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hai to love story
砂原さん、読むの9冊目にして初の★5です。
文句なしに面白かったし、とても萌えた!!
いわゆるツンデレ受けで、大人でちょっとムッツリな攻めが
とても上手な対応で受けを掌の上で可愛がりますが
ごくたまに、余裕がなくなって振り回されちゃうときもあるという、
攻めにも可愛いげのある話です。
受けは美形で女にもてるわ、仕事はできるわで、
しかも気が強くて意地っ張りな毒舌です。
最悪な出会いから恋に発展というよくある話。
攻めと受けの関係性が、
月村さんの「CHERRY」に通じるところもありますが、
こちらの受けは28歳なので、
あれより世間との折り合いはつけられてるかな。
デレもあれより素直で可愛いし、エッチでの蕩け具合もかわいいです。
それにこちらの受けは本当は心根の良い奴なんです。
ノンケ同士なのですが、
あれこれ好きになる要素を説明的に並べられちゃうと
『親友でいいじゃん?』って思うので
今作のように一目惚れ系が良いですね。
だって惹かれちゃったんだもんね、と納得できます。
医者攻めなので、初心者同士でも安心感があります。
ちゃんとオリーブオイルで解していたしwww
鹿児島が舞台の作品で、火山灰がキューピッドです。
この灰がキューピッドであり、受けの仕事にも絡み
全編で実に良い味出してますし、噴火や降灰の話自体がとても面白い。
鹿児島に行ってみたくなりました。
初読みは少し前の事になります。
この作品がきっかけで砂原先生の作品をたくさん読むようになったと記憶しています。
この作品との出会いは、ちるちるでの検索でした。
ノンケものが読みたくて、ちるちるで検索してヒットしたのがこの作品でした。
ご当地ものというのも、好きなジャンルでしたので、迷わず読む事を決めました。
そして、この作品にすっかりはまってしまったんです。
ノンケ同士って凄く良い!!!やっぱりとても好きなジャンルです。
それに、攻め様が高スペックで、更には見た目とは違って結構エロくてねちっこい・・・という設定も大好きです。
受け様が強気なのもこれまた良い感じです。
お互い第一印象はサイアクだし、まさかの隣人同士(攻め様は一軒家で、受け様はマンションですが・・・)で、犬猿の仲っぽかったのが、いつの間にか距離が近づいて・・・という流れも、なんだか古くからの友人同士のやり取りを見ているみたいで(実際には友人同士ではなく、鹿児島に来て知り合ったわけですが・・・)良かったです。(実は、昔からの友人同士物も好きな私・・・)
鹿児島と桜島が舞台になっていて、火山灰と共に暮らしている鹿児島の方たちの日常も知ることができましたし、個人的に未踏の地である鹿児島に興味を持つきっかけになりました。
ちょうどこの本が出版されたあたりで、国内で大きな噴火が起きたり、鹿児島の桜島自体も今噴火の問題が起こっていたり・・・という現実もあったりしますが、そんな今だからこそ敢えてこの作品を!!!という気もします。
とにかくこの本を読むと間違いなく鹿児島に行きたくなります。
それぐらい、鹿児島での暮らしが活き活きと興味深く描かれているのです。
ご当地ものとしても、とてもおすすめの一冊です!!!
砂原さんの言葉のチョイスにはいつも楽しませていただいて、
コミカルだけど切なさとかもきっちりあって
テンポは良いしあっという間に読んでしまって勿体ないくらいです!
更に穂波さんのイラストがまた…。
毎度毎度私を骨抜きにしてくれるわけで…!!
この度の主人公・久我山誉は、
大手広告代理店のクリエイティブディレクター。
両親から受け継いだ美貌と、出来る仕事っぷり、
生まれ持っての運の強さで順調な人生だったはずが
女性関係で事実上の左遷で鹿児島へ来る羽目になったのです。
地に足をおろしてまもなくバスで出会った男とその連れらしき男に
不快な思いをさせられ憤慨しますが
誉の方が相当嫌なヤツなんですよ!w
あれ、こんな印象悪い男が主人公で大丈夫かな?と思うほどにww
大体にして全てを見下してる感じが好ましくなかったんです。最初は。
そんな誉を打ちのめしてくれる桜島の降灰が
住むと大変だろうなぁ…ドカ雪の方がまだいいかもな…というくらいで
描写だけでも圧倒されましたよ!
地元の方々は日常でしょうけれどね…。
嫌な印象のバス男(いえ、内科医のw)中馬が隣人で、
それこそまた言い合いになりますが
こういう二人が恋に落ちる展開って、おらわくわくすっぞ!w
ご飯を一緒に食べる仲となり、中馬宅で飲むようにも…。
ノンケで、東京では
“デパートの試食品でも摘まんで回るみたいな恋をして”きた誉が
優しくされ、落ち着いた雰囲気の背の高い美形に揺れてくるのです。
た…楽しい…!!!
実際、中馬みたいな男性は同性から見てもかっこいいはず!!
穏やかだけど誉の憎まれ口に対抗するとか好ましかったw
当の誉も、ただ嫌なヤツじゃなかったんです!
女性問題があった真相も
(冒頭はネタバレにならないような書き方をしていらっしゃって、
うまい!すっかり騙されましたw)
仕事に対する姿勢も、
世渡り上手そうでしたたかそうな反面、熱い気持ちも意地もあるし
なんだ…いいヤツじゃんか!!
中馬が誉を表面上だけで判断してくれなくて良かった!!
Hシーンではあの誉が可愛くとろけてて、
中馬にかかれば仕方あるまいな、というくらい気持ち良さげでしたよ!!
いつも可愛げが無い男が…ぐふははははww
中馬も紳士そうに見えてすけべえな感じがナイス!!
もっと啼かせてやって下さいなー!w
書き下ろしの「隣人とラブストーリー」は
付き合う事にはなったけどなかなか素直になりきれない誉が
また成果を上げたら東京に戻れるかもしれないけど、
しょうもないプライドでつい言い放った言葉が
恋の雲行きを怪しくさせます。
大人だからとか、みっともないとかそういう感情もわかるけど
ここぞって時は伝えあわなくちゃね。
脇キャラの支局長とか誉の助手の新留さんとか楽しかった!!
こういうキャラ達がまた輝いていると物語に入り込みやすいです♪
最後に!穂波さん!!
あのなめらかな背中や腕や喉のライン…。
優しいまなざし、やわらかそうな髪、男性らしいけど綺麗な手…。
穂波さんのコミックスも勿論また読みたいですが
画集も出して下さいぃいい!!!!!愛してます!!!!!
受け様は美人で有能な広告会社の社員。攻め様はお医者さん。
ハイスペックなカップルです。
受け様が口が悪くて、攻め様にも「性格が極悪」と評されたりしています。
なのですが、私個人的には受け様が可愛くて仕方ないです。
本当はいい子なのに口の悪さゆえ、無駄に敵を作ってしまったり。
素直になれなくて、本心からそう思ってるわけじゃないのにツーンとしてしまったり。
自己弁護しない潔さとおうか、不器用さというか。
そういう色々が可愛い!
大人な攻め様がツンツンな受け様を、懐柔したり、牽制したり、気持ちを繋いだりするのにもぐっと来ました。
エッチもラブラブで、ツンな受け様がとろとろに泣かされてしまうのに萌えました。
蛇足ですが、鹿児島が舞台のこの作品。桜島が印象的に扱われていて、見に行きたくなります。
ちなみに自分は関東在住ですが、まんまと影響されて鹿児島旅行の予約をしてしまいました。
とにかく口が悪く天邪鬼な受け様の久我山くんと懐のふかーい攻め様の中馬さん。
ノンケ同士のラブストーリーです。
出会いはお互い最悪なイメージしかなかったのに、どうやってラブストーリーに流れていくのかしら、でした。
天邪鬼だけど、ところどころ素直でかわいい反応を返してくれる久我山君に中馬さんってば気持ちをもってかれちゃってってました。
久我山も子供扱いする中馬さんに反発しつつ一緒に過ごすのは居心地よくって惹かれていって。
受け視点でお話が進んでいくので、懐の深いいい男の中馬さんに惹かれていくのは共感できました。
ってゆーか、私もホレちゃうよ?
くっついた後のお話の「隣人とラブストーリー」
ここでも久我山くんの口の悪さが災いしてすれ違って。
反抗期か!!!と言いたくなる素直じゃない久我山くん。
でもまぁ、そんな天邪鬼な久我山君をかわいい、と思い直してくれる中馬さん、惚れた弱みというか、大人だなぁ。
でも、桜島で1人海に向かってもんもんといじけてる久我山くんは、うん、かわいかった。
んで、携帯片手に「君からもらってうかれたかった」とか言っちゃってる中馬さんもかわいかった。
えちシーンは大人というか、ちょいエロオヤジ系だった中馬さんでに翻弄されてる久我山くんでした。ふふっ。
やっぱり砂原さんの描くやらかめの文章がすきだ。
ほわっと読ませていただきました。
今回は何といっても桜島!ですねww
読後結局いちばん「灰が降る」の印象が強かった。
そこじゃねーだろって話。
お話はといいますと、
上司の女と遊んじゃったがゆえに地方に左遷されてしまった受
バスの乗車方法ひとつとっても勝手が違う。
そんなさなかに遭遇したホモ。
思わず「ホモ」なんて言葉を使ってしまったから激おこされて。。。
そこから運命の再会を~というお話ですな。
口が悪いのが玉に瑕な受が、実は素直で
なっとくすればすんなり受け入れる。そんなところが可愛い。
はたから見ればあんな口が悪くて態度が悪いのに。。な相手が
攻からみたら~というのがちょっぴり萌です。
実はホモだとおもってた攻もノンケ
受だって、ホモを自分とは違うものととらえていた。
それがいつのまにか~な展開がおいしい。
酔っぱらって、家と間違えて攻の寝室に上がり、寝込んでしまう。
それを止めずちょっと触ってみたいとおもう攻の下心。。。萌でした。
全体的には薄味ですが、
これはこれでw
タイトルの字面からの連想は、『灰とダイヤモンド』だったのだが
こちらの灰は桜島の灰、そしてコメディでございました。
誉は大手広告代理店勤務。
優秀にして眉目秀麗、人生負け知らずだったはずの彼は
とある経緯で鹿児島に左遷されてしまう。
くさくさした気分で着いた途端バスの乗車を巡って揉めた相手と
隣人として再会し……
外面はいいが、あまのじゃくで口が悪くて素直になれない誉が
盛大に文句を言いつつ、段々鹿児島の魅力に惹かれていくのと同時に
この隣人の医者・中馬にも惹かれて行く。
誉の口の悪さはとびきりなのだけれど(子どもかっ!と突っ込みたい)
多少鼻持ちならないところはあるにせよ、実は真面目で努力家、
そして素直になればなんとも可愛いタイプの受け。
一方の中馬は、物腰柔らかな出来た大人かと思いきや
案外したたかで嫉妬深くて、でも恋人には甘い攻め。
こんなカップルの話ではあるのだけれど、実はこの話、
本当の主人公はなんと言っても噴煙吹き上げ灰を降らす「桜島」。
その描写や人々のそれと付き合いながらの生活ぶり、
更にはそれを生かして起死回生の仕事をする誉の仕事ぶりが面白い。
ノンケ同士の恋愛話としてはちょっと簡単過ぎるかな、と思わなくもないが、
鹿児島支局の面々もなかなか面白く、するすると楽しく読了でした。
キャラ文庫では、久々の砂原さん。
攻めの一人称が『僕』好きさんにびったりな作品です。
でも、エロスイッチが入ると『俺』に変貌(笑
内容は受け視点の三人称。
********************
受けの誉は、大手広告代理店のクリエイティブ・ディレクターで、28歳。
生まれた時から可愛いと言われ続け、成長してからは女性にはモテまくり。
しかしそれが仇となり鹿児島へ左遷されました。
攻めは端正な容姿に長身の中馬。
三年程妻とは別居中の内科医で、誉のマンションのお隣の一軒家の住人。
誉との初対面は最悪なものに。
********************
舞台は鹿児島。
やー、砂原さんが後書きで『鹿児島の〝ような″県です、こんな方々はいません』という感じのことを書かれていたのですが(先に読んでた)、本編読んで納得!
思いっきり初っ端から鹿児島県民の方々、飛ばしてます(笑
誉はまあ、ツンデレです。
プライドは山のように高いですし、口も悪い。
ハッキリ言って嫌な奴です。
こんな男なのにけっこうはやくトントンと事態が進んでいくのは、雑誌掲載の残念な点ですね。
ページが足りてません。
始めの方の、ふたりがツンツンし合っていた辺りが面白いのでその辺りにページが割かれているのは良いのですが、中馬が結婚していたのがわかってそれにショックを受けている様はなんだか唐突で。
ノンケ同士がこんな簡単で良いのか?と。
それに、序盤で東京から飛ばされた原因は『他部署の上司の女に手を出したから』ということだったんですが、最後の方には『上司にセクハラされている女子社員の彼氏役をしたから』になっていました。
わたしどこか読み落としたのかなあ?
もしかしたら序盤のことは嘘で事実は正義の味方したからなのか?とも思って読み返しましたが、完全に『手を出した相手が悪かった』『上司といっても他部署だからバレないと思った』というような回想を自分でしていて、うーんこれは?良くわからないぞと。
雑誌掲載ですから辻褄が合わないなんてことはないと思いますので、きっとわたしが読み落としているのだと思いますが、なんだか色々細かいところが気になってお話に没頭できなかったんですよね。
個人的には中馬のようなシラっと爽やかに見せながら、腹で計算していたりムッツリしているタイプは大好きです。
本当、エロスイッチ入った後のムッツリ具合はたまりませんよ!
中馬の大人のエロさがさすが砂原さん!なので、出来れば丸々書き下ろしでじっくり読みたかったなあ。
ココナッツさま、ご返信ありがとうございます!
この時期は何かと慌ただしいですよね。
ココナッツさんの小説のレビューはいつも参考にさせて頂いておりますので(最近だと『ライド・ガイ・ライド』!こんな面白そうなシリーズがあったんですね~~!)
これからも楽しみにしております(*^▽^*)
お互い無理のないペースで新刊など楽しんでいきたいですね☆
Krovopizzaさま、こんにちは(*^^*)
良かったですよー、わたしだけではなかったのですね。
ていうか、読み落としでなくて良かった(^^;;
雑誌掲載時と文庫化時で二回もチェックがあったと思うので、まさかなあと思っていたのですが。
砂原さんのエロ表現は大好き!ですし、中馬が大人の嫌らしさ満タンですっごく萌えたのでかえって残念度が高くなってしまいました。
年末に向けてまだまだ楽しみな作品が満載ですが、11月以降は仕事が忙しくなって読書スピード落ちそうです。
Krovopizzaさまのレビューで読んだ気にさせてくださいませ(o^m^o)
ココナッツさま、こんばんは!
上司の女~の件、やはり辻褄が合いませんよね。
(書き方からしてミスリードとも思えないし…)
ココナッツさんのレビューを拝見して、良かった気になってたのは私だけじゃなかった~!って安心しましたw
鹿児島や仕事の描写、大人のエロさなど素敵なところは多いだけに、ほんともうちょっとじっくり読みたかったですね(^-^;
鹿児島へと行ってみたくなるラブストーリー。
著者様のあとがきでNEO鹿児島とありましたが、桜島がまるで恋のキューピッドのような役割を担ってるところもロマンチックで素敵でした。
左遷され鹿児島へと来ることになった主人公・久我山は、自尊心が高く傲慢な一面もちょいちょい見せてきます。
性格と口の悪さを覗けば、ほぼ完璧な久我山。口の悪さも良く言えば素直なのかな。
序盤で繰り広げられるバスの座席争奪戦から久我山の相手を見下げる毒舌家っぷり全開です。要は嫌な奴なんです。
だけど、不思議と憎めなかったです。
苛立ちをつい感じてしまうシーンもありましたが。
何だか、久我山の気持ちがわからなくもないんですよ。
私も地方へと引っ越して来てばかりのときに、同じ気持ちになったものでして^^;
並んでることなぞお構いなしにやって来られたときには、戸惑いを通り越して怒りすら覚えました。
不本意ながら辺境の地へと足を踏み入れた心境が、桜島の降灰によって物語られているようでした。
久我山のお相手・中馬はちょっぴり変態だけれど温かみのある素敵な男性だと思います。
大人の魅力を醸し出しながらも、たまに余裕を喪失したり、桜島まで久我山を追掛けてきちゃうところも素敵。
そんな二人の恋人としての歩みが桜島の状態とリンクしているようでとても面白く、より深く物語に引き込まれます。
嫌な奴という印象を受ける久我山が中馬にとろとろに蕩かさられちゃうところに激しくキュンキュンしました。
私にはかなり久々の砂原さん。灰?灰ってなんだ?と思ってたら、なるほど桜島ですか。ほんとにそんなにすごいんでね~火山灰。それにしてもこのクリエイティブディレクターの久我山、鼻持ちならない思春期真っ盛りで自意識過剰+偏見の塊で、中馬にはもったいないような、こういう懐の深い大人の男だからこそ合ってるような、いやでもいったいどこがよかったんだ中馬よ!とずっともやもやしながら、可愛さを見いだせずに最後まで読みました。面白かったけど。