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フランス人と日本人の国際CP。
和菓子屋に生まれて、でも洋菓子を選んでパティシエ修行にフランス留学し、勘当同然の刀真。
2代目の父が倒れて急遽帰国も、父は許してくれず家に居場所がないように感じている。
そこにフランスでの先輩ソロモンが刀真を追いかけて日本にやってきて……
洋菓子を作りたいけど、仕方なく家の手伝いをする宙ぶらりんの刀真。
ソロモンから熱烈に告白されていても、相棒以上になることが怖い刀真。
ソロモンは明るく素直な性格で、厳しい刀真の父の懐にもスッと入っていき、こだわりなく和菓子店で弟子になる。
逆に刀真はスネてイジケて、うろうろと迷うばかり。
ソロモンはそんな刀真にいつも寄り添って励まし、さりげなく背中を押してくれる…
2人でオリジナルの創作菓子を作ろう、和菓子でも洋菓子でもない "俺たちのお菓子" を、と頑なな刀真の目を開いてくれるソロモン。
何から何まで理想的な白馬の王子様みたいなカレが、イジケ虫の地味っこを幸せにしてくれるお話、みたいな感じ?
ですが終盤ソロモンのお兄さん登場で、ソロモンの家にも何かありそうな、ソロモンにもコンプレックスがありそうな、と暗示します。
家が和菓子屋で跡継ぎの刀真は和菓子職人よりも洋菓子を作るパティシエになりたいと
父親と仲違いしながらフランスへ修行にいくが、父親が倒れたと知り3年いた
フランスから急遽帰国するが、相変わらず父親との溝は埋まらない。
そこへやってくるのがフランスで共に修行した先輩で恋人未満のソロモン。
刀真が好きで追いかけてきた情熱の人なんですが、日本人よりも繊細で、
実家のことやパティシエとして、様々なことで気持ちが収集が付かない刀真を
ソロモンが傍でサポートしながら二人で作る、人を幸せに出来るお菓子作りをする内容で
二人の恋と刀真と家族の溝を絡めて描かれているのですが、いまいちノリきれない。
刀真のキャラがどうにも苦手かもと思ったからかも知れませんね。
意地っ張りと言うより考えなしの駄々っ子みたいでした。
ソロモンはイケメンフランス人でなんでも器用にこなせるから、大好きな刀真にまで
家絡みで嫉妬&八つ当たりされるが、それでも刀真を心配してるいい人でした。
そしてソロモンの兄のギデオンが弟を迎えにくるという展開が後半にあるのですが、
このネーミングはなんなんでしょうか?思わず旧約聖書を思い浮かべます。
最後にちょっとだけ兄編みたいなショートがあるのですが、それが1番すきかも。
何だろう、この展開の早さ…。
和菓子職人の父に洋菓子職人になることを反対された刀真。
ソロモンが父の弟子になり、ソロモンと刀真が調理場を借りてケーキを作る。
使ったものを片付けずにベッドでイチャイチャして、翌日父に怒られる。
刀真が父と喧嘩して家を出て、ソロモンが刀真のために作ったケーキを持ってきて連れ戻されて、たぶん、一日しか家出てない。
他にも展開が早いと思うところがあって、話がポンポン飛ぶから、わかんなくなる。
客の予約注文を忘れてしまったソロモンと刀真だけど、この二人はまだ弟子だよね?
二代目の父はどうしてたの?って言うね。まだ、代を譲ってないのに何から何まで任せてるのかね。
父も息子もすぐ怒って喧嘩して子供みたいです。表紙は綺麗なのに期待してたのと違った。
くず桜はとても美味しそう。