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yume de mahou no kiss wo suru
梦中的魔法之吻
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
せっかく河音家には可愛い弟たちが3人もいるのだから、それぞれのエピソードが欲しかったなぁ、と思う。表題作は、両親の離婚で母を失くし、仕事で不在がちな父の代わりに弟たちの面倒を甲斐甲斐しく見ている長男の歩と、ドイツで幼ない頃によく遊んで貰っていた久堂との再会から始まる。あんなに優しかった九堂が何だかよそよそしい。そう、九堂は淫魔(=インキュバス)と人間のハーフで、夜になると人が変わったように歩に襲いかかるのだった‼︎ そこは、砧先生。そうは言っても、そーんなにエロエロでは無い。でも、砧先生の割には頑張ってるかな。って感じ。
どっちかというと、歩が九堂への憧れを恋と自覚してからは、九堂が淫魔になって襲ってくれるのを待っているような…フシがあります。もうちょっとしたら立派な誘い受けに育ちそう!
九堂も傷付けたりしたくないし、歩の父には世話になっているとの事なので、これはもぅお義父さんに顔向け出来ないよね?っていう若干の迷いがありましたが、結果、歩の可愛いさには惨敗。と、いう事でしょう。九堂も歩も夜になるまで待てずにヤッちゃいます。
同時収録は、そんな河音家の三男、渡と、彼に憧れるリョータとのモダモダ・ラブ。大学でバンドを組んでいる渡はちょっとぶっきらぼうだが、カッコいい男の子。何かと付きまとうリョータとユニットを組む事になる。ギターを弾く、ベースを弾く、その指先が絡め合う時。「ゆびさきでキスをする」表題作とは違い、フツーのラブコメディとなっております。ベースって、手が大きい方が良いんですね。その弦を弾く指先って、なるほど、ときめくものがあります。砧先生らしい、シュッとしたイケメン同士。あ‼︎ 河音家の男子はこれで二人ともにネコちゃんとして頂かれてしまいました。残りの兄弟たち駆くん、巡くんの行く末も気になりますが、先生、忘れてる気もします。
砧さんの作品は面白いかと言われたらごくごく普通、と答えるような話が多いんですが、自分にはこのくらいの普通さが合ってるなーと思います。途中、シリアスすぎてドキドキしたりせつなすぎて苦しいとか辛い展開もなく、安定感のあるいい意味で無難なBLという感じです。
ファンタジーなお話かと思ったら割と普通な現代日本の恋愛ものでした。普通というか、攻めが人間じゃないという設定ではあるのですが、だからといっても非科学的なお話だとか普通と違うかというとそうでもないです。
主人公の歩はドイツから来た幼なじみの九堂と同居していますが、その九堂が実はインキュバスだったというお話。
幼なじみなのに人間じゃないの?という疑問が最初はあるのですが。
インキュバスになったときの九堂は性格がガラリと変わります。
でもこれ、インキュバスって設定なんでもっとえろくても・・・と思います。インキュバス=淫魔なので、淫魔=もっとえろい生き物でも…。
けっこう普通な俺様系で、人格が変わるというだけで魔法とか魔力とかそういう不思議な力でどうこう~とか、ファンタジー展開になったりもしなかった。
なのでコレは普通の二重人格ものでもいいような気もしました^^;
歩は素直で可愛いわんこ系の性格ですが、えろシーンはけっこう積極的で良かったです。大人数の兄弟も可愛い!
大家族ものはそれだけでかなり好きな設定なので楽しかったです。
後半は弟、渡の大学の後輩リョータとのお話です。
こちらは全然不思議要素はなく、学園ラブコメです。こっちのほうが好みでした。しっかり者で口の悪い渡なのに、やっぱりこっちが受けるのか~という感じです。
わんこ、健気な後輩キャラの突然の言葉攻めが…良かった…。
できれば個人的には書き下ろしもこっちのカプが見たかったなーと思います。