーマン(受け)。
ふたりが知り合ったのは高校生の時。
初めて自分以外のゲイと出会い、仲良くなれたのが嬉しくて、
いつも同じ公園のベンチで、
それまでの人生とかいっぱい語り合ったふたり。
語り合い過ぎて、恋に落ちるより先に、親友になってしまった。
そして攻めは言う、
お前とはセックスしたくないな、
兄弟とする気にならないようなもんでさ、と。
だから受けは、攻め相手に恋を自覚しても、
言えなくなってしまった…
そんな受けは、
攻めが付き合ってる男と別れると(=振られると)、
その元カレに必ず会いに行く。
受けには、攻めが滅多にいない最高の奴に見えるのに、
何がいけないのか、それが知りたくて。
親友だからこそ、男の恋人には最適!!だと思うので、
受けを激しく応援したくなりました~
頑なな攻めを落とすのはもうちょっと! がんばれ☆
でも、振られた元カレ全員に、
セックスが下手って言われる、攻めって…w
もしそうでも自分の想いは変わらいない、そう言い切る受け、
いいなぁ~やっぱり、親友を恋人にすべきだよ☆☆☆
コミカルと切なさをうまく混ぜ込んで、
穏やかに仕上げている感じが歩田川さんらしい、そんな1冊でした。