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chicchakunattemo kimi ga suki
幼馴染同士の再会ラブ+ファンタジーミニミニ展開!
大学3年の翔流は2歳年下の弟とその友人の一矢共々子供の頃から仲良しで、
数年ぶりに弟の友人の一矢が大学進学で上京し、やっと落ち着いて来た夏休みに
久しぶりに会うことになり、一矢から東京での遊び場などを案内してほしいと言われ、
夏休みを利用して一矢のマンションに泊まり込みで過ごすことから始まります。
一矢は友人の兄である翔流に子供の頃から片思いしていて、翔流にすれば弟の友人で
やはり子供の頃から可愛がっていた弟分なのです。
それが、一矢のマンションで暮らすことになるうちに、ちょっと見ない間に
美少年から美青年に大人っぽく成長した一矢を見てドキドキしちゃう。
でもそれがなんなのか翔流にはわからない。
子供の頃のような態度そのままに接していた翔流ですが、度々違和感が湧いてしまう。
そんな時に、出先から戻った翔流が偶然耳にした一矢が弟に愚痴る言葉。
それは自分との暮らしが辛いというもの。
それを聞いた翔流はショックでマンションを飛び出し、途中で見つけた小さな神社で
雨が降っていたこともあり、雨宿りしているはずが何故か草むしりやゴミ拾いをして、
最後に境内にあった小さな白い花を賽銭がわりに神様に供えるのです。
そして、翔流を探していた一矢と心の整理がつかないうちに見つかり翔流は
考えなしで逃げるように走ったところで事故に遭ってそのまま死んでしまう!!
えっ?主人公がいきなり即死ですか?そんな状況なのですが、ここで出てくるのが
翔流がお掃除していた神社の神様のミコト様だったりします。
このままでは自分が死んだことに罪の意識を持つであろう一矢が気がかりで
神様に生き返らせて欲しいと願い、翔流は5歳児として生き返り人生をやり直す。
それが、この作品のタイトルにもなっている現象なわけですね。
でもこの二人の恋愛と言うより個人的には神様であるミコト様と翔流のラブが
見てみたかったなと思ってしまいました。
もっとも、翔流が人間の寿命を終えた後にミコト様が待っているニュアンスもあり、
別の意味で色々想像してしまいました。
関西弁の死神も出てきてミコト様にゾッコンラブだけど、クールな神様は
まるで小悪魔みたいにさらりと躱す、こちらの二人でも読んでみたいかも。
事故で死んだ時神様の気まぐれで5歳児の姿で生まれ変わってしまった20歳の翔流。
翔流のことを密かに思っている一矢。
そんな二人の恋が成就する物語です。
翔流は一矢を弟のように思っていても恋愛感情はないと思っていたのですが
死んでしまうと思った時、一矢を好きだと思う感情が溢れなぜ告白しなかったのかと後悔するのです。
そんな片思いの一途な青年と5歳児になった大学生の悲喜劇。
一矢が用意した肉球付きの猫の着ぐるみパジャマが可愛かった。
それが、カバーイラストで描かれている男の子なんですけど絵で見るともっとかわいい。
それと、翔流を助ける気まぐれな人嫌いな神様と死神の掛け合いが面白くてもっと見たかったです。
大学生の室井翔流は、この春に上京してきた弟の親友・木佐貫一矢に誘われ、夏休みの間、学校の寮ではなく一矢のマンションに居候させてもらうことになった。
連絡は取っていたけれど、直接会うことはなかった一矢は見惚れるくらいの男前に育っていたことに翔流は驚く。
なんとなく一矢はもの言いたげな視線を翔流に送って来るけれど、翔流は気が付かない。
そんな中、些細な行き違いから一矢と翔流はけんかになってしまい、家を飛び出してしまう。そして、車にぶつかり事故にあった翔流は、そのまま死ぬところを自称神様のミコト様に助けられる。
ただしそれは、幼児の姿で現世に戻る……というもので……
そんなわけで、割とテンポのいい系のショタ系コメディ。
設定に「え?」って思うところもあるかと思いますが、エンタメ系の小説なので、それでいいと思います。
こうじま先生のイラストによく合う話の内容だと思いますので、そういう話が好みの方にはオススメします。