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八雲師匠は助六とみよ吉が死んだ日から、小夏が自分を殺してくれるのずっとを待っていると言う。
それこそ死神を待っているかのよう。
「お前さんが居たから手前じゃアできなかった」
てことは、小夏がいなかったら自分で死んでいたかもしれない。それくらいの気持ち。
小夏は息子に八雲師匠の落語を聞かせたいから殺さないと言う。
「今度は その坊主のために死ねねえってのかい」
これまた因果わ巡るですね。
小夏の子どもの父親は親分、と読めるように描かれていますね(アニメでは八雲師匠が父親だと匂わせていたのでこの先読むのが楽しみです)。
その親分に、誰が何と言おうと自分の息子でぇと啖呵を切る与太郎がかっこいい。男だわぁ。
これをきっかけに与太郎は自分の落語をつかんでいくんやね。
小夏の子どもの名前は信ちゃんか。父親の名前をつけたんやね。
「父ちゃんの落語が聞こえるよ」
自分の父親の落語、与太郎のこと、両方の意味やろね。2人とも助六。いいわぁこういうとこ。