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ルール1、家族として自然に接する。ルール2、期限を設ける。ルール3、最後の一線は越えない――。それが俺たち「きょうだいのルール」。
kyoudai no rule
表紙の弟、イケメンすぎませんか。
イケメンが、過ぎませんか。
表紙だけをしばらく眺めていられるくらいに、イケメンすぎました。
何年か前に読んでいたものの、レビューを書いていなかったので再読。
一回目に読んだときも「イケメン最高」と思った記憶はあるのですが、詳細を結構忘れておりました。
再婚の連れ子同士。
1才違いの生真面目で秀才の兄・みかげと圧倒的イケメンの弟・智幾の話です。
兄が大学合格を機に家を出ることから、その日までの期間限定で付き合うことになるのですが…。
何でしょう。
ストーリーよりもただただイケメンを愛でていたような。
ストーリー的にも付き合って溺れる時期もあり、切ない展開もあり、弟がスパダリに進化しつつあったり、お兄ちゃんのツンデレが完成したり、楽しめる要素はたくさんあります。
不安定な時期を経て、ちゃんと数年後まで見せてくれるのもありがたく。
できたら弟が両親に打ち明けたときの反応も見たかったし、大学時代も見たかったけど、ページ数の問題もあるのでそこは致し方ないですね。
でもなんだかんだで、やっぱり作画なんですよ…。
あまりに好みだったので、つい神評価にしてしまうくらいに。
表紙の弟(左)を見つめてしまった方には是非読んでいただきたい。
そして共に眼福を。
インテリアがすごくきれいで、ブラインド越しの光を浴びている兄の姿が印象的で美しかったです。お風呂や同棲している部屋も、観葉植物や壁面、照明などがすごく凝っていて、窓から差し込む光が壁に作る模様とか、実家の寝室で印象的だった球体のライトがその後のお話にも絡んできたり、とインテリアが非常に印象的でした。
お話の方はというと、ポエティックで繊細なこの作家さんの持ち味が生かされていたかと思います。もともと、この作者さんのそういう部分が好きで、長いお話も読みたかったので、1冊まるごと一つだったのがうれしかったです。
驚いたのは急にちびキャラになり言葉も幼児化する部分。もう少し余韻に浸りたいところで出てくるので、ややちぐはぐな印象を受けました。
ちぐはぐと言えば、時々人物の身体がデッサン狂って。非常にきれいな絵を描く作家さんという認識があるため、どうしたんだろう????と凝視してしまいました。
この作家さんの少し理屈っぽく詩的で美しいところがすごく好きなので、その他の要素が入って少し残念でした。
再婚同士の連れ子、兄みかげ・弟智機。
みかげは自らをルールで縛ってしまう性格。
智機は壁でもなんでも飛び越えられる性格。
みかげの大学進学を機に、積年の思いをぶつけキスをする智機。
それに応えるみかげ。
しかし、そこには3つのルールが…
みかげの母親は厳しかった。
ルールを守れ、という口癖があり、みかげはその言葉を守り続けた。
それはいつしか自分を縛るものになってしまった。
お風呂の時間、えらく長い信号を守る、きょうだいからの一線を越えない…
それは律儀という枠ではなくて…
ルールで苦しんだこともあったが、好きという気持ちは
長年のルールさえも凌駕する。
ルールなんて関係ない、という智機と
ルールは守らないとだめな、みかげ。
相反する思いを抱える2人の兄弟が行き着くところは…
相も変わらず綺麗な絵でうっとりしました。
社会人になった2人の続きを是非書いてください!!
ルール・・・
守らなければいけないもの、だけど守れないもの・・・
親の再婚で義兄弟となったみかげ(兄)と智幾(弟)。
お互いに惹かれあいながらも、義兄弟である現実に苦しんで・・・
設定としてはありがちですが、結構引き込まれてしまいました。
二人の間に決められたルール。
守れないときが来るかも・・・と最初から分かっていたように思えてしまう。
『義兄弟』だという関係に何があっても繋がっていられるという安心感がありながら
最後の一線を越えてはいけないという、自分たちにとって一番厳しいルールを作り
結局はそんなルール、タガが外れればあっという間に破られてしまう。
誰かを愛しその人が欲しいと思う気持ちが強くなればなるほど、どんなルールも脆いもの。
強くなろうとしても、やっぱりどこか弱くて
理屈ではどうにもならない人間らしい心、愛するという気持ち。
常識とかルールとか、そういうことではどうにもならないのが恋愛。
同性だからとか義兄弟だからとか、いろいろな障害がある中で
この二人はまた自分たちだけのルールを作ってまた破って生きていくんだろうな・・・
そんな風に感じました。
智幾が大学に合格し、同棲を始めてからの部分は
最後の番外編的な感じで、ちょっと物足りないというか・・・
もっとデレデレなみかげが見たかったかな。
義兄弟になって20年、今になってどれだけ自分が智幾を必要としているか
どれだけ愛しているかを自覚したみかげ、遅すぎ!
智幾のいない部屋が嫌で廊下で小さくなって待ってるみかげ、可愛すぎです。
最後にHシーンはありましたが、この可愛い兄が乱れる姿
もっともっと見たかったなぁ~と欲張ったことを考えてしまいました。
暗くてちょっと怖そうな表紙でスルーしてまして、実際ちょっとビクビクしながら読んだんですが、全然怖くなかった。と言うか、結構ギャグ多め\(^o^)/なんでこんなホラーみたいな表紙にしたんでしょうか(汗)。何回も検索引っかかってたのに、ほんとに表紙でパスしてました。
弟の智幾はこれぞワンコって感じで可愛いです。お兄ちゃんが普通に好き過ぎるので、殴られても素っ気なくされてもほとんど気づいてません。ちょっとアホの子なんですww お互いに兄弟以上の感情を抱いていた2人は、兄が卒業して家を出るまでっていうルールを決めてキスしたり触りっこしたりします。でも、最後の一線は越えちゃダメ!それもルール。この2人にはルールがいっぱい!特にお兄ちゃん!だけど、結局。。。ルールは破られるために作るんですよねぇ♡
お兄ちゃんに本気愛を証明するために、死ぬ気で勉強して同じ大学に合格した智幾本当に男らしかったです♡最後はお兄ちゃんからも「愛してる」って言ってもらって//// ほんとに幸せなカップルだなぁ~(*ノωノ)高校時代から社会人(24&25)になって同棲しているところまで、じっくり二人の恋を描いてくれてます。そしていつの間にか親も公認~~ww とっても楽しいお話でした。全然怖くない←まだ言ってるww
兄がもうギャップ萌えでした。
アホで可愛いわんこ系弟ですが!!!
ただのアホで無知で素直さを武器に力技で捩じ伏せる
情と愛と世間体がグルグルまわるけど流されるままに
弟の腕の中に、、、、
という、兄弟あるあるな内容ではなくて
家族のこと考えたり、ルールを決めて守って
それでも溢れ出す感情を止められなくて
若いだけで突っ走る期間と我慢して認められて
「愛している」を再確認してまた歩み出す。
感情がグルグルする内容でした。
ドロドロした重い話ではないです。
だから、2人だけの世界に堕ちる闇っぽいかんじではない
表紙見るとそんな感じですが、そこを期待して読みたい人には
お勧めしないです!!
私は、とても好きでした!
兄の自分の気持ちに蓋をして
何もないようにしてても
触れるたびに溢れ出す思いと
守りたいルールと守れないルールの間で
苦しんで逃げ道に新しいルール。
本当は自分を守るために考えて
弟への気持ちに支配されなように
苦しいでも明るく振る舞う兄を
ちゃんと理解する弟。歯がゆい。
そんな2人がくっつくのはハッピーです♪
そして、金井桂先生は分かっている
読者を分かっている。。。。
体位が最高。笑
ページ数的には多くないけど
激しさとお互いを求めているのが伝わるから
満足度高めだから物足りない感はなかったです!
表紙詐欺なんて言葉もありますが、金井先生に限っていえば、むしろ中身のほうが壮麗です。すみずみまで描き入れられた背景や少女マンガのようなトーンや効果、どのページをとっても手抜きのされたページはありませんし、白っぽいページなど存在しません。キラキラとした、いつも花々が咲き誇っているような、みすぼらしさなどという価値観など存在しないかのような、そんな少女マンガのような世界にどっぷりとひたれます。物語の内容は王道ですが、進行やコマ割り等もさすがプロの技と思わせます。つまりは、基本的には非の打ち所のない作品です。
のはずが、こちらが盛り上がってくるところで突として挿入される、チビ絵やギャグにかなり気を削がれます。受けの兄のほうは基本的に表情にとぼしく憂えて幸薄そうな美少年なのですが、頻繁にそのキャラが崩壊しとても混乱します。これさえなければ、切ない義理の兄弟の許されぬ恋愛ものとして本当に楽しめるのですが、何せキャラクターを確立させる肝心な物語の初め部分に、こちらが混乱するギャグが散見されるのでとても残念でした。試しにギャグ絵の部分をとばして再読してみましたが、このほうが絶対にいい。金井先生は少しライトな空気も欲しかったのだろうとは思うのですが・・・。
表紙をご覧になって絵に惹かれた方は、是非読んでいただきたいとは思いますが、差し出がましいことを言わせていただくと、ギャグ絵の部分を流し読みにしていただけると、更に楽しめるかと思います。
ルールに雁字搦めな兄とそんな兄に一途な弟の、ラブストーリーです。と言っても、2人は親の再婚で兄弟になった、義理の兄弟です。
兄弟になって12年、それなりに秩序を保って仲良くやってきたのに、兄が家を出ることになって2人の関係に変化が起きます。
そんな2人のために作った新しいルール。
だけど、このルールを、規則に雁字搦めで生きてきた兄の方から破った時には、弟への深い愛情が伝わってきてキュンキュンします。
そして、なかなか覚悟の決まらない兄と、サッサと自分達のことを両親に話す弟の違いも対照的で良かったです。性格も、常識人な兄と、一途でワンコで自由な弟と、全く違うのも面白いし。
ただ、シリアス展開の方が多くて、そのシリアスさを堪能してると、ひょこっとギャグが混じって変な感じになって、集中できなかったのが残念です。
丸ごと一冊がひとつのストーリー。
ギャグ的な要素とシリアスな要素が混在している作品でした。
それは本として・・・よくある事なのですが、
ちょっとばかり違和感が。。。
シリアスな部分で、言葉もなかなかに詩的で
グッと来そう・グッと来ている・・・ところに、
突然笑いが入ってきたりする、という状態なので
どうしても置いてかれる感が残ってしまって。
そんな感じで、正直すごーーーく勿体無いなぁぁという
気分な読後感になってしまいました。
うぅ~ん、なんかオシイ!
大学の推薦が決まり、高校卒業後は家を出ると決めている高3の兄(受け・表紙右)。
何事もルールをきちんと順守する性格、
たまに弾けるけど(びっくりするほどにw)基本は家族思いの真面目な人。
そして、12年前の親の再婚によって家族になった、
顔はいいがちょっとアホな、兄のことが大好きな高2の弟(攻め・表紙左)。
兄弟だから、どんなに相手に恋心を抱いても進んではいけないと思っていたのに、
ある夜、ふたりは想いを抑えられずにキスをする。
そして、新たにふたりはルールを作ることに…きょうだいのルールを。
ルール1、家族として自然に接する。
ルール2、期限を設ける。
ルール3、最後の一線は越えない。
兄は、弟がとても大切。
弟とのキス…そしてそれ以上のこと……止めたい、でも、止めたくない…
まだ幼いところもある弟を、正しい道に導いてやりたいと願いながら、
弟を求める衝動に抗えない兄。
だから、弟との恋人関係は大学進学で家を出るまでという、短い期間だけ。
離れれば、弟の自分への執着もいずれなくなるだろう…そう胸を痛めながらの決定。
その想いが切なく響いてきます。
それに対する弟の、やはり兄を想うがゆえの行動とは……
赤に変わる信号機、苺のショートケーキ、球体のランプ、
それらを上手く絡ませて、話は切なくドラマチックに盛り上がっていきます。
でもシリアスかと思えば、
時々弾けてすごくコミカルにも、甘々にもなったり~なお話でした。
なぜ兄がルールを順守しようとするのかも、ちゃんと明らかにされてるし、
強くもあり脆くもある兄を、弟のワンコな真っ直ぐさが包む感じが、とても温か。
ふたりの将来は少々出来過ぎな気もするけど、なんだか納得させられちゃったなぁ。
ただ、絵が…!!
ちょっと表情が固めの、少々昔っぽくもあるような少女マンガ的な絵が(主観です…)、
正直好みじゃなかったのです(表紙は素敵だけど)、そこが個人的に非常に残念……
ということで、とても評価に悩みましたが、
間をとって、萌え×2寄りの萌えで☆