桃色ひみつ男子

momoiro himitsu danshi

桃色ひみつ男子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
39
評価数
12
平均
3.3 / 5
神率
8.3%
著者
桜巳亞子 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
シリーズ
桃色純情男子
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784775523322

あらすじ

ウケ狙いで公開キス&ハグしちゃう、学園のアイドル鷹狩と山口。『恋人ごっこ』を装いながら──じ・つ・は、マジでおつきあい中v だけど、肝の据わった鷹狩と違って、いろいろ気にしいの山口は周りにバレるんじゃないかと毎日ヒヤヒヤ気が気じゃなくて…。大人気『桃色』シリーズ、ラブパワー全開で三度登場! 男だらけの演劇学校での、男役トップの座をめぐる熱き闘いを描いた『歌劇団ボーイズ』も収録v

表題作桃色ひみつ男子

高校2年生,恋人の同級生
高校2年生,学園のアイドル

同時収録作品歌劇団ボーイズ

同室になった男役トップ
男役志望の転入生

その他の収録作品

  • 不器用なPEACH
  • あとがき

レビュー投稿数5

「桃色」シリーズ第3作目

「桃色」シリーズ3作目。
本作では、鷹狩x山口の物語と、もう一編の中編が収録されています。

「桃色ひみつ男子」
「不器用なPEACH」
山口はキスごっこはもうやりたくない。それは本気になってしまったから。そして本気だと知られると周りにどう見られるか、鷹狩を失うのではないか…とビクついている。
そんな時、1年生にそんな状況も、抱いている複雑な気持ちも、本気なこともバレて脅され、いつものグルグルがはじまってしまう…
その危機は鷹狩本人の男前な愛で救われます。鷹狩っていい男だなぁ。(ちょっと発情が多いけど)
山口はもう自信持っていいよ。ちゃんと鷹狩は山口だけだよ。
タイトルに「桃色」が入らないけど「別れ道のふたり」が次のシリーズ作になっています。(レビュー済み)

「歌劇団ボーイズ」
これ凄く面白かった〜。
内容は、タカラヅ○の男性版のお話。
元々は柔道選手だったが怪我のために奨学金を打ち切られ、中途入学で「清玉蘭歌劇団」に入学した奥野。
もうここにしか居場所のない彼は、男役のトップを目指して黙々と練習をするが、嫌がらせや襲われたりの洗礼も受けつつ、「娘役」のトップになる…
男前の努力家が、認められて「娘役」の方で活躍を期待される、そして男役トップ・五十嵐との恋愛もあり。
狭い競争社会での嫉妬やドロドロも描かれて、中編ながら読み応えがありました。

2

「歌劇団ボーイズ」お薦めです

桃色シリーズ3冊目です。少しずつ受けの山口が素直になってきています。今回は当て馬みたいな沢田と言う新キャラも登場しますが当然のごとく二人の仲は揺らぎません。

同時収録で「歌劇団ボーイズ」なるものが入っています。実は個人的にはこちらの方が面白かったです。宝塚の男版みたいな学校を舞台に繰り広げられるお話です。これって、BLの舞台としては最高なのに、有りそうでなかったですよね。ストーリーそのものは、少女漫画にありそうなものだったのですが、その設定の面白さについつい引き込まれてしまいました。エッチもないし、このくらいならドラマになりそう!コメディタッチでもいいからドラマ化してほしいなぁ。

4

クラスの女子たちに餌をあげるBL男子。

最新作の「いつのまにか飼い犬」を読んでたら鷹狩が脇にウロチョロ出て来て、思い出し。再読してみました。
クラスの女子たちに半ばせがまれて、BLごっこをしている人気者の 鷹狩 × 山口。
女子にも男子からも鷹狩は「ダンナさん」と呼ばれ、皆の前でサービスでキスをする。
けれど本当は。本当に付き合っているという。皆の前でイチャつくのはカムフラージュか牽制か。互いに愛情がダダ漏れて。執着して執着されて。
当て馬風の沢田は自身の性癖に悩んでいるから、悔しくて。嫉妬して。2人の秘密を暴こうとする。一瞬グルグルするけど、そこまでの波乱は無く収束。
このシリーズは意外と続いていた筈なんだが、時系列がイマイチ分からない。
タイトルが桃色繋がりなだけで、1、2と巻数を打たないシリーズである。
あとがきを見たら、これがシリーズ3作目だそう。

同時収録は関西の某歌劇団育成学校みたいな夢の「歌劇団ボーイズ」という男子校。
こーんなのあったら素敵過ぎる‼︎
美少年はもちろん娘役。そこへ男役トップを狙い編入して来た奥野。
男役は不動のトップ、俳優の息子・五十嵐がいる。
彼にライバルと認められながら、その才能と色気(‼︎)を買われて、娘役に転向させられる奥野。レディコミみたいな、娘役の嫉妬や画策に陥れられながらも愛とトップの座を掴む奥野。短かめの中編なので、早めに終息しますが、嫉妬で舞台衣装を切り裂くとか。ベタ過ぎる展開からの切り抜ける、とか。この手の王道を踏襲してるのも味わい深いです。

3

バレバレなのに素直になれなくて~

05年「桃色純情男子」06年「桃色恋愛事情」の続編になりますが
多分単発でOKです。
親友から恋人になった二人という設定ですが、二人の問題はというか受けとなる山口は二人の関係がばれるのが怖いという部分と、攻めとなる鷹狩が山口を好き過ぎてるところ。
そんなものが前提として話が展開されていますので、さて、こんな二人に今回は?という具合だからです。

学園のアイドルと呼ばれる(顔はいい)山口と、イケメン鷹狩が度を越したイチャイチャをわざと学校で行うと、皆がキャーキャー言って喜んでいるのでかろうじて関係をごまかしていられる。
だけど山口は恥ずかしくて、鷹狩はとりあってくれなくて、そしてバレる事で鷹狩を失うのが怖くて、、、それが悩み。
さて、そんな二人に訪れる危機とは(?)
ということで、その山口の弱点を見事ついてくる不埒な1年生が登場!

単発ではなくシリーズなので突飛で奇抜な笑いシチュはないものの
ちょっぴりアホっこな山口も涙して真剣に悩ませてみたり、でも笑いも登場したりで、そこの辺りのミックス度合いは程良くな感じ。
そーなんです!所詮バカップルなんです(笑)
山口、あれだけ鷹狩好きなのに、まだ「好き」って言えてないどんだけ意地っ張りなんだよ~
相も変わらずの二人でした。

同時掲載は男版宝塚【歌劇団ボーイズ】という作品です。
演劇を志す者なら誰でも憧れる2年生の超難関校”清玉蘭歌劇団へ中途入学してきた男役トップの奥野。
寮の同室になった大物俳優の息子で男役トップと言われる五十嵐の相手役として娘役で抜擢されてしまった!?
反発しながらも、わざわざ中途入学するほどの努力と情熱に五十嵐がほだされるお話。
そして、少女漫画御約束の苛め(?)意地悪もw

この2作品とも、萌え?と言われると微妙なラインにある。
ユニークな部分は変わらずあるし、いつもの桜巳作品のお笑いとシリアスが背中合わせで存在する作品作りはそのままにあるから。
男宝塚も、話はシリアスなんだけどその設定自体が笑いかも?
そんな安定部分で構成された1冊かもしれないな~

2

格段に上がった作画力に酔いしれる

前作『桃色恋愛事情』から8年。
表紙だけ見ると作画のクオリティに変化がないように見えますが、本編は別人です。
2人ともスタイリッシュなイケメンすぎます。美しい。
こういう飛躍的な技術の向上を目の当たりにすると、作家さんの日々の努力に頭が下がりっぱなしです。

さて、鷹狩×山口のシリーズ3作目です。
今回は相変わらずもだる山口、さらに溺愛度を増して、天然山口レーダーを手に入れた鷹狩、変な当て馬風味の3本柱でした。
突如山口に絡んできた教師が気になる!と思ったら、そっちじゃなかった。
前回まで一致しなかった山口のビジュアルと性格ですが、今作ではそこまで気にならなかったです。
慣れたのか、ビジュアルの質が向上したおかげで、わたしの心が緩んだのか。

それにしても不思議なのは、なぜ鷹狩だけ告白され続けるのかということです。
山口も学園のアイドルなのに、女子が告白しにいくのは鷹狩のみ。
あれですかね、鷹狩はイケメン、山口は美人=美人の横にはおこがましくて立てない!っていうこと?おや、でもイケメンの横には立てる!と思う女子もすごいな。
こういう女子って、みんなが公開BLネタだと思っているキスシーン見て、自分を山口の位置に当てはめて見ているのでしょうか。素朴な疑問。
もはや誰も手出しできない公認CPでいいと思うんだけどなあ。
鷹狩くん、イケメン!でも山口くんくらいの美人じゃなきゃ釣り合わないよねー!ねー!(お互いに牽制)みたいな。

今回は同時収録が鷹狩の従兄弟・恩田×緑ではありませんでした。
宝塚歌劇団の男版な話です。
有名俳優の2世くんと、中途入学してきたワケアリの編入生。
そこに2世くんの親衛隊的なグループやら、娘役やらが絡んでくるものの、受けに惚れた攻め1強状態でした。
モブの娘役グループが可愛くて、そこだけほんわかしてます。

作画クオリティupで一番驚いたのが、緑のニュービジュアル。
「アンドレ!アデュー!」って言いそうな顔になってました。
さて、とうとう最後の『別れ道のふたり』に参ります。
前に読んだときの記憶が「攻めが傲慢」くらいしか残っていないので、今回きっちり順番を追って読んだ結果、どういう気持ちになるか、自分に乞うご期待です。

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