こじれて、くすぶって、悶々とする!

深呼吸を3回

shinkokyu wo 3kai

深呼吸を3回
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×220
  • 萌14
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
221
評価数
58
平均
3.9 / 5
神率
32.8%
著者
せんみつ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784861348211

あらすじ

男の子思春期
幼なじみで同級生。お前のそーいうとこムラムラするよね

イケメンなのにムッツリな晴通(はるみち)と、天然野球バカの一郎は同級生で幼なじみ。お互いのことなら、なんでも知っている。
ある時、一郎がケガで野球部を辞めることに。
金髪&ピアスにして自分を変えようと躍起になる一郎。
だけど、強がっているその姿がいじらしくて、可愛らしくて、なんだかムラムラしちゃった晴通は、勢いで友達以上の行為に及んでしまい!?

いじっぱりで地味で可愛い幼なじみにムラムラきゅんきゅんしちゃって⁉︎

表題作深呼吸を3回

浅沼晴通ー,ピアノの上手い高校2年生,ムッツリスケベ
椎名一郎,肘を痛めて野球部を辞めた高校2年生

その他の収録作品

  • いつかキャッチボールする日(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下:漫画

レビュー投稿数12

キャッチボール

クスクス、キュンキュン、大好きです!

ネタバレになりますが、序盤のこのシーンを紹させて下さい!
怪我で野球を諦めて、ピアスホールを開けてくれと晴通に頼むイチロー↓
イ「開けてくれよ!穴!!」
晴[開けてくれよ穴… …アナ… なんだ そのエロい響き](心の声)
イケメン晴通くんはずっとこんな感じです。

晴通はある程度経験があるようですが、イチローからの初心なキスに照れるところが萌えました。
お互いすごく好きなことが伝わってきます。
25歳になった二人も描かれていて、最後までほっこり幸せな気分になれました。
幼少期から二人を繋ぐ「キャッチボール」が作品の大切なキーワードになっています。
絵・ストーリーに加え、セリフがすごく良いです!ぜひ読んでみて下さい。

2

時を重ねていくふたり

幼なじみの高校生同士。
野球バカの受けは、肘を痛めたのを機に部活をやめてしまい、ややふてくされた日々を送っていた。好きならとことんやってみればいいじゃないか、と元気付ける攻め。一方ピアノをやっている攻めも、受けをけしかけながら、自分も限界を決めつけず頑張ってみようと決意する。

…なんてあらすじを書いてみたら、さわやか青春部活マンガみたいですが、ここにエロや、幼なじみ同士のふざけたやり取りや、ムッツリ攻めとおサルな受けのおバカっぽい言動なんかが加わるので、テイストはアホエロ青春マンガです。
くっつくまでもほぼ葛藤なく、受けに対してなんかムラムラする、何となく触っちゃってもそう抵抗されない、キスしても抵抗されない、いつの間にかそういう関係になっちゃいました、的なあっさりさです。当て馬がいるわけでもないし、すれ違いの切なさなんか全くない。でも唐突な感じはあまりしなくて、幼なじみ同士の積み重ねた歴史がいつしか恋愛にスライドしていったようなイメージでした。

ラストは25歳になったふたりなのですが、全然変わることもなく、葛藤もなく、友達夫婦みたいな感じでほのぼのいちゃいちゃしています。枯れてるわけではなく、ヤキモチ妬いたりもします。たぶん、ずっとこのまま一緒にいるんだろうな、と思います。
個人的には『背伸びしてブルー』よりこっちのほうが好きでした。

4

バランスがいい

始めて読んだ作家さんですが面白いですねー。
イケメンで物静かそうなのにムッツリでエロ親父みたいなことを言ったり、したりする晴通。すごく好きなキャラクターです。幼馴染みの一郎にしれっとエッチなことしたり、そうかと思えば、何の臆面もなく好きだと言ってみたり、ものすごく正直で清々しいです。
そんな晴通に最初こそ流された感じで好きになっていく一郎ですが、実は昔から晴通のことを特別に思っていたと言うことに気付くと言う展開、王道かも知れませんが大好物です。
基本的には甘くてラブラブなお話なんですがそこにちょくちょく入る本気のエロギャグがほどよい感じでバランスのよい作品だと思います。

1

正反対だけれどお似合い

せんみつ先生は前作も拝見しているのですが、前作とは違い、今回は一冊丸々一つのカプで、高校生同士ということもあり、前回よりも学生特有の甘酸っぱさが詰まった一冊となっております。

幼馴染な二人で、片や攻めはピアノを、受けは野球をやっています。男同士という葛藤などはそれほど作中には書かれてないのですが、この二人はお互いにとってお互いが必要でなくてはならない存在なんだろうな、というのが読んでいて伝わってきたので然程気になりませんでした。

また、書き下ろしが特に良くて、数年後の彼等の様子が描かれているのですが、それぞれどちらも大きな夢を叶えたわけではないけれど、自分の好きなことを職業に活かしていたり、日々の生活にしあわせが溢れていたり、そんな二人にとても萌えました。

1

待ってましたの2作品目♪

デビュー作がすごく好みの作風だったので、二作目いつかなとずっと待ってました!
内容も絵も薄味なんだけど、とても可愛い高校生らしいお話です。
猿っぽいイチローも可愛かったけど、女子にモテモテな大人っぽくてクールなイケメン晴道が、心中で常にエロいことやくだらないことを考えてるというギャップが好きだった。
成人した村上君には笑ってしまった。いい子だよ村上!こういうサブキャラが魅力的な作品って、やっぱり好きだ!

1

好きな人が頑張ってるから頑張れる

ピアノをやってる晴通と野球部のイチローの物語です。
二人は幼なじみで高校も同じ。
イチローが怪我で野球を一度はあきらめかけたんだけど、晴通にまだやれることあるんじゃないかと言われ、復帰。
グラウンドで頑張っているとき、晴通のピアノの音色が聴こえて頑張ろうと思えたり…高めあえる相手っていいですよね。

爽やかなアオハルだけじゃなくて、晴通主導で抜き合いしたり、イチローにフェラしたりしちゃってます。
晴通がちょっとエロい雰囲気をもった攻めなんですよね〜。良い!
お互い大事な試合とコンクールの後に無事初Hも済ませますよ。

数年後25歳になった二人は同棲していてラブラブも見れて満足度の高いお話でした。

0

あっさり風味だけど、しっとり心に残ります

淡い絵柄とあっさりとした展開にもかかわらず、
どこか切ないような、きゅっと締め付けられるような
独特な読み心地でした。

はじめの方はすらすらと読んでいきましたが、
読むほどにじわじわと作品独自の持ち味が沁み込んでゆき、
読み切ったときには大切にしたい1冊になっていました。

ピュアで、小猿っぽくて可愛い野球少年の一郎と
綺麗な顔してムッツリスケベなピアニストの晴道は幼馴染です。

それぞれ性格も、進む道も違うけれど、誰よりも互いを理解し合い、
高校生になっても大切な存在であることは変わりません。

一方で、小さい頃から一郎を恋愛対象として想い続けてきた晴道ですが、
ある日、ムラついた晴道に触れられたのをきっかけに一郎も晴道を
意識するようになります。

基本的に素直な二人なので互いに恋を自覚すると
感情を受け入れ、すんなりとお付き合いに至ります。

途中、揺さぶりをかけてくる小者同級生はいるものの、
当て馬もなく穏やかな気持ちで読みすすめられます。

一郎と晴道、共にそれぞれの目標に向かって邁進し、
尊重し合う、対等な関係がすごく素敵でした。

BLジャンルだと恋愛に重きが置かれ、どうしてもそっち中心に
描かれがちな中、オナ禁願掛けまでして本気で目標に挑む姿が新鮮でした(笑)

爽やかさが印象的な作品ですが、エロもちゃんとあります!
高校生にして既にアダルティックな色気を放つ晴道は別として、
子どもっぽいとばかり思っていた一郎が脱ぐと意外や意外!
野球部員というだけあり、筋肉がしっかりとついていて、
引き締まった肉体がとってもセクシーなのでした。

最後は時間が経ち、25歳になった二人が描かれます。
一郎は幼さが抜け、晴道はミステリアスさが増して、
かっこよくなっています。

二人の職業がご都合主義展開で野球選手やプロのピアニスト
とかではなく、自分の好きなことを仕事に活かせているところが
かえってリアリティがあってよかった…

夢見すぎず、現実の中のささやかな悦びを噛み締める
そんな二人の生活が幸せそうで、こちらまで幸せな気持ちになりました。

照れながら
『俺はピアノが弾けて お前がそばにいて 超幸せ』
という晴道にニヤニヤが止まりません。
イチャイチャしやがって~///
学生の頃から全くぶれることもなく、むしろパワーアップ
しちゃって、相変わらずベタ甘でごちそうさまですよ♥

晴道のエロオヤジっぷりも健在でしたが、エロの素養0だった
一郎がフェラまでできるようになっていてびっくりです!
脱いだときもだけど、一郎はエロ方面で意外性を発揮してくれます(笑)
きっと晴道に仕込まれたんだねえ…
一郎も素直だから教えられた通りに頑張ってさ…

学生編も青春が眩しくて良かったんですが、大人編さらに良かったなあ。
学生編と半々くらいの割合でもう少し大人編を読みたかったくらいです。

0

イケメンのムラムラはごちそう

ちょっと前まで「BLにえろすはなくて良し!」と思ってました。
思うだけじゃなくて、いくつものレビューでも公言してました。

わたし…、分かってなかったのかもしれない…。

そう思い始めたこの頃、攻めがムラムラしている姿に萌えまくっています。

結構前の作品ですが、初めて読みました。
野球部のイチローとイケメンの晴通は幼馴染み。
怪我で野球を断念したイチローは髪を金髪に染めたり、ピアスを開けようとしてみたり、野球を忘れた生活に没頭しようとするも…。

何もかも良かった!!
まずイチローと晴通の関係が何とも良くて、幼馴染みゆえの通じ合っている会話のテンポも心地良いし、お互いがきちんと言いたいことを飲み込まずに言えるのも良かったです。言葉でちゃんと伝えるから変にこじれないし、言い合える関係を培ってきた空気感も素晴らしかった!

イチローがおばかなのも可愛くてたまらんです。
いちいち声は大きいし、素直に晴通の言葉を聞き入れちゃうし、何より深く悩まないところが良くて。一瞬そんな可愛いイチローに同じように怪我で野球を断念した村上ももしや!?と深読みしてしまいましたが、村上はただのあほでした。
晴通は一癖ある子でしたが、ムラムラには従順で、しかもイケメン。イケメン+ムラムラは素晴らしいごちそうだと再確認しました。

いちいちエピソードが憎いんですよね。
イチローが開けられなかったピアスを晴通がして、「預かっとく」からの「このピアス、オレのだよな」「全部お前のもん」とか。死ねる。こんなん見せられたら我が人生に一片の悔いなしですわ。
まだ子供の頃に野球をやめることにした晴通とイチローの最後のキャッチボールのこともイイ。あのときになくなったボールかと思って拾い上げたものに「ヒロシ」。ヒロシって誰っていう。こういう小ネタも好きなんですけど、「俺たちが放ったボールはまだ空の上。どんな形であってもキャッチするまでやめられないのかな」っていう、晴通がもう一度ピアノと向き合うきっかけになるモノローグに繋げていく手法も憎い。

そんなこんなで高2で結ばれた2人が、25才になるまでが読めます。
ただ惜しむらくは遠距離だった大学4年間がまるっとスルーされているところが…、読みたかったです。
17才で思いが通じて、受験でバタバタしつつもムラムラしたであろう高3、遠距離で晴通のムラムラが心配な4年間、地元に戻ってムラムラ解禁になってから一緒に住むまでの経緯、全部がスルー…。切実に読みたかった。こんなに愛せるCP、久々だから知りたかったです。

0

なんだか勿体ない印象

デビューコミックの「背伸びしてブルー」は短編集ながら、
絵がキレイでなかなかよくて、2冊目を楽しみにしていました。
今回は、1冊丸ごとひとつのお話で、
幼なじみの高2のふたりが、それぞれに野球・ピアノと、
自分で決めたやりたい事を頑張りながら、恋もして大人になって…
そんな姿が瑞々しく描かれていました。

せんみつさん、やっぱり絵がとても素敵です。
爽やかなのに、少し切なさや未熟さを纏わせる感じの絵柄で、
迷いながらも前へ進んでいく高校生にぴったりハマっています。

ただ運動部を描くには、
線が柔らかいせいもあってか躍動感が全然感じられなくて、
そこがちょっと勿体ないな~と感じてしまったな。

内容も、色々詰め込み過ぎている印象。
ひとつひとつのエピソードは素敵だし胸に響く内容なんだけど、
いっぱい入りすぎてて、右から左に抜けちゃう感じ。
特に、攻めも小さい頃に受けと野球をやっていたけど…の辺りは、
いらなかったような気が…
それよりも、攻めのピアノへの取り組みが変わっていく過程や、
真剣に向き合っている様子がもっと見たかったな。
顔以外で、攻めの魅力がイマイチよく分からなかったので(>_<)

もっとシンプルに、
恋に落ちていく様子をゆっくりと魅せてくれたら、
ぐっと引き込まれたんじゃないかな~

絵も雰囲気もいいわりに思ったより入り込めず、
あまり印象にも残らず…なのが、勿体なく残念でした。

あ、でも、25歳のふたりを描いた描き下ろしは可愛かったな、
玄関から服を脱がせながらベッドになだれ込む…がブームとか、
なにやってるの~~と、可笑しかったです☆

6

ピンク色の思春期

・ポップな表紙だけどコメディではない
・幼なじみ同士のloveはアッサリ、せつなさ薄め
・絵柄はクセがなく綺麗

ピアノを弾くイケメン晴通と天然野球バカのイチローは幼なじみ。
互いにやりたいことに打ち込んでいましたが肘を痛めたイチローが野球をやめること に。
ツラさを紛らわせるようにアレコレ試みるイチローの痛々しくもいじらしい強がりに晴通がモヤっとするところから話はスタートします。
晴通も挫折まではいかないもののピアノに対する自分に思うところがあって立ち止まっていて…。

シリアスに展開するかと思いきや、案外スルっと話はすすみます。
わりと簡単に自分の気持ちに着地したふたりなので、幼なじみとして相手を思う→恋心をじっくり楽しみたい人には物足りないかもしれないです。
関係が壊れるのを恐れて想いを告げられない、という葛藤もないので[せつない風味]も薄めです。

ただ、中盤に挟まれた晴通の幼少期エピによりイチローの傍にいることで埋められた寂しさ、新しく生まれたピアノへの想いを実感し、それがまたイチローへの想いへと結びつくことができて効果的でした。
晴道にとっての野球は[寂しさ]に繋がるんですね。

そして村上ィィ良い子だァァ!
彼は野球に戻りたくても戻れない状況だったからツラかったろうに。
彼の行動が晴通に、晴通の言葉が彼に何かしら与えたものがあるのは確かです。

コンクール前は遠慮していたイチローが戻ってきた晴道の手を優しく握る場面が微笑ましかったです。

ーーーーーーー

それぞれ新しい気持ちで野球とピアノに向き合う[諦めない時勢]に若さを感じました。
性欲にも忠実だしw
野球経験者からすると、イチローが投手なのに体幹を意識せず体がブレるとかあり得ないんですがヌかれて眠くなっちゃうとこが可愛すぎてどうでもよくなりました←

【いつかキャッチボールする日】
25才になった彼らは変わらず過ごしているようで良かったです。
脱がせながら移動がブームってww

そして村上night(笑)
見事にシフトチェンジして[辛い]→[幸せ]になったようで嬉しかった~。

4

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