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akuma no seisan
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
1~3巻一気読み。どハマりしました。ミステリーもコアなジャンルを題材にしていて興味深いです。
この先生は日本車が好きな気がします。アドリアンはフォレスターを買い、ガイはマツダ車でアドリアンが落ちた車もトヨタ車。日本のモノが出ると嬉しくなっちゃいます。
ジェイクが言うようにアドリアンはSUVよりクーペの方が似合うイメージだなぁ。
遊戯王が出てきたのには驚きました。この先生は本当に色んな分野に精通しているのだと尊敬します。
ワンダの声を聞いてみたい。赤ん坊の頃からフィルターなしで喫煙してるかのよう、ディスポーザーが生ゴミを砕くような騒音って表現、最高です。アドリアンの何かに例えるユーモアセンスが大好きです。
だからこそジェイクに腹が立つ。こんなに魅力的な人を傷つけるなんて!
言っていることは正しい。明言はしていないが、ケイトよりアドリアンを好きなのだと思う。だとしても、公言できる方が本命だと思います。アドリアンは浮気相手のポジション。それを自覚していたけれど、それにしてもあの報告はアドリアンが気の毒過ぎでした。
アドリアンを突き飛ばした場面は本当に頭の中のジェイクをボコボコにしていました。
キザだけどガイに期待!
ジェイクが想像以上のクソ野郎でした。
世間体の為に捜査までねじ曲げるんだ!!?
アンガスの家で指紋を拭き取って、アドリアンが来た事実を隠蔽した時、本気でジェイクに失望しました。
アドリアンの一人称で話が進むのでどうしても彼に気持ちが傾いてしまうのですが、二人の恋愛の(特にジェイクの)一番の犠牲者はジェイクの恋人、ケイトです。
ケイトの妊娠が分かってからも寝てますからねこの二人。
彼女はジェイクが普通の人生を手に入れるための道具ってことだろう?
この話、どう転んでもケイトが可哀想では……?
アドリアンがいつの間にかジェイクのことを恋人と認識していて震えました。
母親の誤解も全く訂正しないし、ヘアサロンでも恋人って言ってるし、本当は恋人と言いたいのだろう気持ちが出まくってる。
どう考えてもジェイクとの未来を諦めきれてないんですよね。未来がないことは分かっているのに。
四十年もゲイをひた隠しにしてきた男がホイホイ男に靡くわけ無いだろう!!! 諦めろ!!!! 諦めろー!!!!
しかし、アドリアンを振る時のジェイクも腹立つ。
浮気に関してはアドリアンも完全に悪いのですが、それはケイトに対してです。
ジェイクはアドリアンに謝れよー!!!!!
そしてアドリアンはアドリアンで対人関係が最悪で読んでいてストレスが溜まりました(笑)
ゲイへの偏見で色々と嫌な思いをして来たはずなのに、サタニズムへの偏見で色々な人を不快にさせるアドリアン。
かなり精神的に追い詰められているのが分かります。
セレネを訪ねた帰りのアドリアンの様子が本当に怖かった。
そしてそれを見透かしているオリバー・ガリバルディ。アドリアンを勧誘する時のセリフがグサグサと刺さりました。
サスペンス要素は前作以上にオカルトテイスト。
やたら壮大で少し置いてけぼりになりましたが、面白かったです。
痴情のもつれで更にややこしくなってるの本当に罪。
シリーズの3作目は、とにかく辛い。そして切ないです。
アドリアンもジェイクも、もう本当に現実に生きているかのようで、感情がダイレクトに読んでるこちらにも迫ってきて苦しかった・・・
謎解きとしては、悪魔崇拝絡みの事件を追う、というなんともオカルティックな題材で、よく調べられていてとても面白かったです。
そしてアドリアンの母リサの再婚によって新しい家族が増えるというサプライズ。アドリアンの皮肉屋なセリフがますます冴えてます。
新たな銀髪の年上男ガイも登場して、盛りだくさんなのにとても読み易かったです。
しかし辛かった・・・
2014年刊。
途中でやっと気付いたのだが、このシリーズの各巻の表紙ってジェイクとアドリアンの立ち位置で二人の距離感を示しているのだね。
てな訳でこの3巻目ではまさに表紙通りの展開、ですよ。
アドリアンは"クローゼットゲイと付き合うとこうなるぞ"と、どこかしら腹を括っていたのだろうか。
どうもね、内心深く落ち込んでいるのだろうが、乾いた笑い的な皮肉を飛ばして悲劇のヒロインに浸らないように踏ん張っているように感じるんだな。
ジェイクに関しては、己の性癖を隠すのに当人だけならともかく、恋人と認めていないアドリアンにも無言で秘密を強要するってのもおかしな話だわな。
彼の考えは、いくらゲイ差別に厳しい社会とはいえ、読者に罵られるのも無理はない。
実は、個人的にはこのシリーズにはどうも萌えを見出せず、読み進めるのに難儀している最中だ。
この作者の持ち味である人物描写の巧みさと多様な表現力は無視できないので、頑張って読破するつもりだが。
(今回は特に心身疲れていて読めない時期もあってか、1ケ月近く掛かってしまったよ…(ノД`)・゜・。)
先にこっそり読んだネタばれでほとんどの読者がジェイクに腹を立てているのは知っていたが、自分は他の登場人物達にも苛ついてしまった。
自身作の評価が芳しくないからと焦っている小説創作グループの一人・ジーンの度を過ぎた行動、有能な従業員なのだろうが陰で何を詮索しているか分からないベルベット。
母親のリサも息子をダーリン呼ばわりする程溺愛しているのに、アドリアンが選ぶものを気にくわないせいか見下すところがある。
何も女性キャラそのものが嫌って訳じゃないんだ。
今回は特に彼女達の些細なエゴのゴリ押しが目に余っただけ。
意外にもドーテン三姉妹は好印象だったもの。
彼女達はアドリアンとの程々の距離感を心得ている気がする。
つくづくアドリアンてばジェイクだけにではなく、周囲の人間関係にも忍耐強いんだなぁ…と感じ入った。
シリーズ三冊目。
作中の時間は前作から一年弱らしい。原書の初版は2006年、ちょっと間が空いているせいか、続けて読むと作品に漂う空気感と細かな設定に微妙な違いを感じた。
アドリアンはジェイクに対してのみチョロくなっていて、今後の展開が心配に。健気受けのごとき繊細な切なさを出す方向にいかれると、読むのが辛そうだなあと警戒心が高まる。結果は撃沈……恋愛絡みのストーリーは非常に辛かった。
ジェイクは前作とはかなり態度が変わっている。その理由もきっちり語られるので納得だが、前作を思い出して切なくなる。あれは生活圏から離れた場所だからこその甘い態度だったのかと思うと、落差で倍辛い。
胸が痛む別れのシーンは淡々としていて、このときのアドリアンはとても好き。その後にちゃんと落ち込んでいるのがまた辛く、この先一人で年老いていく自分を憂うモノローグは心に刺さった。
序盤から関係が終わりそうな匂いが漂い、今までのようにジェイクとアドリアンのユーモラスな会話は無い。代わりのように他のところでコミカルな表現が多く入れられていて、気持ち的に随分助けられた。面倒ごとがあるとすぐに酒を探すアドリアンが面白い。
今作でアドリアンが巻き込まれる事件は悪魔教カルト。正直私は苦手な分野。信仰心を根っこのところから理解できてるわけじゃないので、同じ熱量で真剣になれない。
一人称の視点主であるアドリアンが私情を入れまくり、一部感情論で推理結果を導き出したようなところもあって読みにくかった。特に後半は首を突っ込んでいく理由が分からず、なぜそこまでするのか?と疑問だった。
終わり方には何の引きもない。だがこんな辛い状態で読み終われるか、と即次巻へ。
次巻予告はこの一冊の中で最も大きな衝撃だった。
続けて4巻がすぐ読める状況になかったら転がり回っていただろう3巻です。勘弁してくれ!よかったよ4巻が目の前にあって!
ってレビュー他の本でも書いた記憶があります。稀によくあるというやつですね。
今回は登場人物がぶわっと増えて、ちょこちょここの人誰だっけ?と思ったりもしましたし、シリーズの前2作とミステリに関してはほぼ同じ感想でした。アドリアンは関わるなと何度言われようとも事件に関わり、正直3,4回死んでてもおかしくないのですが、度重なるラッキーで切り抜けています。コレぞ素人探偵。
この作品はミステリを楽しむというより、斜に構えたアドリアンの皮肉と冗談、そして周辺の人間模様を楽しむ作品ですね。前巻はジェイクのセクシーさを楽しむ作品だなと確信してましたが、今回ロマンスとは遠ざかってしまいました。ジェイク、罪な男。あの病室のシーンは息が詰まりそうで。分かっていたこと、分かりきっていたことだよ。
他に印象深かったのは、アドリアンが抵抗をやめ、目を少しばかり閉じて2分で全てを終わらせようとしたシーン。好きです。
「2」でジェイクとアドリアンが心とカラダを通い合わせた…
…のもつかの間。
やはりそれは旅の恥はかき捨て的な状況だったのか。非日常の空気に飲まれたアフェアだったのか。
いつものテリトリーに戻ったら、やっぱりそうなるか…と言いたくなる2人を取り巻く空気感。
そんな宙ぶらりんのアドリアンに胸が痛む。
そして今回もまた事件に巻き込まれるわけで。
その事件というのはよりによって「黒魔術」ときた。
私はオカルトとかスリラーとか大好きです。
だけど、現実の事件としてのオカルトってのはシラける。あるわけないでしょ、となってしまう。
この辺アメリカ人と日本人の違いがあるのかな…ゴシックな雰囲気やファッションはともかくとして、アンチクライスト的なリアルサタニズム、って…マジに信じてんの?となる。
その辺はアドリアンもジェイクも信じてないスタンスだけど、書店員のアンガスがカルト集団に怯えたり、儀式殺人が起きたり、オカルトがリアルなのかフェイクなのかくどくどしい。
ほんと、ジェイクじゃないけどアドリアンもう首突っ込むのやめて〜!って何度も思ってしまった。アドリアンが何か動くたびに状況が悪くなっていく。
特にラストのお屋敷に忍び込むところ。ハラハラ通り越してアドリアンに怒りすら感じたわ…ジェイクの気持ちがわかる気がしました。
そんで驚いたのは、真相が本当に黒魔術信奉だった事。脱力〜。
と、ミステリ部分には本作も満足できなかったわけですが、ならロマンスはどうか。
これがまた…
もう、もう、胸が痛い。
なんでこうなった?
確かにジェイクは初めから悲観的だったし、何も期待させなかった。それは確かで、酷い意味で誠実とも言えるのかもしれない。
でもさ、ゲイを認めないまま隠した関係を続ける、というのと女性との関係を並立させるのは違うんじゃないの?と感じた。そこは不誠実だよねぇ。
クリスマス直前にジェイクと破局し、一方母親のリサは再婚が決まってお相手のきらびやかな娘たちのキャッキャウフフのギャップの哀しさ。
自分は長生きはしない、と感じていて、これから誰かと愛を見つけられるか、育てられるか、続けられるか、そこが揺らいで孤独に震撼する…
そんなアドリアンの姿はつらい…
そして…その孤独は全く他人事ではないところがなんとも胸に迫ってくるのだ。
そして、内容に対して長すぎた。こう思うのは話がつまらない証拠。
アドリアンについては良かったけど、ミステリ部分、黒魔術はバツ。
kindleアンリミテッドで1巻~5巻まで一気読みしました。
1、2巻もミステリーやロマンスの先の読めない展開にハラハラどきどきでページをめくる手が止まらなかったのですが、この3巻からは特に感情が揺さぶられ、終始涙が止まりませんでした。
視点となるアドリアンの感情の動きももちろん、相手のジェイクのわかりにくいながらもかすかに揺れ動く感情を垣間見るのもまた辛い…そして悲しい。
3巻はクリスマスシーズンに悪魔カルト集団の事件に巻き込まれながら、アドリアンとジェイクが甘々イチャイチャと逢瀬を重ねる様子が前半に盛り込まれています。2巻までのぎこちないふれあいから一変、情熱的で心温まる描写に読者もにっこり…
同時に、外で会うときはどうしても人からの目を気にしてしまうジェイク…カミングアウトをしない”クローゼット”の男としてのジェイクの恐怖が、じわじわと伝わってくるとともに、それをアドリアンの視点から見ることで、アドリアンの言葉にはされていない寂しさも感じられるようです。
でも、アドリアンは決してそのことでジェイクを責めない。その鷹揚な、ある意味自立した人間同士の関係として二人のことをとらえているアドリアンのスタンスが、きっと彼の魅力のひとつでもあります。
そして、事件の謎解きを進めるとともに、ふたりの関係にも暗雲が差し込めて行きます。
他のレビューではジェイクへの怒りが爆発しているみたいなんですが、私自身はジェイクのような流され侍、愛はあるけど煮え切れない不貞男がとても好きなんです…。自分がゲイだということを自己嫌悪してて、でもそれは家族を失望させたくないとか社会的な体面という、根っこには優しさや自分の人生を自分だけのものととらえられない親しい人への思いやりがあって、それゆえの臆病さだと思うとまた切ない。この優柔不断な不誠実さ。
ずっとアドリアン視点で物語が進んでいくのでジェイクの心中は推し量るしかないのですが、今までSMクラブのマスターとして「怒り」の形でしかゲイとしての性欲や自我を発散できなかった彼が、一巻の中でアドリアンに恋をして、付き合いを申し込んで…一方で彼は女性と付き合って結婚を考えている最低男だったわけですが、どこかでほんとうの自分を認めて生きていく生き方も模索していて、無自覚だとしても一縷の望みをかけるようにアドリアンに告白して付き合ったと思うと本当にズルくて自分本位。でもその足掻く姿が堪らなく哀れで、愛おしいと思ってしまいました。最低だけど最高に人間くさい。
穏やかに二人が付き合っている期間のジェイクのアドリアンへの物言いやセックスは慈しみと愛に溢れているのに、決裂寸前はレイプ紛いの乱暴さと強引さで、ジェイク自身がゲイである自分をどう思っているのか、その態度が鮮やかに語るんですよ。ジェイクのアドリアンへの恋心と、彼の自己受容は表裏一体……
あとこのシリーズ、主人公のアドリアンが私と年齢が近いのもあって、ゲイとか関係なしに彼が感じている「寂しさ」がひしと滲みてきます。独身の女性も男性も、誰もが持ち得てる寂しさが、彼のユーモアと飄々とした態度の隙間から覗くのもまた堪らないのです。
ゲイに対する悪感情もそうだけど、好意的な感情や善意の好奇心からくる無意識の差別もほんと痛々しく生々しい。これは同性愛だけでなくて、日本社会の中での独身女性・男性や外国人というあらゆるコミュニティにおける「普通」でない人たちの内側に少なからずあるものだと思います。
アドリアン・イングリッシュ、アドリアンとジェイクというふたりの主人公は、まさにこの社会における「恋愛」や「家族」というものをどうやって築いていくか、その裏にある感情や価値観を切々と表現してくれるお話です。ゲイロマンスというのはもちろんですが、そういう意味でも共感できる部分は多いんじゃないかな、と思います。
相変わらずやめ時が見つからない程面白かったです。
ミステリーや小説のプロットが緻密であるという訳でもないですが、ストーリー進行がテンポよく、登場人物が実に個性豊かな人達ばかりで引き込まれるんだよね。。。
今回はオカルト系の話でカルト教団的な話にまで及びますが、引き出しも多いし、なかなかディープな知らざれる世界も味わえるので没頭できました。
今巻は主人公アドリアンはお相手ジェイクにメンズラブでお約束的な酷い仕打ち(?)を受けます。読者も予想外でガーンとショックを受けますが、ジェイクの事を忘れちゃうくらいオカルト事件の展開が忙しいし、ガイやらガリバルディといったアクが強く妖しくも魅力的なキャラクターが次々出てくるので、紛れました。このシリーズの起承転結の「転」の巻でした。まだまだ謎も解き明かされていないし、ガイの事も気になります。
アドリアンは自主的に事件に巻き込まれ型主人公なので読んでいてハラハラします。ジェイクも本気で心配していると信じたいな。
個人的には色々マイナスに作用される面も受け入れつつも、プライベート趣向をオープンにしているアドリアンやガイの生き方の方が共感できるな。社会性を一番重視して自分を偽るジェイクの方が葛藤とかストレスすごそう。。
恋愛色が薄くても、それ以上にストーリーが面白ければ、満足度が高く感じられる証になった巻でした。
作家のジョシュ先生は親日家でしょうか?話の節々に感じる所がありニヤニヤしていました。オカルト話でも「遊戯王」が出ていたりと嬉しかったです。
2巻の2人は幻だったの?
ってくらいアドリアンとジェイクのシーンが少ない!
2巻で仲深まったからこっちとしては期待するじゃんか、この2人なりの甘いやつ。
まあ最初だけほんの束の間あったけど(アドリアンがジェイク大好きなんだなって感じで微笑ましくて今思うと切ない泣)。
ジェイクが任務中入院レベルの負傷してもお見舞いにさえ行けないアドリアン。心配すぎて内緒で行ったものの、ジェイクの傍には女性の姿が。家族もいてただただ傷付くしかないシチュエーションで読んでてつらいシーンでした。
これもほんとはジェイクがアドリアンの心臓を気遣っての事だったんだけど(でも多分来て欲しくはなかったよね)、人を介したから正しく伝わらなかった。でもすれ違う時ってこういうのが続くんだよね、、
あーなんかこの流れ、嫌な予感がする
と思ってたらジェイクからの
「彼女が妊娠した」「結婚する前にお前には言っておかないと」発言
うわー来たよ
ジェイクテメーコノヤロー
ジェイクがずるいのは、この時にズバッと別れ話をしない所ね!
自分も離れがたいからって死の宣告されてカウントダウン始まったアドリアンの苦しさ全然考えてない。
本人的には心の準備期間与えたとでも思ってるんだろうか?
世の中はクリスマス前で浮かれてる時ですよ、、アドリアンと一緒に傷ついた、あんまり酷くて。
結局その後正式に別れを突きつけて来るんだけど、そのタイミングも俺が決める!とばかりにクソ俺様でなんなのコイツ???って。
というのもこの別れ話前にアドリアンが事件に深く関わっちゃうんですね。そんときのジェイクが自己保身の為につじつま合わせようと必死でなんか「小物(笑)」って感じなの。らしくないんです。
あれは100年の恋も冷めてもいい案件だった。
でも間違ってもアドリアンから捨てられるってのはプライドが許さなかったんでしょうね。先手打ったようにしか見えない。くそー
個人的にジェイク憎し!そんな3巻でした。
ただアドリアンにもガイ・スノーデンという新しいロマンス相手が。
さあこれからどうなるのでしょうか。
…評価迷いました。作品全巻通してだと迷いなく「神!」って言えるけどこの巻は恋愛だけでなく事件まで乗り切れなかった。ユーモア不足。すみません。
予想と覚悟はしてたけど、やはりつらくて、ガチ泣きしてしまった…。
日本のBLなら、ゲイ同士だとわりとすんなり結ばれるし、同棲したり長く続いてるほのぼのカップルの話みたいなのもよく見るので、問題も起こらずうまくいきそうだと思っちゃうんだよな。でもそうならないところが現実的で、なんかずーんと胃が痛くなったよ。隠れてるかどうかって、こんなにも人生を左右するものなんだな。
ゲイをカムアウトしていないジェイクは、もともと女性の恋人がいて、女性とセックスもするし、二巻でもなかなかアドリアンを抱けなかった。そんな彼が、アドリアンを愛するようにはなっても、一生家庭を持たない決意を固めるというのは、なかなか困難なのだろうと想像はつく。つらいけど。
個人的には新しい恋人になりそうなガイが、なかなか良さげだったので救いを感じた。さて、どうなるのやら。
ミステリー部分も相変わらず面白くて、読み応え満点。悪魔崇拝って日本人には感覚的にピンとこない部分もあったけど、興味深く読めた。
電子書籍での再読、3巻目です。
私が使っている電子書籍リーダーでは、この巻からページめくりの形式が変わってブックマークも付けやすくなり、ストレスが減りました。
アドリアンとジェイクの関係が胃が痛くなるような展開を見せる『転』の巻。
2014年の発売直後に読み終わった時には、この二人がリアルなLAで生きている様に錯覚してしまい、もうどうしようもないほど狼狽えてしまったことを思い出しました。
辛い。
実に辛いのですけれど、でもここからの展開がたまらなく面白いのです(自分でも酷い性格だと思う)。
ミステリの方は『悪魔崇拝』のカルト教団を巡った殺人事件にアドリアンが巻き込まれる、おどろおどろしい雰囲気の物語で、LOVEの方もジェイクの『自分の性指向を拒む気持ち』と『家庭を持ちたいという願望』によって拗れに拗れるものですから、物語全体を覆うトーンはとても暗く、重苦しい。
その中で、精一杯自分らしくあろうとし、それと同時に、何と言ったら良いのか、自分がすっきりするためだけに感情を相手にぶつける様なことをしないアドリアンの姿がとても胸に迫ります。
「このまま突き進んで行っても結果は酷いことになる」と解っていても、そこに自分の信条があるために進んで行かざるを得ない時ってありますよね?
この巻のアドリアンは正に『それ』です。
結果が望まないものであると知りつつも、自虐的な皮肉を飛ばし、深刻な事柄を冗談にしながら、たった一人で進んでいくしかない……
だから泣けてしまうのです。
胸がつぶれるような気持ちになるのです。
私は、この物語は2000年前後のLAを舞台にしていると思っていたんですけれど、この巻を読んで「あれ?勘違いだったな」と気づきました。
アドリアンの家族が、同性婚について話している様な場面があったんですね。
カリフォルニア州で同性婚が認められたのは2008年。その後、州憲法が改正され同性婚は禁止されますが、2013年に連邦最高裁の判決で再び認められることになりました。
……ってことは、このお話、2010年前後のことか⁉
えーっ!合衆国って、そんなに同性同士の恋愛に偏見があったの?
自分の感覚との違いに大変驚きました。
いや、でも、マイノリティの辛さって、むしろこの手の『感覚のずれを理解してもらえない』っていう処にあるんでしょうねぇ……
ミステリーのネタバレはしないようレビューします。
シリーズ3作目は、草間さんのカバーがさすが、と思わせられる内容。この3作目からは、作者の都合でキャラクターや二人の愛がゆがんでしまったと言うしかない、残念な展開です。4作目以降の展開も考えた上での、つらい回です。
ミステリーの方は、カルト集団がテーマ。カルト作家や、カルトを専門にする大学教授ガイなどが絡んできます。
メインの二人の方は、ジェイクがつきあっている女性、ケイトが妊娠したことにより、ジェイクが結婚を決意し、別れを切り出します。アドリアンがいったいどうやってこの試練を耐えたのか、想像もできません。しかし、ゲイのガイが優しく支えます。
謎解きとしては、読み応えはありますがそれほど本格的ではありません。
アドリアンの一人称で書かれており、ジェイクはひたすら自分の気持ちを口にしないので、ただただ痛いです。
読み物としてはよく出来ているので、軽いミステリーものとして一気に読みましたが、BLとしてはなんだかなという想いが払拭できないままのラストでした。
『アドリアン・イングリッシュ』の三巻です。
表紙がひじょうに意味深で、読む前から気になってしまいました。
まだ、口癖の『成程?』とかを楽しんでいられた序盤までは良かったのですが…
********************
受け攻めともに変わらず。
受けは大学卒業後、小説を書くかたわら書店を営む、心臓疾患を抱えるゲイのアドリアン。
そして、攻めはLA市警の刑事で己がゲイだと頑なに隠し認めたくないジェイク。
さらに彼は、女性警察官とも付き合っています。
********************
アドリアンの書店で働く唯一の店員であるアンガスの元へ、オカルトめいた電話が頻繁にかかり出したことからスタート。
これが面倒になったアドリアンは、多額のお金をボーナスがわりに手渡しアンガスに休みをとらせます。
これが更に彼を事件の深みへ嵌め、そして新しい出会いを演出されることとなります。
や、わかりますよ。
ジェイクが刑事の世界でゲイという自分を隠しているのは。
でもなー、アドリアンの心臓にショックがあると自分の半身もがれたようなショックを受けるところや、エッチでベタ甘なところなんかを見てると、どうにも納得し難いジェイクの態度ですよ。
あの甘い、愛おしむような行為の後がそれですか?
もうもう、ひじょーに!悲しい!
アドリアンがそれに対して無表情を貼り付けて、気持ちの整理をしたシーンが泣けました。
すごい切ないです。
男女の不倫での、既婚男性側が『おまえだって、わかってて付き合ってたんだろ』的なズルさと同じで、もうもう…(涙
これがこの巻で終わりだったならば手を出せませんでしたよ。
あと二冊?ですか?あるようなので、はやいとこ読ませてください!!
1、2巻と立て続けに読んで発売と同時に買った3巻ですが、以下続刊の不穏な結末が分かっていたので読むのを先延ばしにしていました。
(あとどんどん分厚くなるのと…)
文章が独特なシニカルさで、長くても最後まで楽しく読めます。
生贄や悪魔や儀式といったおどろおどろしいものをテーマにしていますが、作者と訳者の文章の手腕で笑ってしまう所も多数。
(特にヤフーIDの箇所は吹き出してしまった…)
ミステリーなのでネタバレはしませんが、毎回厄介ごとに巻き込まれる主人公とそれに苛々な刑事のコンビというのは見ていて楽しい。
ただ今回は2巻より2人が揃っているシーンや甘いやりとりが少なかったため星3です。
ジェイクは普段甘くない分、甘やかしてくれればきゅんとなってしまうハードルが低く(アドリアンにとっても読んでる側にとっても)どんなに腹が立っても頭をくしゃっとされただけで許してしまう…というシーンはまさに2人の関係を端的に表している感じです。
ジェイクもいつも半分怒っているようで、最後に些細なフォローを忘れないところが(意識していなくても)2人の関係を続かせてきたんだろうなあ。
今回とても心に残ったのは、アドリアンが犯罪心理学者に話を聞いて貰った帰り道、事故に遭いそうになるシーン。
山道で眠くてこのままだと事故を起こすかもと頭ではわかっているのに、それで楽になれるかもとどこかで思っている。
パートナーがいないことが淋しい。このまま一生独りだったら?
同性愛者だから。病気があるから。自立して生きているように見えるアドリアンの辛さが突き刺さるように悲しかったです。
生きていたらこの先何かみつかるかもしれないのに、今この瞬間が堪らなく淋しいという気持ちが、端的な文章で切実に伝わってきました。
それでも耐えて、辛さが通り過ぎるのを毎日の生活を送りながらただ待つアドリアンに、たとえ何年かかっても幸せな結末があればよいなあと思います。
実は評者はこのシリーズを勝手に前世紀終末辺りの
時代背景を借景にした物語だろうと思い込んでいました。
しかしながらそれは大いなる勘違いだった様です。
彼等の生きている時間軸は、我々が生きている時間軸と
恐らく5年程度のずれがあるだけの様です。
何故それに気づいたか?
さり気ないキーワードが投入されていたから、とだけ
申し上げておきます。
そう言う訳で進んで参りましたシリーズ三作目ですが、
実に快適な速度で読み進める事が出来ました。
これならば二時間の劇場映画に仕立ててても退屈は
しないでしょう、と言う感じの快適さで。
本作内での人物の立ち位置についてはカバーが既に
雄弁に物語っていますので評者の通例通りネタバレは
回避致します。
推理小説としてのネタバレ回避の意も篭めまして。
とりあえず評者は2015年2月に刊行される予定の
シリーズ新刊を好意的に待つでしょう。
それがひとまずの結論です。
シリーズ第三作目。
覚悟はしていましたが…切ない展開に胸が抉られるようでした!
◆あらすじ
古書店主でミステリ作家のアドリアンは
刑事でクローゼット・ゲイのジェイクと微妙な関係を続ける。
ある日、従業員のアンガスが失踪。
彼を探すアドリアンは、彼が傾倒していた黒魔術を思わせる
カルト事件にも首を突っ込み…。
◆事件について
黒魔術についての薀蓄や
人の帰属意識、キリスト教社会への批判など
さりげなく示唆に富んでいて、読み応えあり。
(ラスト、犯人がずいぶん簡単に捕まったなとは思うけど)
◆アドリアンとジェイクの関係について
序盤は、甘いシーンに萌え萌え。
あのジェイクが、アドリアンに口で奉仕!!!
自分はイかないままアドリアンを寝かせる態度に愛を感じたし
おなじみの「くそっ、ベイビー」も甘くて
何だいい感じじゃん♪と。
しかし勿論このままでは終わらず…。
二人の関係に終止符を打つニュースがついにジェイクの口から語られます。
ゲイであることを周囲にひた隠しにするジェイクは
アドリアンと秘密裏に関係を持ちながらも
外では、女性と結婚を前提に付き合ってきました。
頭脳にも体躯にも恵まれ、やや威圧的な物言いをする彼は
とても強く見える。
それでいて、自身の性癖から目を背け
ストレートの男性を演じ、マジョリティに迎合する生き方は
賢明である一方、どうしようもなく痛々しい。
アドリアンを捨てる彼の決断は、勝手だけど、人間味があって憎めません。
ジェイクは、弱さや迷いを「怒り」として発散することで
自己を保っているように思えます。
SMクラブに通っていたこともそうだし、
彼女のことがあってから、いきなり訪ねてきて
アドリアンを荒々しく抱いたこともその一貫でしょう。
欲望だけがぶつかり合うようなセックスシーンは
どれだけ建前を並べても、その実、互いに狂おしいほど求め合っている
二人の関係を象徴しているかのようで切ないです。
ジェイクと違い、オープン・ゲイのアドリアンは
マジョリティ目線の幸せや、偽善的なすり寄りを
皮肉やジョークでかわし、家族や作家仲間などの
コミュニティから常にどこか一歩引いている。
安易に自分を曲げず、孤独に耐える強さがある一方、
内心は、周囲の悪気ない言葉や
ジェイクを失ったことに深く傷ついていて、
このまま独りで一生を終えることに不安を感じてもいる。
スノーデン教授は、彼にとって癒しとなるのか?
ジェイクのため身を引く優しさをもつアドリアンが
幸せになることを願ってやみません。
◆その他
解説は「フェア・ゲーム」と同じく、三浦しをんさん。
エキサイト解説、悪くはないのですが
できれば訳者など、シリーズや現地の事情に詳しい方の
体系的な解説が読みたい、かも…。
そして次回予告はネタバレしすぎぃ!
今後の展開を知らない読者には面白み半減なんじゃないかな~
でも、来年2月発売予定の4も、同じく2015年発売予定の5(完結巻)も
非常ーーーに楽しみです!
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
まず最初に新書館に文句を言いたい。
ブックカバーをかけようとしたら偶然見てしまいました。最後のページに載っている続編の4の広告を。そのあらすじを。その時私を襲った衝撃を分かっていただけるでしょうか。
いざ読むぞ!という瞬間に3の結末を知ってしまったショックは、私に、カフェオレ片手にカラムーチョのLサイズを空にしお口直しにアイス3本食べてフテ寝という奇行に走らせました。翌朝お腹が痛くなりました。
これから読まれる方は私と同じ失敗を犯しませんように。
大人気ない前置き失礼致しました。ゴホン。
1話完結型のミステリーと同時並行で、アドリアンとジェイクの関係性を描いたこのシリーズ。
二人の出会いを描いた1冊目が「起」、恋愛のスタートラインにようやく立った2冊目が「承」だとすれば、二人の決定的な相違が浮き彫りになった、まさに急転直下の「転」の3冊目でした。
二人の違い。それは「人生に何を求めるか?」ということ。
性的指向や性別に関わりなく、あらゆる人にとっての普遍的な命題ともいうべきテーマです。
カミングアウト済みのゲイであり、心臓疾患というハンデをもちつつも書店を営む、心優しき皮肉屋のアドリアン。
その軽口は概ねユーモアに根ざしているものの、時には虚勢であったり、怒りや悲しみといった感情を頑なに覆う鎧でもあります。恐らく彼の本質は、繊細で傷つきやすいのだと思う。
物事や自身を俯瞰し、斜に構えて分析するアドリアンの癖は、自らを守るための処世術です。それは母親や友人との付き合い方、職業選択にも言及できる。
そんな風に社会や周囲の人間から一歩引く彼が、心の奥底に抱え込んでいるのは何か?
孤独感です。
皮肉という鎧で自分を守るのがアドリアンなら、他人を断罪することで自分を守っているのがジェイクと言えます。
例えばアンガスへの対応。ジェイクは彼をイカレた野郎だと一刀両断。
普通からはみ出した者を否定することに躊躇いません。その裏に潜む心理は、身の内にある普通ではない自分の抹殺です。ホモフォビアは潜在的なゲイという通説がありますが、ジェイクはその典型でしょう。
彼は感情的ですが、実は理性的な人間でもあります。
理性的な人はルールに則ろうとします。警官という身分に象徴されるように、ジェイクは組織に従属する極めて社会的な人間に他なりません。ルールとはこの場合、(家族を含めた)社会という見えない「集団の意思」です。強大な「集団の意思」を前に、個人の意思などちっぽけなものです。
だからこそ、ジェイクは自分の性癖を受け入れられない。欲求は「遊び」という名目の下によってしか認められません。
ゲイとして生きるアドリアンのことさえも、本当の意味では認めていないのです。
アドリアンの生き方を肯定すれば、彼が莫大な労力をもって築いてきたこれまでの人生を否定することになる。それはもはや苦痛を超えて恐怖に近い。
ジェイクが切実に求めるもの、それは「普通の人生」です。自らの人生を否定しないための彼の願いは、皮肉にも彼自身を否定し続けることを意味しています。
矛盾に雁字搦めにされたジェイクのその姿のなんと痛ましいことか。
自分らしく生きられない人間は、閉塞感や焦り、自己嫌悪、あるいは誰にも理解されていないという思いから、生きづらさを抱えることになります。
そんなジェイクの生き方にアドリアンは一切口を出しません。ゲイを公言する自分の生き方の正当性を主張したりもしません。否定も肯定もしない。それがアドリアンの優しさです。
アドリアンがジェイクやアンガスに見せる優しさの根源にあるのは、弱さを持つ者への共感です。
だからこそ、自ら傷ついた時でさえ決してジェイクを追い詰めようとはしません。ただ彼は一歩下がって肩をすくめるだけ。
犯罪心理学者に会いにいった帰り道、一人車を走らせるアドリアン。
疲れ切ったアドリアンの目に映る山道は、曲がりくねり、どこまでも先が見えない虚しい闇へと続いている。けれど恐ろしいその道も、助手席に人がいれば、暖かい我が家へ帰り着くまでの楽しいドライブとなりうるはず。
人生もまた同じです。
アドリアンのそんな願いはしかし、常に遠い。
彼は身にしみて知っています。希望と失望は言わばコインの表と裏。希望を持つことは同時に失望をも覚悟することだと。だから今日も彼は皮肉を言います。いい気分だろう?と。
アドリアンとジェイク、二人が人生に求めるものは異なります。それもまた仕方のないことです。
けれど私はジェイク聞きたい。
ジェイクは、家族にも友人にも職場にもそして自分自身ですら認められない自分を、唯一アドリアンといる時だけは偽らなくて済んだ。ありのままの自分でいられることの幸せを知ってしまったはず。
果たしてそれを本当に無視することができるのか?
その答えを、今後のジェイクにぜひとも期待したい。
読み終わったあとに表紙を見て、初めて泣きました。
続編が待ちきれません。
アドリアン・イングリッシュシリーズ三作目です。
一作目で主人公アドリアンとジェイクが出会い、
二作目で関係を深めた二人、そしてこの三作目。
本自体が分厚くかなりのページ数があって、ちょっとずつ読んでいこうと思いきや、
一旦読み始めると読み止めることが出来ずに一気に読んでしまいました。
それぐらい面白かったんですが、
「面白かった」と単純に言うのを躊躇うほど、読んでいて胸が痛くなる展開でした。
二人の関係に大きな変化があったのが今作でした。
ジェイクはアドリアンのことを誰よりも求めている一方で、
普通の人生を歩むチャンスを捨てるつもりはなく、
彼の言動の節々に、彼自身が抱える苦しみや葛藤が現れていて、とても痛々しかったです。
そして、近付く別れの気配を敏感に察するアドリアン。
溢れ出そうな感情が表に出ないよう必死に抑えながら、ジェイクと対峙する彼の姿もまた切ない。
けれど彼は最終的に、自分を深く傷付けたジェイクを最後まで守り通そうとします。
皮肉屋で斜に構えた印象があるアドリアンですが、根っこのところは真っ直ぐで、とても勇気がある。
読んでいて思わず目に涙が滲むようなシーンがいくつかあったのですが、
アドリアンのシニカルなユーモア溢れる一人称で話が進んでいくので、
全体の話の雰囲気はそう重くはない……かな?
思わずクスッと笑ってしまうようなジョークもあったりします。
ミステリーの面でも、前作より暗く、実態の掴めない不気味な部分が押し出されているのですが。
そして例えどんな展開になろうとも、穏やかな萌えポイントが。
ふとした拍子に、それが甘い雰囲気でなかろうと、
アドリアンのことを「ベイビー」と呼ぶジェイクが素敵。
ジェイクが頭をくしゃっと撫でただけで、
苛々とした気持ちが簡単に晴れてしまうアドリアンが可愛い。
もう一体どれだけ好きなの!って感じですw
早くアドリアンに幸せになって欲しい。
いや、そう簡単に幸せにはなれずとも、彼の今後が気になって仕方がないです。
アドリアン・イングリッシュシリーズは全五作だそうで、
今はただ来年2月に出る四作目をじりじりしながら待ちます。