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yoru oyogu
■プロローグ
「名前を呼ばれた時の感覚…掴まれた手首の既視感…」
地元の高校に入学した高橋 正雪(たかはし まさゆき)は様々な問題を抱えていた。
幼い頃の事件、母親の事、高校で知り合った理科教師の澁谷 花菜(しぶや かな)の事…。
花菜とは高校で初めて知り合ったはずなのに、なぜか正雪は言葉に出来ない違和感を感じる。
ある日、亡くなった自分の父親真咲(まさき)に姿を重ねる花菜に、正雪は違和感の真相を感じ取ってしまい…!?
■感想
とても切なく残酷でありながら、不思議なあたたかさを感じる椿トリコさん待望のgatesuコミックス2冊目です。
登場人物の葛藤、本音を言えない気持ち、現状から逃げ出したくなるような悩みが複雑に描かれています。
伏線を散らして行き、突然昔の話に繋げてくるストーリー展開にはグッと引き寄せられるものがありました。
BL描写、ストーリー性、登場キャラクターを加味して、評価は「萌」とさせて頂きます。
まず絵がとても綺麗でうっとりします!
ストーリーも絵に負けず美しい…作家さん独特の世界観がありますね。
1、2話目の伏線から最終話までとても作り込んであって、
最終話を読んでからまた再読すると、この時のこの台詞、この場面でこのキャラはこんな想いでいたのか、なんて切なくなります。
こういう、行間を読むタイプが好きな方にはお薦めかなと!
と言っても決して解り辛いとか説明不足なんて事はないんです。
少しミステリー的でもあるんですが最終話で全部説明されてます。
教師×生徒ものとしては筋は多分王道。見せ方が独特なのかな。
キャラクターにはまれます。好き嫌いが分かれるかもしれないけどちょっと神経質で黒い先生が、一途に受けの生徒の事を想っていて切ないです。
途中までは何を考えているのか解らずなんですが、想いを吐露してくれる時、二人の過去のキーワードが読者に明かされていく時、ここが恋に落ちた瞬間なのかなと。泣けました。
あとエロシーンが大変色っぽくて、受けの表情がとてもいいです。見所です^^
初読み作家です、表紙の主人公が好みで買いました。
可愛らしい絵柄で絵的には読みやすかったです。
ただ私が読解力が無いのかどうして主人公の少年(受け)が先生(攻め)に惹かれたのか、先生(攻め)が少年(受け)を何処でどんなきっかけで好きになったのか良く分かりませんでした。
もう少しそこら辺の描写がハッキリしてたら良いのにな、なんて思いました。
「えっどこに惹かれたの?一目惚れか?」とか「貴方が好きなのは父親だったでしょう。いつの間に息子になった」なんて自分の理解力は棚に上げて独り言連発でした。
まだ1回しか読んでないので何回か読んだら理解できるのかも。
読みました2回目。
やっぱり良く分かりませんでした。セリフの持ってる雰囲気と内容がアンバランスに感じました。
ただ絵は雰囲気があって可愛らしいです。