無防備、衝動 あるいは初恋

muboubi shoudou aruiwa hatsukoi

無防備、衝動 あるいは初恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神39
  • 萌×244
  • 萌22
  • 中立4
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
22
得点
441
評価数
114
平均
3.9 / 5
神率
34.2%
著者
天禅桃子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784775522813

あらすじ

サラリーマンの柏木は、高校の同級生だった倉沢と街でばったり再会する。地味で大人しかった倉沢は、人目を惹く華やかな美青年に変貌していた。その変わりっぷりに戸惑いながらも彼が働くバーを訪れた柏木は、言い寄る客をクールにあしらっている姿を見てさらにビックリ! けれど、そんな倉沢が自分にだけは昔のようにはにかんだ態度で一途な熱い視線を向けてくれるのが心地良よくて──。予想不能な再会ラブ

表題作無防備、衝動 あるいは初恋

倉沢随 バーテンダー 20代
柏木宏一 リーマン 20代

同時収録作品ラインドライブ

木下

レビュー投稿数22

圧倒的美人が!!

攻める!!
みなさまの中で「攻め受けの暗黙のルール」ってあると思うんです。
「好きな攻め受けのタイプ」ではなくて、あくまで「暗黙のルール」。
たとえば「美人は受け!」とか、「短髪は攻め!」とか、「体格大きい方が攻め!」とか。
暗黙のルールっていうより、固定概念って言った方がいいかもしれません。

この「固定概念」を打ち破ってくる作品に出会うと、ひとは驚いたあとに「受容」と「拒絶」のどちらかに進むしかないと思うのですが、頭固めなわたしはたいてい「拒絶」の道へ迷いなく進んでしまうことが多いです。
そんなわたしは、『か◯や』ならヒレカツ丼、『ほっとも◯と』なら特のりタル弁みたいな感じで、絶対新メニューは試さない派。
どうせ食べるなら確実に美味しいと分かっているものを、確実に美味しく食べたい。
「わたしも!」という方で、もしこの作品を未読の方がいらっしゃったらぜひ読んでほしい。
ふだん「新しいものを好きになる」体験をあまりしていない分、きっと貴重な1冊になるはず。

前置きが長すぎますが、本編について語らせてくださいませ。
リーマンの柏木が、年に数回見る夢。
それは高校1年生のときの、全く接点のなかった同級生を送って行った記憶。
おとなしいクラスメイトの倉沢に感じた熱が、その後の性志向の原点になっていて…。

という始まりで、偶然の再会から始まる初恋のやり直しの話です。
倉沢が圧倒的美人。
高身長で、女性と見紛う長い髪に美しい顔。
モデル!?と思われそうな外見でございます。
一方の柏木は、後輩が「その気になればすぐ彼女ができる」と太鼓判を押すイケメンな上にキッパリした性格と、趣味でフットサルをやるようなリア充。
完全に攻めタイプであります。
だけどこの2人がいざえろすってなったときに、「あ、そっち!?」という驚きが。
固定概念の観点で見ると、要素が混在してはいます。
体格→倉沢の方が大きい、外見→柏木の方が男っぽい、という面で、美人が攻めるというふつうなら「NO!」な展開が受け入れやすいのかも。
しかもこの美人、なかなかの変態であります。
勤務するバーの床、コスプレ、屋外と、回数を重ねるうちに、柏木が完全に受けにしか見えなくなってきて、「YES!」でしかなくなるという不思議。
わたしと同じような方にはぜひ、この体験をしてほしいなあ。

同時収録は同じクラスの陸上部員と金髪くん。
表題作の攻め受けがわたしの固定概念と違っていたので、この作品を初めて読んだときは相当身構えました。
身構えなくて大丈夫です。イメージそのままです。
それにしても高校生に見えない攻めの色気はなんなんだろう。
陸上部にあるまじきちょい長めのうねらせ系黒髪から溢れる色気がすごいです。
攻め目線→受け目線っていう2話構成も良い。

わたし的にはこの作品のセールスポイントは「固定概念の打破」だと思っていたのですが、読み返してみたら、あんまりそこを気にする方はいないかもと思いつつ…。
自分の意見を残すことに意義がある、はず。

0

甘酸っぱい穏やかな恋

◆無防備、衝動 あるいは初恋(表題作)
 再会もののストーリーでしたが、終始穏やかな空気感で進んでいくのが心地良かったです。再会ものって、何かしら拗れたところがあることが多い気がするので。攻め受けも絶妙で、長髪で中性的な美貌の倉沢が、短髪で男らしいリーマンの柏木を抱くのに萌えました。柏木がこのビジュアルでとろんとなるのが可愛くて。特に大きな波乱もなく、落ち着いたBLが読みたい時にオススメです。

◆ラインドライブ
 「こいつ俺に気があるんじゃないか?」から始まる学生もの。こちらも王道の展開で先は読めてしまいますが、受けの木下の遠慮がちな一途さが可愛らしかったです。

0

コスプレを楽しむBL

いやあ面白かったです。絵柄からしてシリアスで初恋を拗らせたような切ない素敵な話で今まで読んだ天禅さんの作品の法則だと単発イケメンによるモノローグから始まる話だと当人は攻めって事が多かったですが、逆なのが良かった。強気短髪男前受け最高です。

そして長髪ヘタレ変態攻めも最高でした。色白で体が弱そうでしおらしい雰囲気だった高校時代の回想シーンと別人じゃないか(笑)こういう自己評価低い気弱なイケメン攻めと男前な性格の受けの話って大好きです。そして気弱なくせにエッチの時は大胆すぎる攻めの倉沢。完全にコスプレ好きの変態です。

皆様仰ってるようにセーラー服攻め×サッカーユニフォーム受け・ノーパン&短パンの糸を切っておく着衣プレイが最高でした。文字で書いてもこっぱずかしい内容が美麗な絵で表現されてるんですよ?BLであんなの読めると思わなかった。屋外での浴衣エッチで受けだけ全裸のやつも良かった。借りた浴衣汚せないから外でも全部脱がすって…ドSか!(笑)

上記の表題作の他、同時収録作品の高校同級生同士の青春ストーリーも面白かったです。寡黙で動じないように見える攻め×見た目だけチャラくて本当は真面目な受けの話。付き合ってみたら攻めもちょっとヘタレな所が良かったです。

0

もしくは変態

受け攻めを確認しずに読んだので新鮮でした。

攻めっぽい男前受けと内気な美人変態絶倫攻め!いいですね。攻めには執着と包容力を求める私ですが、美人で体格が良くてモテモテなのに受け一筋でヘタレっぽいのに、いざエッチとなったらガンガン行く!所構わず行く!可愛い可愛い言いながらコスプレしかもエロい小細工した着衣プレイとか!
そして男前受けがもっと!とか大きい!とかぐずぐずにされちゃって。柏木は元々受けなのかな?

ところでお店に来た知らない男は倉沢の元カレ?結局なんだったのかな?研究室の関係者かな?

お互い初恋で偶然東京で再会して。
倉沢の猛烈アピール?で柏木もその気になって。
俺のこと好きなの?から挿れたい!から店内エッチが早いですね。

実家帰省で家族にはとっくにゲイなのはバレてて歓迎されて。
その後の花火見ながらの流れもまたまた良かったです。

可愛いくてエロも上品?でいいお話でした。

表紙の倉沢がかつらかと思ったら地毛でしたね。

無防備→わかる
衝動→わかる
あるいは初恋→わかる
付け加えるなら、もしくは変態絶倫ですかね。

0

読みやすくて満足できる作品です

中編2作からなる作品集です。
どちらの登場人物もみな男前で、それだけでテンション上がりました。
天禅先生の作品は切ないものが多い印象だったのですが、今作はハッピーに溢れた印象です。
ハッピーエンドが少な私としては安心して読め、とても満たされました。

-表題作-
バーテン×リーマン
攻めの長髪・倉沢が、受けの柏木を溺愛しているところが良かったです。
Hは多めで、少し変態入っていました(笑)

同時収録作は、高校生同士の青春という感じで可愛かったです。


0

美人で可愛い攻めさんと男らしくてカッコイイ受けさん

わりと昔の作品なのかな?絵が下手い。
2人のガッチュン絵が変。それとリーマンの受けさんの靴下が謎のハイソックス。
でもこの作品はマジで神です!!もう超好き!!
攻めさんのルックスを裏切る、男の変態性丸出しのアレコレ。
そして受けさんのどんとこいや!の男らしさ。
ホント好きwwwこれって男同士だから通じるもののような気がしました。

攻めさんが照れながら「下着つけないで」とかww
あらかじめ糸を切っておくとかwwwもーーーー変態!!好きすぎ!!
言葉遊びみたいになるかもしれませんが
欲望に「忠実」「正直」「素直」っていうのはそれぞれちょっとニュアンスが違うと思うのです。
この攻めさんは「欲望に素直」なタイプ。
可愛い攻めさんと男らしい受けさんで、そこが凄く魅力的なカップル。

1

絵はステキです

長髪の男性キャラは好きじゃないのですが、天禅先生の作品のファンだったので買いました。
表題作のストーリー自体は良かったのですが、攻めくんの長髪姿や、受けくんのエッチの時の乱れ方等々、気になる所はありました。受けくんには、エッチの時も、普段の男前のままでいてほしかったです。
でも攻めくんの、顔に似合わず変態な所とかは好きでした。

表題作も収録作も、個人的には微妙でしたが、やっぱり絵はステキでした。
次作も多分、いや絶対、表紙買いすると思います。

3

甘さ以外にもキラキラ


天禅桃子さん初読み。
元々長髪攻めが嗜好なのですが結構珍しいので貴重!有難かった〜!;;良くも悪くも作中それほど気になりません。ただ美人な印象。
以前読もうと思った時にもしかしたら長髪受けだと思い、保留にしたかもしれない。苦手との声もみられましたが個人的には全く苦手と思うところもなく…この意外性がよかった…!黒髪短髪受け、ぐずぐずになっているの可愛いです。台詞がすごい。
甘いです。が、二人が高校生の時の描写が眩しくてきらきらしていて再開ラブとしても珍しくきゅんとしました。印象も逆転していたし…笑 高校生の時だったらどっちがどっちだったんだろう。今の時点で逆になってほしいとは思わないので、魅せられているな〜!

後半の高校生ものもモノローグ含め青春が滲んでいました。受けが可愛…あ、前半(表題作)の攻めが受けになったら…ともみれてしまいます。運動オンチ可愛い…見た目に反しているのもすごく可愛い…

(纏め。甘さを疑ってはいけない。)

1

本当に作家さん大好きなんです…

生理的に苦手だと感じた作中のセリフを抜粋しているので、セリフを知りたくない方は読まないで下さい。



天禅さんの作品は凄く好きで全て読んでます。
相手のことを愛しいと感じている時の表情や欲情を堪えている時の表情なんて読んでいるこちらがキュンキュンするほど攻め受け共に凄絶に色っぽいし、ヘタレ攻め×性格男前受けなんかも垂涎ものだし。
このお話も外見も中身も男前な受けで、わーい大好物ー!って感じで、本当に後半まですごーく好きで萌えー!状態だったんです。

ですが…、ラブシーンの終盤で、受けの「またイくっお尻でイっちゃうっ」とかっていうセリフ(若干プレイ入ってるのか?)を読んで……男性向けエロ漫画?みたいで、一気にどん引いちゃいました。
受けが自分の言葉に酔っているような、読者にエロさを言葉で押し付けているような…。
「お○ん○んこすって」や「おっきいので、ずぶずぶして」は許容できたんですが。

お尻でイっちゃうっ、って…天禅さん、どうしちゃったのですか…orz

超個人的意見ですが、そういうの、BLエロには不要だと思ってしまいます。逆に同じ内容のセリフでも、
言葉にならないほど感じている受けに向かって、攻めが「お尻でいっちゃったね」など、言葉攻めにするのはむしろ萌えるのですが。

あとは、こちらもラブシーンの終盤ですが、せっかく男前の輪郭をした受けが中性的な輪郭になるのが残念でした。女っぽい受けにしか見えず。
セリフが↑なので、顔まで変わると「セックスで豹変」と言うよりは「この人、誰…?」という感じでガックリでした。
あぁ、もしかしたら顔が最後まで男らしかったら、あのセリフも「顔に似合わずバリネコだね~」とギャップの一言で終わったのかもしれません。

この評価は大変心苦しいのですが、生理的に無理でした、本当にごめんなさい…。

5

空回りみっちー

えー、お尻でイッちゃうとか、アダルトなBL小説では出てきますよ
そしていい作品もあります
絵がキレイで興味が沸いてレビュー読んでいて目にとまったので、読んでいませんが、私も超個人的意見ではむしろキュンセリフです
コミックとかで女がお尻でとか言ったらホントにイヤですけど。

覚えてなかった…

この本は、ちるちるの検索ランキングでひっかかって、
ネットで購入した覚えがあります。

でも、「なんだかなぁ~」と思って、
一回読んで、終わってしまいました。

古本屋に売ってしまおうと思ったダンボールの中から
拾い上げてきました。

特に分かりにくい話でもなかったような気がするのに、
何が悪かったんでしょう……?

「絶対こいつ受けだろ」と思っていた
主人公の相手が、
再開した時も受けっぽいナリをしていたのに、
結局攻めだった…ってところが
ダメだったんでしょうかね…?

再会いものは好きですが、
見てすぐ、「こいつ多分受けだろ、攻めだろ」って
いうのが
逆だったので、ダメだったのかなー…?

話の運び方は嫌いではなかったので、
この方の話は、
作家買いするかもです。

でも、今回のこの本は、ごめんなさいm(__)m

6

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