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banken no shitsukekata
読み始めてまず、お話というより描写のねっとりした(って書くとヤな感じだけど)エロ度の高さにちょっと驚きました。
待緒さんの前作も読みましたが、前がわりと可愛い系だったのでこんなだったかな??と予想を裏切られた感じ。でもいい意味で。
お話は中篇が二作入っています。
表題作はオーナーとその運転手という主従関係(雇用関係)のお話。
雇用主の神楽から男よけのため愛人のフリをしろと命じられた主人公・小野。そのまま恋に発展していく…というストーリーとしてはあんまり深いものではありません。どっちかっていうとエロに重点を置いた作品です。
ただわんこ年下攻め好きな方にはオススメできる作品だと思います。
神楽の外見がなんだか幼いので一体何歳だ?と思ってしまったのですが、小野のほうが年下なんですね。
私はわんこ攻めが好みじゃないんですが…それを抜きにしてもこの年下わんこの、普段は従順なのに何故かベッドで言葉攻めモードに入るのがツボに入りました。神楽も普段ツンツンしているのにベッドではMっ気があります。
もう一つはマッサージ師×サッカーコーチの幼馴染もの。
これも年下攻めなんですね、途中まで気づかなかった。どっちのお話も受けの方が年上なのに絵が幼いんですよね…。
こちらもお話というよりエロに特化した作品ですが、年下で敬語で普段は受けに尽くすのにベッドではSというところは共通しています。
なかなか楽しめた一冊でした。
う~ん、やっぱりこのエロの描き方好きだなあ。
これもまた良かったです!
やっぱり、溺愛攻め最高です!!
2編のお話が収録されています。
最初は、年下ワンコ攻め×年上上司です。
会社のお偉いさんで年上の受けなのですが、実は先に好きになったのは受けの神楽の方です。
マニアックですが、攻めの小野が神楽を担いで寝室に行く時の、神楽のふくらはぎが好きでした。
2編目も、やはり年下攻め×年上受け。
こちらは、執着攻めです。
小学校からの腐れ縁と思いきや、攻めにがんじがらめにして離れられないよう囲われていただけでした。
執着攻めも好きなので、とても楽しく読めました。
イサミ先生の2冊目のコミックスというので、お話の雑さはご愛嬌といったところ。会社の運転手だった隆明は、行き掛かりに社のオーナー神楽に「恋人のフリをしろ!」と、濃厚なキスをされ、そのまま、秘書兼、運転手兼、虫除けのボディガード(番犬)兼、愛人となるが…。
行動を共にする内に、ツンデレかと思われた神楽の素の表情に惹かれていく隆明。神楽が犬を飼っていて、レトリーバーなのかなぁ。それから児童施設や動物愛護センターを視察していて、仔犬が出て来たり。とにかく犬は脇役なんだけど、ワサワサ出てくる。番犬役の隆明なんて、そのガタイの良さと穏やかそうなルックスで『十二支色恋草子』の颯助さまに見えてくる。ちょっとパラレルワールドの趣き。颯助さまファンはきゅん♡としそうな感じ。大きな体躯で包み込む様に抱かれるのは気持ち良さそうです。
隆明は一人、神楽を想って抜いてしまったり。また、その事で罪悪感を感じて、仕事を装って身を硬くしたり。神楽も神楽で、隆明に抱かれたいと人知れずモヤモヤしていたり。両片想いでモダつきますが、結局辛抱堪らなくなって、先に手を出すのは…?っていう。
イサミ先生の絵はとっても可愛いですけど、エロも意外にしっかりあるのが嬉しいところ。「お…おおきいのいれて……」と、神楽からのおねだりとか、超エチです♡
後半には、神楽がどうしてそんなに隆明を好きなのか?も、ちゃんと描かれており、どこまでも甘々です。
同時収録の「劣情トラップ」は元サッカー選手で、現コーチの史生にいつも寄り添う様にして体調を気遣うドクター、芳巳。手つきがいやらしいマッサージをする芳巳に史生はいつもドギマギ。こちらも両片想いだが、芳巳がその手練手管で、史生を最初っから落とそうと躍起になっているのが、まぁ、トラップっていうのか。仕掛けまくり。まんまと落ちる史生もそもそも芳巳のことが好きなので…。何やってんだか、って感じの甘々バカップルです。
糖度とっても高めの2篇です。
■【番犬の躾け方 1話~3話/番外編】
・秘書(運転手)×社長
社長が秘書に「愛人のフリをしてくれ」と言い、
そこから恋に発展する話でした。
適度にHもあって、オフィスラブをさくっと楽しむライト目なストーリーでした。
攻めさんがヘタレで受けさんは誘い受け。
車の中でH、オフィスでHももちろんありました。
社長の買っているワンコが二匹いて、
二人の様子を見守っているところが可愛いかったです。
受けさんが積極的なのは好きなのでけっこう楽しめました。
■【劣情トラップ/欲情トラップ/純情トラップ】
・医大生×サッカーコーチ
二人は小中高と同じサッカークラブに所属していた、いわば幼馴染のような関係。
二人ともそれぞれの進路を歩み、
史生はサッカーコーチになり、芳已は医大生になった。
けれど今でも二人の関係は続いており、芳已は史生のマッサージをしてやっている。
しかしそのマッサージにはもちろんマッサージ以上の意味があり…。
意地っ張りな史生は感じてしまうのに中々気持ちを口に出せず。
そんな史生が素直になるまで待っている芳已。
攻めさんがとにかく受けさんに対してベタ惚れで。
実は出会った小学生の時からずっとという筋金入りの想いです。
受けさんとの思い出のグッズ(受けさんがくれた当たりのアイスの棒や、使用済みの靴ひもやタオルまで収集しているのが本気過ぎて怖いですがw)も持っているほど。
執着攻めが好きなのでニヤニヤしてしまいました。
全体的にH多めで甘々です。
ライトなものをさくっと読みたい時には丁度良いと思います。
なんの布石も意味深さもなくどう転んだのか。
気づけば独占欲の眼差しと嫉妬に駆られる犬が出来上がっていました。
書き下ろしで3話目があり1話の早急な話に補足と初期設定の奥行が見られます。
が、どうしても後付けに感じられてしまい、今更感が。
読み返すとそれ程でもないなと思い直すのですが、最初のインパクトはこんな感じです。
色っぽい流れとか会話の空気感が良いシーンもあるからこそ。
どうしても最初がもったいなく感じられます。
他「劣情トラップ」
マッサージと称して相手を気持ちよくする手法もストーリーも悪くないのですが、股関節とお尻をただぐにぐにしてるだけ。
マッサージなのか愛撫なのか判別出来ずとりあえず説明が欲しかった。
エロも悪くないのですが、全てが直球過ぎて唐突過ぎる。
今一歩な1冊となってしまいました。