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どうしよう 困った 好きにならないと思ってたのに
koyoi hoshi no mieru heya de
ネタバレ有です。
表題作
同じマンションに住む、中野と加瀬の物語。
この物語の特徴の一つは、ベランダを使って、攻めと受けの関係を、演出している事。
中野は、708 加瀬は、607 と号室の一の位に1のずれを作ることで、
濡れ場の立ち位置を表現しているのかなぁと考えていました。
作者さんうまいなぁと思いました。
酔いつぶれていた加瀬を、自室に運んだ中野。二人は一緒に寝ます。
その後、加瀬は、中野にそのことを口止めするために近づきます。
特に何かあったわけではないことも分かりますが、
彼は、少し中野に距離感を置きたい感じ。
会社の同僚ということもあり、まぁ当然な心理状況です。
その一方で、一目惚れに近い感情も持ちます。
同時に何股もかける中野。
ケーキの描写から、設定の臆病な性格が出ています。
中野は、スマホで、ストーカーのやりそうな行動で、加瀬にアプローチ。
最初に読んだときは、
彼が、真面目な性格だけあって、ちょっと怖い感じもしました。
が、後の展開で納得。こういう人、リアルで身近にいるので、凄くわかりました。
しかも、本当に結婚したので、この話は、個人的に読みやすかったです。
後半は、二人の生活変化によってうまれた、
加瀬の心の変化による複雑な感情が、描かれています。
生活の雰囲気が変わると、お互い、心の変化が生まれるのは当然の事。
そういう事を、相談しあえる二人。いいカップルになると思いました。
好きだと君は言うけれど
小説家でオタクの深町とアニメには関心のない嶋野の物語。
付き合っている二人ですが、イチャイチャを断る深町。
彼の趣味を見て、このまま本当にうまくやっていけるか不安になる嶋野。
不安になった彼は、ある作戦を実行します。
少し可愛い作品でした。
この作者さんの心理描写は、一本でなく、
複雑な人間らしい心理描写があり、面白いです。
繊細な心を持つ男性が見られ、読みごたえがあります。
表現する俳優さんは、たぶんこんな感じなのかなぁ。
前作の「かわいい花には、」 が、かなりストライクだったので、今回は萌×2で。
リーマン×リーマン。勢いに任せて突っ走れない大人の事情。湧きあがってくる様々な感情に戸惑う大人二人が初々しくて、「好き」と一言で表せない多彩な恋心にじわじわと萌えさせられる話でした。
【加瀬宏章・28歳・ゲイ】
1人の人を好きにはならない。身近な人を好きにはならない。期待はしない。目が追う。中野を追う。期待する。いたたまれない。やめよう。怖い。終わらせよう。
【同僚の中野・27歳・ノンケ】
初めて見た時、泣いていた。なんとなく放っておけない。姿を探す。笑顔だとほっとする。笑っていてほしい。何故そんな事を言うのか。理解できない。やさしくしたい。笑わせたい。
今後も何かと衝突はあると思いますが、またくる11月に2人で同じ星を見つけられるよう願っておきます☆
ちるちるさんで見かけて、あらすじが好みだったので購入。
毬田さんの著作はこれで三冊目ですが、これが一番好きかもしれません。
特に今までの著作と雰囲気が変わった訳ではないのですが、色々細かいところでツボが押される話な気がします。
矢張り、ある程度尺がないと感情の機微は表せませんなあ。
そして、また気付いたら年上受けです。
どうやら自分はノンケの年下×ゲイの年上(美人さんだと更に嬉しい)が好きみたいです。
そういう関係が好きな方は是非!
もう一つはいってたオタクの彼氏の話も嫌いじゃないですが、正直微妙かも。丸々一冊表題作のカプが良かったなあと読み終わって思いました。
毬田先生の「ダブルセクション」を読み、作者様の他の作品にも興味を持ち、今読み始めているところです。
私はお話だけでなく、毬田先生の絵が好きなのですが、私はこの作品は特に表紙から目が離せませんでした。加瀬の襟元から漂う色気や表情に完全ノックアウトです。
コミックスには表題作と、短編(受け攻めが印象と逆でちょっと驚きました。眼鏡の方が受けだと私の脳内では勝手に変換されてしまうので・・・。)が収録されています。
加瀬の繊細さ、危うさには最後までなんとなくハラハラしましたが、このまま2人が末永く幸せでいて欲しいなぁ・・・と心から願ってやみません。
毬田先生、初読みで3作読みました。
本作と「ダブルセクション」「俺にほれたらたべてやる」。
どの作品も趣が異なり、おもしろい作品でまたすごい漫画家さんに出会ってしまった!と思いました。
うち、本作がいちばん好きです。
ストーリー展開が良いし、きゅん、じーんのツボをしっかり押さえくるし、絵が好みだし、めっちゃ好みです。
本作はとにかくドキドキした〜!
特定の相手をつくらないゲイ加瀬が、ノンケ中野が気になり始め、きゅんの瞬間の表情に萌え〜!!
そこから全くもだることなく、ぐいぐい進み引き込まれる。
中野が男前!
いいぞ中野!
くっついてから甘やかされて怖いと乙女な加瀬がかわいい。
進み方が自然かつ引き込まれました。
すごい!
表題作は、雰囲気たっぷりのサラリーマンもの。
過去にノンケと付き合って痛い目にあった受けが、本気の恋愛が怖くなって、セフレとの深入りしない付き合いを繰り返していたが、ついうっかり、一番面倒な、同じ会社に勤めて、同じマンションに住む、ノンケの年下を好きになってしまい、、、。
こういった場合のお約束で、ノンケの彼の方が本気になると怖いもの知らずで、元々ゲイの彼の方が怖じ気づいて逃げようとして,でも、逃げ切れなくて、って展開になって、、
ある意味王道で、絵もきれいだし、何より、カバーデザインが凄くよくて、
って言うか、カバーの質感に惚れて買ったんだけど、ちょっと微妙に萌滾る物が足りなかった。
たぶん、きれいで真面目な絵なんだけど、私の萌ツボにヒットするような色気とはちょっとちがったのかなぁ。
毬田さんの作品を読むのはこれが2冊目です。
今回も大人の恋愛が描かれていたのですが、ちょっと臆病で初々しい恋愛でした。
全部で2組のカップルのお話が収録されていましたが、私は表題作カップルの方が萌え度が高かったです。
ゲイの会社員の加瀬視点で描かれているのですが、以前のトラウマのせいで真剣な恋をしなくなった彼の揺れ動く心境が丁寧に描かれていたと思います。
とても臆病だけど表面上は強気に振る舞おうとしたり、自分の感情をどうにか抑えようとする気持ちにキュンキュンしました。
体の関係は何人とも持ったことがあるはずなのに、恋愛となると純情で可愛い。
年下の中野はいつも落ち着いているようで、感情が表情に余り出ないタイプだと思うのですが、とても真面目で真摯なの好感度高かったです。
同時収録作品はちょっとコミカルな作品で、嶋野君がいつもどこかズレているのが可愛いくて可笑しかったです。
表題作カップルより若いと思われるのですが、こちらも可愛いカップルでした。
荘司が一番好きだ。顎のところにちょぴっとヒゲが生えてます。
でも、4コマだけヒゲを忘れてしまった荘司さんがいました。
なんだろうな。全体的には好きだけど、最初に出てきた二股の彼氏ともうちょっと一悶着あっても良かったかなぁとかも思います。
もう一人の相手が女の時点で深く後追いはしないのかな。
でも、謝罪のメール送ってきてるしな。
セフレである荘司さんとのシーンももうちょっと見たかったかな。
中野が仕事真面目なのは良いことだけど、加瀬が会社で話しかけた時の表情や態度は恐いかなと思います……。
自分的には萌が足りないかなと思います。
短編で攻めがオタクで小説を書いていて、可愛い女の子が好きなんだと思い女装する受けがいますが。(喜んでもらうため)
小説の中にナイフで戦うメイドさんがいるらしくメイドさんの格好を披露。
ミニキャラでメイドさん姿の受けが攻めにナイフを投げる。攻めのハートに命中してずぎゅんってなってるイラストが可愛い。
表紙のデザインが素敵ですな。