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kamu otoko
ケモ耳全裸くんを膝に乗せてほくそ笑むマントマン。
表紙で完全にネタバレです。
そう、みんな大好き、吸血鬼と狼男です。
ニホンオオカミのアルビノである雪花は、発情期を前に嫁探しのため街に出ます。
スカウトされてホストになったものの、運命うぃ感じる女性には出会えず。
それなのにホストクラブのオーナー・長門に見つめられた瞬間…。
耳と尻尾出ちゃいます。
耳を押さえながら「お腹が痛い!」ってトイレに駆け込むノリ、好きです。
小さな頃から「吸血鬼に会ったら全力で逃げろ」と両親に教えられてきたのに、気付けば囚われの身でございます。
吸血鬼の暗示が効かない、飲んだことのない血の持ち主ということで長門の好奇心を煽ったとは言え、いきなりの拉致監禁はひどい。でも気にならない。
なぜかと言うと、長門の好奇心がどんどん変化していくさまが、しっかり描かれているからなのです。
言葉では特に言いません。態度や行動がどんどん甘くなるのですよ。
この辺りの変化は読んで感じてください。
にやにや必至です。
長門の超絶ブラコン弟のめんどくさい嫉妬や、嫁探しの件、ついにやって来た発情期などを経て、長門と雪花の絆はどんどん強くなっていきます。
弟の策略にハマった雪花を救い出すシーンでは、長門の深い愛に痺れますよ!
いろいろあったものの、感動のラストは結構軽めのコメディタッチ。
いいんです。いいんですけど、「長門、どうなっちゃうの!?」という緊張感溢れるシーンからのあまあま、そこからのコントの最後の「ちゃんちゃん!」みたいなラストには拍子抜けしてしまいました。わたしの緊張感…。返して…。
ひとつ不満を申し上げるなら、オオカミの番の件を長門とちゃんと言葉で確認し合うシーンが欲しかったということでしょうか。
雰囲気で「お互いにこのひとと決めた!」というのは分かるけど、せっかくの「生涯にたったひとり」設定を最初の雪花の状況説明にしか使わないのはもったいない。
雪花の命がある限り、雪花だけと長門にも言葉で誓ってほしかった。
あと、街に出る→ホスト→監禁までが早すぎたので、もう少し街で右往左往する雪花も見たかったかなあ。
2つ、言ってしまった。
ラストは軽いものの、好奇心から愛着に変わり、愛になる過程がしっかりと読めるこちら。良いですよ。
一冊まるまる表題作です。
吸血鬼(俺様)×狼男(ウブワンコ)の話です。
ウブで純真な狼男が、田舎から都会に「生涯の伴侶」を探に出てきます。
そして彼が務めた先は「ホストクラブ」。
ここでツガイとなるメスを探そうと思ったわけですが…
なぜか都会派イケメンの吸血鬼(ホストクラブのオーナー)にお持ち帰りされることになってしまいます。
そして狼男は鎖付きの首輪をはめられ、
吸血鬼の豪邸に監禁されてしまいます。
そしてエロエロな日々を送る…という感じです。
あとお屋敷には吸血鬼の弟がおり、
これがブラコンで狼男のことを邪魔者扱いし、嫌がらせをしてきます。
いわゆる当て馬的な役割のキャラです。
弟は世話係のメガメと付き合えば丸く収まると思いますw
こちらの作品は吸血鬼や狼が出てくるファンタジー系にはよくあるパターンのストーリーでしたが、
それなりに話はまとまっていて読みやすかったです。
私の場合は受けのキャラと、ブラコン弟のキャラ萌えがいまひとつだったのでこの評価ですが、キャラ萌え・設定萌えが頂けそうな人には向いているかもしれません。
ちなみに絵は古いタイプの絵柄ですが、イラスト業もされている先生ですので、ものすごい違和感を感じるような変なデッサンの絵はあまり無いです。