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さあ 罠に飛び込んでおいでよ
trap
最初に思ったのは、大槻さんまたまた絵柄が綺麗になったのではないかということ。
表紙の絵より中身の絵の方が綺麗だと思いました。
特に新稲君のバサバサ長い睫毛とくっきりしたアイライン、プルプルの唇が目を引きました。
先生(作中で本名が出てこなかったと思うのですが)もどちらかというと美人です。
ですが、先生の性格が結構えげつなくて、最初は余り好きでなかったのですが、途中からこの人は不器用なだけじゃないのかなと思うようになってからは可愛く見えました。
その頃には新稲君の方が大人に見えたり(笑)。
恋人としての甘さはあまり感じられないお話ですが、2人のやり取りが楽しめた作品でした。
この攻マジでクズ(´・ω・`)
見てて不快な部分は多々多々・・・多々あるのですが
読み終えて一つの作品としてみれば、
わりと面白かったかなというのが雑感。
始まりは受が高校生だった時分。
担任教師だった攻にタバコをカバンに入れていたのを見つかった事。
黙っていてやるかわりにどうしてくれる?
その問いかけに身体を差し出したのが始まり。
一年みっちり体の関係をつないだ二人。
それから幾年。同窓会で再開した受は
攻があげた腕時計を~からのリスタートなお話し。
快楽、優越感、背徳感。
自分を高位だと思う思い上がり。
ひたすらにゲスな攻を見せてからの種明かしが面白かった。
ただ、これだけクズな攻にはもう少し制裁があっても
よかったかなーとは思う。
受がそんなに好きなら仕方ないんだけど・・・
ふーむ、なるほど。
初めてこの作家さんの作品を読んだのですが、ふーむ、なるほど〜どまりでそんなにハマる作品ではありませんでした。
私にはあまり登場人物が好きになれず、やっぱり最初のトラップがどうしても受け入れられなかったかな。それが最後まで引きずっちゃったかも。
話としては面白いと思うし、再会してからのやり取りはしてやったりなんですけど、なんだろ。せっかくのトラップがそんなに面白いものに感じなくて。ニーナの方は超落ち着いちゃってて、先生もあんな感じだから、トラップものなんだけど、なんかハラハラしないんですよね。登場人物内で駆け引きはなくてもいいのかなとは思うんですけど、読み手と作家の駆け引き?みたいなドキドキ感がもう少しあってもいいのかなーなんて思いました。
他の方のレビューにもありましたが、先生を受け入れられるかどうかで評価が変わるのだと思います。
萌え萌え〜みたい感じに終わってない所は好きでした。
大槻ミゥさん作品を読むのはちょっぴりお久しぶり。
ダメ男攻めが更なるダメ男攻めに進化していた!!
大槻ミゥさん作品は、オシャレでフワフワな羊毛みたいな柔らかい可愛いイメージがあるけれど、たまにダークサイドを投入してくるのですよね。
腕時計をニーナに挿入するシーンは、衝撃でした。
そして、その腕時計をニーナはしっかり…腕時計にまつわるシーンは萌えました(*´艸`*)
人ひとり思い通りにする快楽を忘れられない山崎は、再会した同窓会を機にまたもやニーナを思い通りにしようと目論みます。
ニーナが上等で上質な美しい男子だからこそ、キレイなものを自ら穢す悦びやら優越感もあったんでしょうね。
大人の男へと成長するニーナには卑劣な罠を仕掛けても、以前のようには捕まえられない。
それどころか、ニーナの方が巧妙なトラップを仕掛けている…
展開こそわかってしまうものの面白かったです。
山崎は嫌な奴ではあるけれど、何故だか憎めないヤツなんですね。
ニーナを自由にできるある魔法の言葉以外は驕りも脅しも意味をなさ
ない。
卑劣になりきれない、一人ジタバタする山崎はちょっぴり可愛らしかったです。
ニーナが大人の男へと成長しすぎてましたが、攻守交代しなくてホントよかったです♪
高校の担任(攻め)が、生徒(受け・表紙左)の弱みを握って、
好きなように好きなだけ、その若くてキレイな体を貪る。
いつ、どんな風に扱われても従順に従う受け。
(腕時計をコンドームで包んで挿入…は、さすがにちょっと痛そう~
だけどそこが一番萌えたシーンかもw)
その関係は受けが卒業するまでで、1年にも満たない。
でも、思い通りに人を扱う優越感と快楽を、攻めは忘れられない…
5年後、ふたりは同窓会で再会。
受けはもう社会人、攻めより背が少し高くなり、
体の関係などまるでなかったかのように振る舞い、順風満帆な様子。
それが攻めは気にくわず、
もう一度あの受けを抱きたい、あの体を味わいたい…と罠をかける。
けれど、受けは昔と違って強気に出て……
攻めが罠をかけるのは、受けの体がもう一度欲しいから。
でも受けの求めるものは、体だけじゃない。
だから受けは、攻めよりももっと巧妙に罠を張る…
タイトル名もあるし、大体の展開は読めるのだけど、
そのふたりの罠のかけ方の違い、駆け引きの仕方の違いが、
なかなか面白いなぁと思いました。
ただ、
かなり性格の悪い攻めに受けが惚れこむ理由が、
描かれてはいるんだけど、少々弱いような気がしてしまいました。
あと、
再会後の受けの強気な感じが素敵だったので、
攻めをもっと翻弄してもっともっとギャフンと言わせて欲しかったなぁ~
ミゥさんの色気たっぷりのエッチシーンが活きている、
一冊丸々表題作でなかなか読みごたえのある面白い本でした。
萌え×2寄りです☆
大槻さんの描く攻めって人としてどうかと思うようなのがちょいちょい出てきますが、この作品の攻めはその中でもかなりのダメ男です。
あとがきにも今までで一番ダメ男かもしれない…みたいに書かれていました。
私はダメ人間好きなので、この攻めのキャラクターもかなり気に入りましたが、その先生を許せるか許せないかで評価が分かれる作品かもしれません。
高校教師の山崎は、担任を受け持つ生徒、新稲(ニーナ)の弱味を握った事からニーナに身体の関係を強きます。
その関係自体はニーナの卒業によって終わるのですが、山崎はその時の“人ひとり思い通りにする快楽”を忘れられずにいました。
そんな二人が五年後、同窓会で再会します。
山崎はまたあの頃のようにニーナを翻弄できると思い罠を張るのですが、ニーナはそれをすり抜けていってしまいます。
そして山崎に言うのです「俺に言うことない?それがわかったら、またなんでも言うこときいてあげる」と。
結局、罠を張っていたのは山崎ではなくニーナでしたよというお話し。
そもそも、山崎は身体の関係を強いたと言っても別に暴力をふるったわけでもなく、ちょっと言葉で追いつめただけなんですね。
それだけで一年も高校生男子がなんでも言うことを聞いてくれるなんてユートピアが…まあBL界には時々ありますが、普通に考えたらあり得ないわけです。
なので読者はわりと早い段階から、これは山崎がニーナを捕まえる話しではなくってニーナに山崎が捕まる話しだぞ、と気が付く構成になっています。
そこから山崎がいかにニーナの本意に気付き、ニーナの罠に嵌まっていくのか、というのがこの物語の一番の見所なのかな。
最終的に全てニーナの手のひらの上みたいな感じで、そんな山崎のなんとも小さい男なところがダメ男っぷりに拍車をかけていました。
ニーナもニーナで、最初に山崎に握らせた弱味までニーナが仕向けた物だと出てきた時には、これは結構な執着だなと面白かったです。
多分ニーナの一番の弱味って山崎にどうしようもなく惚れてしまっているところだと思うんですが、それに気付くと山崎はまた増長しそうなので、はぐらかしたままでいてほしいなと思います。
そんなダメ男山崎ですが、最終的に魔法の言葉である告白をして、さあなんでもニーナが言うこときいてくれますよ、という時に性奴隷とかそんな事は思い付きもせず、真っ正面から「つきあいたい」なんて言ってしまうところが、ダメ男なんですけど悪い男にはなりきれない愛すべきキャラクターだなと思いました。