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barairoshain no shiseikatsu
ほっそりスーツ満載のサラリーマン物が2作品。
表題作は、仕事はできるが人にも厳しいクールビューティ君にギャップ萌した同僚君が、うっかりガッツリ、ゲイの道に転げ込んじゃうお話。
クールビューティ佐賀野くん、実は上手く世渡りするって事がよくわからなくて、とりあえず仕事で結果を出すしかないと、
そして、ゲイなので独りでずっと生きていくしかないと思い定めていて、そのためには目立つことは極力避けて、とりあえず仕事で結果を出そうと、
そんな感じで、まわりとうち解けずにいたのですが、ある日、同僚の相田に、酔うととてつもなく真っ赤になる体質をしられてしまいます。
佐賀野のような外見はクールビューティ、実はかなり天然さんは、高井戸作品の定番キャラ。
普段は隙がないのに、ベッドではかわいい、相田にしてみれば理想の恋人。
家での下着姿がゆるいオーバーサイズタンクトップにビキニっていうのもエロくっていい。
「みちるくん」の方は、高井戸さんにしては珍しい感じで、新入社員みちる君が受けで、美人課長さんの方が攻め。
書き下ろしは、表題作の二人。
佐賀野だったら、ホントにやりかねないよね。っていうお話。
短編集です。みちるくんは高井戸先生のイメージだとあまり居ないタイプの受かなぁ。個人的には佐賀野君が不器用で好みなキャラでした。真顔で「セックスする?」ってセリフがよい。普通に面白かったです。
高井戸先生は線で描く漫画家さんのイメージなのですが画風に変わりはないのでこのまま安定して大幅の変更はないのかな?一箇所トーンの使い方がいつもと違い印情的な表情のページがあったですがこの雰囲気凄くいいと思いました。
ぱっと見派手な感じはなく「萌×2!」というテンションで読むわけではないのですが、さらっと吐かれる独創的な台詞に心ときめかされ、じわじわと萌えが広がる高井戸さんの作品。今回も、キラッキラなシーンはないのにラブオーラ全開。優しく幸せな1冊でした。
◆『薔薇色社員の私生活』
世渡り上手で人当たりの良い攻と、空気を読むのが苦手で思った事をストレートに口にしてしまう受。
何を考えているのか分かりにくく反感を買いやすい受。しかし「常識的な会話」ができない彼も生身の人間であり、心は弱く揺れていて。常識外れなのではなく、純粋で真面目で不器用なだけ。受の素顔に触れた攻には、受の長所がどんどん見えるようになり、愛おしい気持ちが募って行きます。
受もまた、攻に愛される事で人の気持ちを考えてみるようになったり、諦めていた幸せを望むようになったり。
天然な受と、そんな受に振り回される攻のやりとりが面白く、お互いが歩み寄って成長できる関係に癒されました。
◆『みちるクラブ』
課長×社長の息子。社長の息子だからと特別視しない、大人の余裕で包み込んでくれる課長に萌え×2でした~。
融通の効かないイケメン君。
ルックスの良さがかえって鼻についてアダになるタイプですな。
そんな彼の意外な一面にコロリ。
もう一編は社長の御曹司だけど今は平社員君がお目付け役の、これまた意外な一面を知りコロリ。
なんちゃってリーマンものとでもいいましょうか、なんだこのリアリティのない会社員たちよ。
でもまあいいんだ高井戸さんだから。