いさか十五郎がつむぐ、運命の赤い糸

神様のねがいごと

kamisama no negaigoto

神様のねがいごと
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×25
  • 萌9
  • 中立7
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
4
得点
59
評価数
26
平均
2.7 / 5
神率
3.8%
著者
いさか十五郎 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784864570688

あらすじ

男子寮の超健全男子高生の隆秀が、気弱で無害なはずのユータに告白されーー! ナイショの体験から急接近した隆秀とユータの友情は!? ノンケ男子と片想い同級生をきゅんと結ぶ青春ご縁ラブ☆他、大人の甘酸っぱい恋がいっぱい至極の短篇集!

表題作神様のねがいごと

高校3年生
高校3年生,寮が同室

同時収録作品ワンコな彼氏の手なづけ方

大学1年生
同大学の4年生

同時収録作品片恋の呪縛

同時収録作品人生結構いい加減

リーマン,7年ぶりに再会した高校の同級生
会社をクビになり無職,攻の家に居候

同時収録作品臆病者の恋のうた

高校生,家出中?
リーマン

その他の収録作品

  • 人間様のねがいごと(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき漫画

レビュー投稿数4

表紙の美しさがMAX

5組のCPが収録されています。
美しい流し目にしっかりと相手の手を握るごつごつした手…。
表紙だけなら文句なしの萌2なのですが、動き出したらあれれ?でした。

【神様のねがいごと】萌
寮で2年半同室のユータに突然告白されて押し倒された隆秀。
悩んでいるところに不思議なひとがやって来て、怪しい包みをもらって…。
狛犬の相方を探すうちに、隆秀がユータや自分の気持ちと向き合う話でした。
いさかさんの描くキスシーンって美しいな、と再確認したものの、好き好きパワーを解禁したユータのキャラが若干気持ち悪かったです。

【ワンコな彼氏の手なづけ方】中立
ビジュアルって大事。攻め受け両方が短髪の細目系肩幅ガッチリ型です。
素直になれない眼鏡インテリ兄貴と、どんな兄貴でも兄貴なら!というワンコ風兄貴が兄貴で兄貴な話でした。

【片恋の呪縛】萌
近所に住む人形師・和泉のところに入り浸る春近。
親の再婚で春近と兄弟になった鼎を思い続ける和泉と、そんな和泉を想う春近と、自分の衝動のまま海外を飛び回る鼎の三角関係です。
春近はチャラそうな見た目によらず、ずるさのない子だけど、年上の2人はずるい。
気持ちのベクトルが向かい合うことはあるのかなあ、という妙に余韻の残る話でした。

【人生結構いい加減】萌
7年ぶりに再会した千紗に家に転がり込まれた司。
家は汚す、家事はしない、ベッドで寝る。奔放な千紗に振り回される司だったが…。
過去の回想も交えて、2人の出会いから人柄までしっかりと描き込まれているので、すんなり入り込めるものの、千紗も司も何とも面倒くさい…。
面倒くさい同士、何だかんだでうまくやっていけそうな2人でした。

【臆病者の恋のうた】萌
10年付き合った元カレの結婚式の翌日、見知らぬ少年が家にいた。
自分の首に残る噛み跡と、中野翼と名乗る少年に戸惑う松本だったが…。
相手に気遣いし過ぎて気持ちが伝わらなかった松本と、真っ直ぐに気持ちをぶつけてくる翼のコントラストが良いです。
大人になると臆病になるけど、本当に欲しいものがあったらなりふり構わず行くことも大事だよなあ。
元カレともう一度話し合いの場面はあれでよかったのでしょうか…。全然話してないけども…。本人がすっきりしたなら、まあいいか。

描き下ろしでは表題作のユータの元家庭教師として「七匹のひつじ育成日記」の三男・祥三が登場します。
あの作品、シンと祥三にフォーカス当てて、母親エピソードはなしで読みたかったなあと思いつつ、そっと本を閉じる。

0

ちょっとややこしい性格の登場人物が多い

amazon kindle unlimitedに掲載

【神様のねがいごと】中立
ファンタジー入ってます。
寮で2年半同室だったユータから突然の告白を受けて戸惑う隆秀。
そんなある日、怪しい男から手のひらサイズの狛犬ゆきを渡され、ゆきの番いを探す羽目に・・・。なんとゆきは喋って意思疎通の出来るやつで隆秀とユータは一緒に番いの相手を探すことになる・・・。

何だか話がすんなり入ってこなかったです。
当初告白されたときは、ふざけんな!くらいの勢いで拒否していたのに、そんなあっさり好きになっちゃうんだ・・・みたいな。

【ワンコな彼氏の手なづけ方】しゅみじゃない
三年前、加瀬に一目惚れしてようやくつきあえるようになった綾川だが、キスをしようとして拒否された挙句、着信拒否されてしまう。
着信拒否されるのは今に限ったことではない・・・。

ツンが大きいツンデレで奥手の加瀬が可愛いと思えるか、厄介な男だな・・と思うかで物語の好き嫌いが決まると思う。
私はこういう人、厄介・・・と思っちゃうのでダメでした。

【片恋の呪縛】中立
人形師の和泉は春近の兄である鼎に思いを寄せていたが一年前、鼎は戦場カメラマンとして突然旅に出て以来、何の連絡もない。
春近は鼎が旅立った後、和泉に告白し、告白してから一年経ったら自分のものにすると宣言している。
告白してから何かと和泉の家に通っているが全く相手にされない日々。
いよいよあと一週間で一年経つというある日、突然和泉から「付き合ってもいい」と言われて驚くが、鼎から帰国を知らせるハガキが届き、せっかくの告白も鼎が戻ってきたら無しになってしまうのでは・・・と不安にかられる春近・・・。

心理劇みたいな感じなんですが、ちょっと最後がよくわからなかったです・・・。私の読解力不足なのか?

【人生結構いい加減】萌
高校以来7年ぶりに再会した司(攻め)と千紗(受け)。酔っていた勢いで千紗に咥えられて抜かれてしまう。翌朝、あれは何だったか戸惑う司だが、会社をクビになって一週間前から住所不定という千紗は特に動じる事もなくそのまま居着いてしまう・・・
司の目には無神経、無邪気、無遠慮と映っている千紗ですが直接本人に文句は言えず、寝ている千紗に向かって文句を言う事しかできない・・・。
これは千紗が健気なことが判って良かったです。これが一番作品の中で好き。最後にSっぽく強気になる司と従順な千紗がいい。

【臆病者の恋のうた】中立
松本には10年間つきあった元恋人リンがいたのですが振られた挙句、その元彼氏の結婚式に呼ばれ出席しヤケ酒をします。気付いたら見知らぬ高校生が家にいて・・・。

これはちょっと設定に??というところがありました。
10年間もつきあうってかなりの事だと思うんですよね。
たった3日間高校生が家にいるだけで彼の私物が増えていく事に気付いた際、元恋人のリンの事を思い出すんです。
自分の家に入り浸りになって10年間過ごしたのに、私物を殆ど置かなかった事に。どういう意図で私物を置かなかったのか・・・と。
リンは喫煙者なのに、灰皿を用意してやろうというという事もなく、リンも灰皿を置いてよと頼むこともなかった二人。
でも、そんな二人でも10年間も付き合っていたのが解せなかったです。長すぎると思います。
結局性格の不一致だったんだね、という事になるのですが、10年間付き合った挙句の理由じゃないと思います。
せめて3年間くらいで別れたんだったらリアルに感じたんだけどなぁ。

全体通してちょっとややこしい性格の人を相手にするような話が多いのでそこが読み応えがあって面白いと感じるか、この人何だかメンドくさい・・・と感じるかだと思います。
単純に好き♪みたいな感じではなく、心理を読み解くようなものが多いのでそこにはまれば面白いんだと思いますが、理解できないのもありました・・・。

0

神様のお願い

面白い!

いさか十五郎先生のコミックは初めてだけど、表題作の神様にねがいごとは高校生二人の日常にちょい不思議が加わって面白いです。

変な人にプレゼントされて、開けたら喋る狛犬なんて新しい。

ユータが隆秀に告白する前はどんな友達だったんだろう。
ユータから好き好き光線は出てなかったんだろうか。

友達だったとしても隆秀が気がきく優しいやつなので、好きになっちゃうのわかります。

冷たくて恐い部分もあるけどそのギャップにユータは引かれてるんだと勝手に想像。

ユータがウブで可愛くて読んでるこっちまで恥ずかしくなる。
ユータを好きだと自覚した隆秀が……ユータにベタベタで激甘カップルの誕生です。
描き下ろしでは隆秀が執着男になってました。
それも、良いと思う。

全部短編だけど、どれも全部好きです。いさか十五郎先生の描く長身黒髪男子がどなた様もカッコいい。

1

冒険すると、色々出てきますね

ネタバレ有りです



表題作()内は、たぶん偏っています。
怪奇現象に興味があるかという点では、対照的な感じの二人。
二人は、喋るシーサー、ユキの相方、ヒロを探す事で、
結果、関係を深めていきます。
二人の途中からのガタガタした雰囲気を、
表現するために、二つのシーサーを登場させたんだろうなぁ。
消えた奇妙な男に、あんまりびっくりしない隆秀。
最初はおいおいと思っていたんですが、よくよく考えると、
そんな事より、ユータに告白されたことの方が、
彼にとっては問題だったんですね。
後の展開で、彼がこの手の話に興味がないような感じも。
(が、シーサーが喋ったことには驚く彼。何となく違和感。
そこを見て、本編の本筋から外れた私。
あくまで個人的ですが、隆秀は意外とユータより臆病で、
それを隠すために、ユータのシーサーの置物に対する対応を、
少し馬鹿にしているのかも。そんなことを考えていると、
部活に行こうとするあたりなんか、
怪奇的な事象から距離を取ろうとしているように思えてしまい。
こんな感じで勝手に想像し、少し面白い人だなぁと思いました。
なんて考えは、終盤の彼の様子を見ていると、たぶん違うだろうなぁ。)

1作目から、ストーリーの会話の流れが、少し自分には、
合わないかなぁとは思っていました。
2作目以降なんですが、日を変えて挑戦するも、読む気が…。
なんでなんだろうと、ほかのコミックと比較をしてみた結果。コマ割りが原因?
この本、全体的に、ほとんどの割れ目が、太め(額縁的な仕様?)な感じ。
これが入ると結構固く見えるというか。
最初の話は、神社やシーサーといった和風な感じのシチュエーションがあり、
このコマ割りは効果的なのかもしれません。
が、後の話は、エロい方向やダークっぽい感じのするイラストになっていき、
シチュエーション等との相性もあってか、個人的に、なんか読みづらい。
う~ん。すいません、中立で。

1

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