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shishunki blood monster
童贞嗜血野兽
俺様吸血鬼・ケイトと稀なSランクの血を持っている人間・友一とのラブストーリーのスピンオフになります。
◎稀血を持つ茜×吸血鬼の夜野
生意気なだけかと思った茜が、夜野に懐いていく様子が可愛いです。夜野と引き離されて、本気を見せた茜にギャップ萌えです。3年後の豹変っぷりが可笑しかったです。
◎吸血鬼に血を売る人間×吸血鬼の安部
カイトにさんざん苛められていたあの阿部です。ヘタレになったり、豹変したり、カッコ良くなったり…。その度に振り回される店長が面白かったです。恋が始まるのか、気になるところで終わっています。
◎友一を襲った吸血鬼のリョータ×ケイトに振られた光
ケイトには穏やかな態度で接していた光が、あんなに鬱屈していたと知って驚きました。更生してマジメになろうとするリョータが笑えます。光も幸せになれて、良かったです。
もう一つ、吸血鬼とは関係のないお話が収録されています。小さい頃から大好きと公言している、三島さんがお得意のカッコイイ男の子達のお話でした。
どのお話もキュンとなれて、面白かったです。
ラジカル・ブラッド・モンスターが大好きだったため購入ですが、前作の二人は絡んできません。(小ネタはあるけど)
表題作は特に前作を読んでなくとも大丈夫、な内容になっています。
三島さんの作品は、こっちが攻めなの!?な可愛い系年下攻めに尽きますが、これは腫れ物のように扱われ、強がっていても泣き虫な子供を次第に守ってあげたいと思うようになる「慈愛」や「主従愛」に近く、どっちが攻め?受け?って雰囲気ではなかったです。
吸血鬼モノと言っても前作のように血を吸うシーンがエロチック…なお話ではない(そもそも血を飲んでない)
夜野が来てから自分の足で成長していく茜の姿が、短いながらもよくまとまっていると思いました。
でもラストの成長した茜はやっぱり三島さんの作品だなあ…な感じが。
この先二人がどうなっていくか、安易に予想できますね!
「ハツモノブラッドモンスター」
「俺様ブラッドモンスター」
は前作の脇キャラのその後ですので前作を読んでから読むほうがいいと思います。
どっちも面白かったけど、「俺様ブラッドモンスター」がこの本で一番好き。
前回で悪役として登場した光とリョータのその後。その二人をくっつけんのか!と正直予想外の展開…
前作読んだときに光は特にピンときたキャラじゃなかったんですが、これを読むとなかなか複雑な人間でBLの受け向きじゃない?とか思ってしまった。
仕事にも容姿にも恵まれていていつもにこにこ本音を見せない…それでもパトロンとして優良物件な光を手に入れて最初はラッキー♪って思っていたリョータだけど、次第に張り付いた笑顔しか見せない光に苛ついて、ぐちゃぐちゃな本音を暴いてやりたいと思うようになります。
こういう展開に弱い…。ラストの光の泣き顔にホントずきゅんと来て、何だか三島さんってどんどん表情描くのが上手くなっていくなあ。
これも読みきりなのによくまとまっていました。
「オレはお前と結婚すんの!」
この作品だけ単品ですが、一番三島さんらしい作品でした。
そしてこれがとても良く出来ていた…。短い作品なんで内容バレがあまり書けないけど、可愛い攻めが全快で、可愛いのにホントかっこいい!
短編4つ入ってるのに、全体的に起承転結しっかりしていてどれもハズレがなかったので、これは神評価で!
ブラッド・モンスターシリーズ、続いてくれたらいいなあ!
ですが、表紙から一瞬誤解した「ショタ吸血鬼」ではないわけです(苦笑)
三島さんの得意技である「小型の攻め」はいないのがちょっとだけ残念。
思春期ブラッドモンスター
「主従」+「ツンデレ受け」という形ですが、ツンデレと言うより
茜の方が至極もっともな反抗をしつづける可愛い話です。
SSランク(「ラジカルブラッドモンスター」の友一のさらに上のランクですね!)という日本に一人位しかいなさそうな血を持っているがゆえに
周りの警護がきつく吸血鬼が嫌いになり、反抗することも、
周りの友達から外されて寂しい事も、
やっとなじんだ夜野と引きはがされた事について反抗することも自然で、理不尽でもなんともない。
えーっ!な気分にならない分、可愛いなーと思っていられ・・・
うわっ、なにこの3年後。俺様にクラスチェンジしてるよ!
「ハツモノブラッドモンスター」
「ラジカルブラッドモンスター」の吸血童貞な安部ちゃんのスピンオフ。
・・・なにこれ安部ちゃん結構ワイルドだよ!
まぁ可愛い顔して裏の顔結構ワイルドでダークなのは前作でも見えてましたが、
もしかしてこれでいて安部ちゃん攻めに行ける子なのかも・・・
「俺様ブラッドモンスター」
「ラジカルブラッドモンスター」の友一を襲った吸血鬼集団の一人リョータ(!?)とケイトに捨てられた光(!?)のスピンオフ。
・・・そこまでスピンオフで救うんですね、三島さん。
どうしてもグルメではあるリョータと血のレベルにコンプレックスのある光ですが、その辺はやはり熱意だとか愛だとかで補える気がします。
「オレはお前と結婚するの!」
一瞬これも片っぽ吸血鬼かと思ってしまったけど、
世間武装が凄く得意な子とド単純な子との普通に学園ものでした。
分かりやすいお話だな、と。
一冊のメインテーマが一本のようで一本出なかったところが惜しく、神棚入りならずってところです。でもリピートはする気がします。