背伸びしてブルー

senobishite blue

背伸びしてブルー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×245
  • 萌25
  • 中立7
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
23
得点
412
評価数
112
平均
3.8 / 5
神率
26.8%
著者
せんみつ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784861347092

あらすじ

「俺みたいな悪い大人が寄ってきちゃうよ?」高校生の旭は、夜の繁華街でサラリーマンの佐伯と出会う。大人で格好良くて、少し寂しげな佐伯に心惹かれる旭。ある日、父子に間違われた二人はふざけて「父子プレイ」をすることに。本当の父親を知らず、少しだけ佐伯に理想の父親像を重ねながらも、旭は彼がそばにいてくれることを嬉しく思っていた。しかし、時折見せる佐伯の陰に、ただ好きだけではいられない大人の恋を知り——…。新進気鋭のストーリーテラーが贈る、デビューコミック

表題作背伸びしてブルー

佐伯,37歳,普通のリーマン
旭,父親のいない高校生

同時収録作品クローゼット・ハイ

雨宮,高校時代剣道部の先輩
守屋育郎,高校時代の後輩

同時収録作品制服とヌード

夏目凪,24歳,元教え子
春田源一,32歳,高校教師

同時収録作品ホテル☆エトワール

上川,29歳,元大学の後輩
先塩見,32歳,先輩

同時収録作品「指先エスカレーション」

倉持,足フェチ,靴屋店員
野際,フリーターのバンドマン

同時収録作品甘いりんご酸っぱいりんご

佐伯夏生

同時収録作品脱いでも脱いでも

雨宮.高校時代剣道部の先輩
守屋,高校時代の後輩

レビュー投稿数23

穏やかな短編集

飛び抜けてアカるいわけでも、暗くておもーいわけでもない、穏やかな短編集。みんな何かしら悩んでいるし、仄暗い部分もあるよね、、という本

表紙のあわいイメージがぴったりですが、それぞれ毒々しい部分もある不思議

・歳の差。父子プレイ。本当の父親との再会
・学校の先輩との再会(どちらもクローゼット)
 女性とうまくいかない。別れ、隠れ
・元教え子。制服フェチ?写真部。ヌード
・元カレとの再会、転勤、病
・まだまだ幼い。足フェチ

0

満足度、高し

短篇5編!どれも優しくてクスっとキュンが散りばめられてて満足。

表題作は父子プレイ?エグい?と思いきや、おふざけの延長で、ちょっと安心。可愛くて切ない。
昔の恋人に1年毎に偶然再会しちゃう話と足指フェチの話が特に好きでした!足指…癖のある性癖なのになんだかとっても魅せられました。

エロエロしてないけど肉感がとってもえっち!胸からお腹周りの描き方、とっても好きです。
お話も捻りが効いてて、ひしひしと良さを感じる作品集でした。

0

ホテル☆エトワール、読むべし!!

デビュー作とのことですが、どの短編もクオリティが高くて驚きます。
特に4つ目の短編!必読です。

「背伸びしてブルー」萌2
父の顔も知らない高校生の旭は、37才のリーマン・佐伯さんと付き合っている。
八百屋で親子に間違えられたことから、「父子プレイ」が始まって…。
旭目線ですが、佐伯のやるせなさが沁みます。子どもって無邪気に残酷なところがありますよね。
ラストは別の意味でこころに沁みます。

「クローゼット・ハイ」萌2
クローゼットに隠しておいたゲイDVDを見られて、彼女と別れた守屋。
高校時代の集まりで憧れていた先輩の雨宮に3年ぶりに再会するも…。
実は1か月前にハッテン場の公園ですれ違ってました、という話。
言い出す?どっちが?どう切り出す?今回はスルー?という展開にハラハラします。雨宮先輩がイケメンでした。

「制服とヌード」萌
同棲して2年目の高校教師(32)と元教え子(24)。
生徒にやきもちを焼いて拗ねる恋人との回想と、今の生徒の悩みがぼやっとリンクしてます。攻め受けがイメージと逆でした。

「ホテル☆エトワール」神
一番好きな作品。
約束したわけでもないのに、1年の1度偶然に会う大学時代の後輩。
当時、3年一緒に暮らしたのに、就職の面接当日に突然「アジア行ってくる」といなくなった恋人との3回目の再会は…。
切ないです。一緒に暮らした部屋を先輩が出たのは、後輩がアジアに行った3か月後。後輩が誰もいない部屋に戻ったのが半年後。3か月のズレで人生は大きく変わってしまうんだなあ。一緒にいられたはずの時間がなくなって、会えない数年間があって、今があって。一緒にいたいと願っても、今度は先輩がアジア(ベトナム)に転勤。
初めて来年の約束をして別れた2人に幸あれ、と願わずにはいられない作品でした。

「指先エスカレーション」萌
足フェチくんと、彼のせいで足の指が性感帯になった同級生。
フェチってすごいね、という話でした。

描き下ろしは表題作と「クローゼット・ハイ」。
クローゼットの方は先輩も高校の時から!?というポロリ告白といちゃいちゃが可愛い。そして先輩がイケメン。

カバー裏には「ホテル☆エトワールの続きが!!
声を出して笑いました。

この短編集、絶対読んでほしい!!

1

みずみずしい!

短編集ですね。みんないいお話でした。
なんというかみずみずしい新鮮な風が吹いたような。

目尻のキリッと上がったお顔を書かれますね。とてもいいです!とくにこの方の書く高校生は好きです。

表題作の背伸びしてブルー
父子プレイはどうなの?受けは面白がれても攻めは思いやりからか自分で言い出したもののキツイのでは?
攻めの佐伯が受けの旭を手離します。
大人だから子供だから若いからとか年の差カップル特に高校生はぶち当たる問題ですね。特に父子プレイなんてして実父が現れちゃってややこしい。
数年後二十歳になって旭は佐伯のお店を探し当てて会いにきます。やっと年齢だけは大人になり、まだ好きだと伝えキスまででお話は終わります。
切ない所もあったしまだ距離や年の差は残りますが幸せになってほしいです。

他の作品もそれぞれ良かったです。
絵がたまに不安定かな?

0

今後も楽しみな作者様のデビュー作

短編集。なかなか目の付け所が個性的な作品ぞろいです。

「背伸びしてブルー」
父親を知らない男の子が、偶然出会った年上のリーマンと「パパプレイ」。
高校生の旭はハマってるけど、大人の佐伯さんの方は旭の父親にはなりたくなくて…
Hの時の父さん呼びは背徳感ありますね。

「クローゼット・ハイ」
ゲイを隠してる男のニセの日常。ハッテン場で先輩を見たような気がするけど、確かめることができない。でも先輩に見つけて欲しかった…短編のせいかあっさりハッピーエンド。

「制服とヌード」
元生徒と教師のCP。
元生徒・夏目は今はもう社会人。教師の方は今の教え子の姿にその時の恋をフラッシュバックしたり。
ストーリーはちょっとわかりづらいようにも思うのですが、夏目に恋をしたその心はまだ鮮やかで、それは制服に萌えたわけではなく、今も夏目その人を追いかけている。

「ホテル☆エトワール」
大学の後輩で元恋人、今は腐れ縁?のように年に一度偶然のように寝る間柄の塩見と上川。
今年もまた町で行きあいホテルへ。しかし今年の上川は……
年のせいかな、こういう話すごく…なんというかグッとくるわ。
いつか消えてしまいそうで、でもそれは自分の目の前から消えるだけで死ぬわけじゃないと思ってた。でも「死」が急に現実になる感覚。自分も風景も何もかもが死滅する感覚…そんな時未来を約束したくなる感覚。

「指先エスカレーション」
性癖もので、意外なエロさがあった。それはかわいいオレだけの足の指…

「背伸びしてブルー番外編 甘いりんご酸っぱいりんご」
表題作の佐伯さんの子供時代。お父さんの思い出。

「クローゼット・ハイ番外編 脱いでも脱いでも」
先輩の方も高校時代から後輩を見ていた事が判明。長い回り道でしたね。

「カバー下」
作者様直筆あとがきと、「ホテル☆エトワール」のその後です。

私は「ホテル☆エトワール」が印象的でした。

0

制服好き♥

制服たくさん出てきます。制服萌えにはたまりませんね。

私は表題作は相手がアラフォー親父だったのでそれよりも同時収録の『クローゼット・ハイ』や『指先エスカレーション』がストーリーとしては好きでした。
『クローゼット・ハイ』は、高校時代の剣道部の先輩とハッテンバで再会し、そのあとも結婚式の二次会で再会して距離が縮まっていくお話なんですが、実は高校時代からお互いを意識していたと言う甘酸っぱい感じが高校生っぽくて大好きです。
『指先エスカレーション』は、指フェチに目覚める瞬間やそこが感じるようになってしまう二人のお話で、短編なのですが、ものすごくエロチック。蚊に刺された指先に薬を塗ってあげるシーンなんかゾクゾクします。
その他、制服でもなんでもないのですが、『制服とヌード』のなかでなつめが高校生の時にパンツ一丁に上履きで廊下を走ってるシーンがよかったです。色っぽいような、男子高校生のバカさ加減が可愛いような、高校生のBLとしては鉄板の爽やかな色気が出ているシーンに思えました。

0

全体的に薄味

足フェチのお話が入っているとのレビューを見つけて購入したもの。
5カップル7編のお話が入った短編集です。

癖の強いものが好きな自分には全体的に少し物足りない感じも残りますが、どの話もハズレなく読みやすい作品集でした。

『背伸びしてブルー』『甘いりんご酸っぱいりんご』
高校生と37歳リーマン。
年齢差がもたらすすれ違いが切ないラブストーリー。

『クローゼット・ハイ』『脱いでも脱いでも』
お互いにゲイであることを隠している先輩×後輩の探り合いラブストーリー。
クローゼットは隠れゲイの暗喩。

『制服とヌード』
高校教師と元教え子。
タイトルが表す通り、“制服”と“ヌード(=素にされること)”について描いた作品。

『ホテル☆エトワール』
彦星と織姫のように一年に一度会う、という偶然が続いている元恋人達の話。
恋愛にも人生にも確固たる“約束”ってのは案外大事なこと。

『指先エスカレーション』
足に欲情することに気付いた主人公と、足を触られて欲情することに気付いた同級生の話。
足コキのシーンが出てくるんだけど、足でされる方が興奮するんではなく、している方(足の指が性感帯)が気持ち良くて先にイキそうになるってレベル高いw
足好き的にはなかなかの当たり作品でした。
ストーリー的にもこれが一番好き。

0

短編集

一冊に5つのストーリーが入っていました。

初めて読んだ作家さん。
絵がキレイですね~。
ストーリーは短編ですけど、これまたきれいにまとまっています。

どのお話も比較的、ちょっと精神的に幼いタイプと
大人なタイプとのカップル・・・という感じ。
もちろん、同い年カップルではなく
少し年の差があったりするので、精神的にもその差が有って
当然ではあるのですが、片方が振り回されているという感じ。
そういう作品が多かったですね。

今度は是非一冊で一つのストーリー・・・くらいの
長さの作品を読んでみたいな~という気持ちになりました。

0

せつなくてよかった

親子くらい離れた歳の差もの。
父親を知らない旭は、出会い系の街で知り合った親くらい歳の離れた佐伯と付き合っており、親子プレイのようなことをして楽しんでいます。

父親を慕う心と恋情の差がわかっていないような幼い旭と佐伯の思いの差がすごくせつなく描かれていて、じんと染みるようなお話でした。
ラストもよかったです。

しかし、短編集なのですが、雰囲気漫画が多かったかもしれません。
波長が合わないと上滑りしてしまいそうな気もします。

最初のお話はよかったけど、途中の、特に制服とヌードはストーリーよりも独特の空気と雰囲気で読ませるなんとも説明しがたいお話でした。
ストーリーが面白いって感じではないのですが、ただ、こういう空気を出すのはなかなか簡単にできないような気もします。
独特の味のある作家さんだと思います。

でも最後の足フェチの話はすごくよかった!
ダメな子受け、可愛いです。足コキもえろかったです。

絵はすごく繊細でうまかったです。
髪型が似ているキャラが多くて、短編集なのにキャラの見分けがつかなかったのが難だったかもしれません。

次回作も買いたいと思える作家さんでした。

0

スルメのような作品

スルメは決して悪い意味ではありません。笑
じわじわ良さが伝わってくる作品が5つ詰め込まれていて、どれも一話完結です。
一つ一つのお話は短いのですが、どれも構成がしっかりしていて、読み終わった後は爽やかな気分になります。
気軽に読みやすくもあり、何度も開きたくなるようなスルメのような魅力がある本です。
絵が下手なわけではないのですが、少しキャラが似通っているのが気になりました。

2

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