雀影
ibitsu na kakera 14sai
扭曲的碎片·14岁
たまたま、コミコミさんで再入荷分の予約受付していたのを見つけて購入。
14Pと極薄い本ですが、コピー本じゃないちゃんときれいな印刷のカラー表紙の同人誌が通販で税込み307円だったら妥当な金額。
内容は、
買えてよかった。
弟の目線の先にいる兄の美咲の姿。
シャワーの下で蹲り、嗚咽を漏らしている姿の、そのあまりにも扇情的な姿は、
拓海の中の何かを、根こそぎ奪っていってしまっても無理はないと思えるような姿で、
コミックスの兄目線のお話だけでは、拓海があそこまで落ちる事に多少の違和感があったけど、この前段があると、先に捕らえて、泥沼のような関係に引きずり込んだのは、寧ろ、拓海の方だったんじゃと、すごく腑に落ちてすっきりしたわ。
初同人誌です。
ラクダ使いと王子の夜の中の1作、いびつな欠片 の前日譚ですね。
タイトルも微妙に違っていて いびつな欠片・14歳 となっています。
ページ数も少な目ではありますが、フルカラーですし300円ですので
満足です。
陰から覗く目が印象的ですね。
怖いというか、それが人間なのかな…と思わせられます。
兄にあれほど偏愛というか執着するようになったのはなぜなのか、
コミックの方は兄視点ですが、こちらは弟の視点です。
「いびつ」な欠片 というタイトルがなんともぴったりな作品です。
「ラクダ使いと王子の夜」に収録されている、弟×兄の近親相姦モノ「いびつな欠片」
この作品がお好きな方には是非読んでいただきたいです。
コチラの同人誌、ペーパー付きは高騰しているようですが、
付いていないものは普通に通販で300円くらいでまだ売っているようです。
(今後売り切れたらごめんなさい…)
異常なまでに兄(受け)に執着し、壊れたかのように見える弟(攻め)――
コミックでは、そのきっかけとなった出来事が兄目線で描かれていましたが、
この同人誌では、その更に少し前の事について知ることができます。
どうして弟(攻め)は、仲がよいわけでもなかった実の兄に対して欲情し、
執着するようになったのか……?
これはその出来事を弟視点で描いたものです。
それは、弟が14歳だったときのこと……
軽々と良い成績を取り親に褒められる弟の存在を、兄はいつも拒絶していた
兄から弟に向けられるのは、鋭い負の感情……
その想いが、いつしか弟の心の中に兄の影をちらつかせるようになる
ある日
忘れた携帯を取りに風呂場に戻った弟は、見てしまう
身体を折ってシャワーに打たれながら、その水音の中でむせび泣く兄を
どんな時も微動だにしない普段の兄とは、かけ離れたその姿
兄がずっと隠し持っていた深い悲しみや苦しみを目の当たりにし
喘ぎ声のようにも聞こえる兄の嗚咽の声を聞き
弟の心は大きく抉られる……
見てはいけなかった強烈なその映像が目に耳に焼き付き
「兄さん」「兄さん」
そう呼びながら弟は自慰を……
泣いていた兄に激しく欲情し、出した精液
粘つくそれが絡んだ自分の手を見つめる弟の目……その目がとても、印象的でした