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usotsuki wa oyako no hajimari
あらすじ通りのストーリー展開です。
資産家の婚約者(故人)の息子を名乗る男が四人集まり豪邸に軟禁状態で本物かどうか見極めるという殺人事件でも起こりそうな設定にテンションが上がりました(起こりません)。
しかし、ミステリーやサスペンス的な面白さはそれほど感じませんでした。
主人公が天然キャラかつ真相を探る強い意思が感じられなかったことや、直接的に主人公が狙われるような状況では無かったことで、緊張感が薄く感じられてしまいました。
恋愛面は主人公がわかりやすく不憫な境遇で応援しやすかったです。
かなりモダモダしていますが主人公の絶妙な天然具合のおかげでそれほどストレスを感じずに読み進めることが出来ました。
恋愛面もミステリーもそれほどハマらず読み終えてしまいましたが、純粋にハッピーエンドを喜べるキャラクターで良かったです。
サラッと再読。読み返したらところどころ思い出してきたシーンがありました。
主人公の真は、クズな母親に金蔓にされて常に働き通し。夜はゲイが集まるバーでバイトして、他にも別のバイトをかけ持ちしています。セフレの直人と同棲していましたが恋人ができたと部屋を出ていかれてしまい、折半していた家賃が気にかかってしょうがない。
ある夜、お店の仲間内で「殿下」と呼んでいる紳士で魅力的な男性客が来店し、真に話しかけてきます。自分に興味を持たれるハズはないと真は狼狽えますが、同時に彼とお話ができて浮き足立ってもいて…。
その後、殿下が日本でも有数の超セレブで、元婚約者の遺児を探していることが明るみになります。真は金目当ての母親とグルになった男から脅され自分がその遺児だと騙るハメに。情報収集のために殿下の屋敷に潜入することになり…
殿下のところには真と同じようなニセモノが殺到し、最終的に真を含めて4名が見極め審査に残り共同生活をすることになるのですが、そのくだりが印象的で記憶が甦ってきた部分でした。ちょっとミステリっぽくて。
メインカプは大人の絶倫攻めと、元タチの主人公の組み合わせで個人的にメチャクチャ美味しいのだけれど、どちらもフワッとしていてキャラの力が薄め。
さらに設定&展開にはお膳立て感が拭えないけれど、攻めの本心が隠されていてキュンキュンさせてくれるところは作者様ならではです。切なさは味わえるっちゃあ味わえるのですが物足りなく、メインカプのキャラが刺さらなかったせいかなぁ?全体的にボリューム不足だったのではないかなと感じました。
今回はワガママな直人が可愛く思えてびっくり。たぶん、昔読んだ時は自分の中ではモブ扱いだった笑。本当は真が好きで恋人として独占して欲しいのに、いつまで経ってもセフレのまま。そういう真の鈍いところというか、諦め癖がついていて執着がなく、自己完結してる感じがあまり好きになれなかったのかもしれないです。
今の作者様だったらどう描くのか、もの凄く読んでみたい過去作のひとつかも。
オヤジ…とは言え、まったくもってオヤジ臭がしません!
お金持ちの40代ですが、イラスト含め、物語での言動も年齢を感じさせてません。まぁ、そういう設定なんですけどね。じゃぁオヤジである必要性はあったのか?と思ったり。
でも、お話は王道ラブストーリー。
嘘をついて攻めに近づくんですが、とっくに見破られてて、でも攻めは受けを好きで最後はラブラブへの道をまっしぐら。
ストレスを感じず、最後まで読めるお話でした。
攻めがそこまで受けにハマる理由がよく分かりませんでした
薄めの美形で、天然で、頑張り屋だから?
いつの間にそんなに好きになったんだろうと不思議に思いました
受けは外道の母親に脅されたとはいえ
攻めを騙そうとしていたし…そもそもそんなに絡みもなかったし
でも悪意というものがないのが良かったのかも
これまで人の醜い面ばかりを見てきた大金持ちの攻めとしては
受けの無垢さや庇護欲をそそるところがツボにはまったのでしょうか
受けは深く絡む前から(というか初めから)攻めのことが好きなので
二人が惹かれ合うようになるまでの心の動きはあまり描かれていませんでした
BLとしてはピンときませんでしたが
趣味の時間を持つことが出来ないくらいに働いて働いて
自分に愛情の一かけらも注いでくれない母親の借金を払い続けて
幼い頃から利用され続けて抵抗する力も奪われていた受けが
最後には好きな人と幸せになって、お金の心配をしなくていいようになって
将来のことも考えられるようになって
予定調和ではありますが良かったねと思いました
小中大豆さんの作品は初めてだと思いいます。
お名前や作品は見かけても購入に至らず…
今回は、カバー絵の仄暗いお膝抱っこが何故か気になったのと、あらすじの謎解き的な話が面白そうだったの。
23歳フリーターの真くんは親に捨てられただけじゃなく金をせびられカツカツの生活なのに、現在も母親から負わされた借金返済に過重労働を強いられています。
その上、世話になっている勤務先のオーナーや同居している友人を守るため詐欺の片棒をカツがされることになるのです。
この二人素直じゃないし、いろいろすれ違っちゃってなかなかうまくいきません。
真はゲイだけれど無自覚ネコちゃんなので相手をなかなか意識できません。
うんと年上で大きな相手を抱く対象には思えず、ましてや抱かれる側じゃないし…って。
葉室のほうも真に恋人がいると勘違いしてるから、初めて抱いた夜「興味があったから抱いてみたかっただけの遊びだ」と言っちゃうし。
最後に真の母親らが逮捕され2度と真に手出しできないようにしてくれたのでほっとした過払い金も返されたしね。
天然で恋愛感情には鈍い真ですから、末長く根気よく愛してあげてほしいものです。
愛されることにも愛することにも不慣れで知らないことばかりですから。
素は怖い荒城執事やバーのオーナー小野田さんのキャラが面白かった。
息子探しというサスペンス風なお話に、ラブがミックスされたような内容です。
真は、実母に資産家の志信の息子に成りすますように言われます。言うことを聞かないとバイト先の店長や元同居人に迷惑をかけられると思った真は、嫌々従います。行った先には、息子の候補が他に3人いました。そして、志信という人物が、以前から憧れていた人だったのです。
嘘をつく自分に胸を痛める真。志信との関係を、遊びだと割り切ってても、どんどん好きになる気持ちにキュンとなります。全て理解した上での、志信の、19歳の年の差の、大人の包囲力が良かったです。
シリアス展開な歳の差カプでシリアスモノが苦手な私でも意外にすんなり読めて
思っていた以上に楽しめる作品で満足しました。
受けになる真の境遇が実母の非道さで可愛そうなことになっている内容です。
それに真が今まではタチだけだったのが受けになり年上攻めに可愛がられるのも
今までの不幸がこの人に会うための試練だったのかもと思わせてくれるほど
ラストは甘くて幸せそうです。
タイトルは内容にそぐわない気がしないでもないのですが、
ゲイで資産家の社長である攻めの志信が亡くなった幼馴染の忘れ形見を
養子に迎えて財産を譲るということからトラブルが発生。
資産を狙う会社の重役や親族が志信が探している亡き幼馴染の息子だと名乗る人間を
送り込んでくるが、その中の一人に真も母親に脅されて参加することになります。
でも志信と真は初対面ではなく、真がバイトする店へ志信が客として来ていて
真は直ぐにバレると思っていたが、志信は全然覚えているそぶりも無く
真は憧れていた人に覚えてもらっていなかったことにがっかりしながらも
店のマスターや友人を守るために嘘をつき続ける流れです。
互いに誤解してしまう展開で、真は嘘をついて志信の屋敷に偽者3人と滞在し
本物の息子がわかるまで軟禁状態に近い環境で真は志信に遊びだといわれながら
一夜を共にしたことで、今まで誰にも恋愛感情を抱いたことがなかった真が
初めて恋するけれど、その恋は決して報われないと知りつつも初めて好きになった
相手に遊びでも抱かれたことに幸せを感じる幸薄い真が切ないのです。
もっともラストは天然気味の真がビックリしてしまう幸せが待っていて
年上カレに甘やかされて可愛がられる姿は萌えで可愛いです。
そして気になるのがジジコンビ、真がバイトするマスターと志信の屋敷で働く執事
この執事の執事らしからぬワイルドな感じも面白いし、オネエ言葉のオジサンマスターも
いい味だしていて、もしかして老人コンビの老いらくの恋なんてと妄想しました。
最近コメディが続いていた小中大豆さんの新刊は
ちょっとシリアス系でした。
ゲイのフリーター・真は
金に汚い母親とその恋人に脅され
息子を探す資産家・葉室(攻)の屋敷に身分を偽り潜入。
(跡取りのいない葉室は、ほかの男と駆け落ちした婚約者の息子を養子として迎え入れるつもり)
屋敷には自称息子がほかにも集まっていて
葉室は一ヶ月彼らに屋敷で寝泊まりしてもらい
その間に本物を見極めると。
本物は誰なのか。そして葉室の提案の真意は。
ラストで全てが明らかになるミステリ系の構成で
なかなか工夫されています。
ただ、息子探しと恋愛話を同時進行で進めるため
どちらの描写もちょっと中途半端感が。
特にラブ面は随分あっさりでした。
真はいくら物事に頓着しないぼんやりさんといっても
今までタチしかやったことないなら
受けることにもう少し戸惑いを見せてほしかったかな~
はじめから感じまくっているのがちょっとうーーん…でした。
挿絵イラストの真がとてもイケメンなので
性格ももう少し硬派であって欲しかったかもw
ラブシーンが短く甘さが足りないのも残念でした;
でも、シリアスな空気中に
しれっとギャグが挟まれてる感じはツボで
小中さんのこういうセンスはやはり好きです。
◆初老の執事がプライベートでは超ファンキー
◆モブキャラ(息子候補)が作中で主人公をモブ呼ばわり
…などなど、そこはかとなく可笑しいですw
既刊と比べると
キャラの濃さやラブ度がちょっと足りないかな~~
…ということで評価は低めですが
全編に漂うシュールな空気感は結構好きでした。