条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
2巻のあとがきで予告された通り、新キャラ登場の3巻。
NSデザインが業務提携することになった赤坂のデザイン事務所から、二階堂なる人物が神田のアシスタントとしてやってきます。
二階堂の容姿を見て安心。
受けじゃない。
当て馬は常に厄介なものですが、攻めタイプと受けタイプでは圧倒的に受けタイプの当て馬の方がタチが悪い。
たいていビッチか病んでいて執念深い。
でも攻めタイプは案外さっと引くことが多いような。
そんなわけで二階堂、やってきて早々に神田の出来心のせいで関係バレ。
四ツ谷にちょっかいを出しつつ、神田の顔色を伺いつつ、真の目的は…という話でした。
赤坂の立ち位置が微妙というか、この人、ほんとに神田のこと、好きだったんじゃなかろうかと。
神田とは正反対なタイプで、デザインの方向性も違うから、ぶつかることが多かったんだろうけど、自分と違って欲しいものは欲しい、好きなものは好きとはっきり言える神田に惹かれていたんじゃないかと。
その当時の神田と言えば、女性スキャンダルだらけの時代だから、「男のオレが言っても…」みたいな。神田自身も告げられたところで「何か企んでる?」と思いそうだし。
なーんて妄想が捗りました。
それくらい怪しいんです、赤坂。
二階堂に揺さぶられようが、磐石な神田×四ツ谷ペアのあまあまっぷりも最高でした。
どんなに意地悪く突かれようと、真っ直ぐに神田を信じる四ツ谷。
挑発されようと、脅されようと、「やれるもんならやってみろ」な神田。
二者二様ながら、お互いを信じている関係、素敵でございます。
素敵なものを見せていただけただけに、ここで終わり?という気持ちが拭えず。
これ、終わりじゃないですよね?
終わってないですよね?
でもあとがきには「またいつかお会いしましょう」。
いつかっていつ?
もし続刊が出版されない予定だったなら、せめて描き下ろしは一区切りつけてほしかった…。
温泉旅行〜♪なんてありがちな描き下ろしじゃなくて、七越の仕事を終えるなり、何か「ここでひと段落」って分かりやすく提示してほしかった…。
たしかにもう全行程済んでいると言えば、済んでます。
お互いを知って、気持ちが変化して、結ばれて、格差に自信を持てないという問題も愛でカバーして、当て馬問題もクリア。
これ以上何がある?と聞かれたら、「特に何も…」なんだけど、エンディングが、「これでおしまい!」的な何かが、ないんだよおおお。
リアルタイムで追っていたわけじゃないので、その当時のことは分かりません。
何か分かるかと思って先輩方のレビューを見に来たら、レビューがなかった…。
というわけで、これから読むよという方。
完結してるようでしてないような、もやっと感が残るのを覚悟して読んでください。