OPERA vol.43 あやまち(アンソロジー著者等複数)

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OPERA vol.43 あやまち(アンソロジー著者等複数)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
価格
¥933(税抜)  
ISBN
9784863494152

あらすじ

テーマは"あやまち"
表紙は、松尾マアタ先生の描くブルーな表情の二人と対照的な青い空と青い海が目印!
教師と生徒、不倫の関係、取引と"あやまち"から始まったポールとジョナサン。
成り行きから行方不明のポールの兄を捜すことに…増量44ページで注目の展開です! !

特別付録に『同級生』シリーズ原画展【卒業式】が好評を博した、
中村明日美子先生の両面スペシャルピンナップ。

ほか、人気連載のトウテムポール先生『東京心中』シリーズ。
新井煮干し子先生の『アラウンド』。ZAKK先生の『CANIS -Dear Hatter-』。
スペシャルゲストに、茉絢『床屋の息子』かなりの年の差のある二人は…??
本誌初登場、冥花すゐ先生の『Cage』にも要注目です! !

などなど、充実のラインナップでお送りいたします。

cover illust : 松尾マアタ
special color pin-up:中村明日美子

松尾マアタ…「Family Maze」
語シスコ…「ぼんくら日記エボリューション」
トウテムポール…「東京心中」
イシノアヤ…「いち・に・さん」
新井煮干し子…「アラウンド」
茉絢…「床屋の息子」
ZAKK…「CANIS -Dear Hatter-」
冥花すゐ…「Cage」
cocounco…「ハートのAce ~ホストとホスト~」
井戸ぎほう …「猫のいる庭」
ながべ…「部長はオネエ」
浅野久美…「All that You Gave」
ちだ芋苗…「autosuggestion」
三崎汐…「こんな事になるのなら 2」

表題作OPERA vol.43 あやまち(アンソロジー著者等複数)

その他の収録作品

  • 松尾マアタ…「Family Maze」
  • 語シスコ…「ぼんくら日記エボリューション」
  • トウテムポール…「東京心中」
  • イシノアヤ…「いち・に・さん」
  • 新井煮干し子…「アラウンド」
  • 茉絢…「床屋の息子」
  • ZAKK…「CANIS -Dear Hatter-」
  • 冥花すゐ…「Cage」
  • cocounco…「ハートのAce ~ホストとホスト~」
  • 井戸ぎほう …「猫のいる庭」
  • ながべ…「部長はオネエ」
  • 浅野久美…「All that You Gave」
  • ちだ芋苗…「autosuggestion」
  • 三崎汐…「こんな事になるのなら 2」

レビュー投稿数2

イタイノキタキタ…!!

OPERAは正直、中村明日美子さん目当てでずぅっと購入していた私。
【O.B.】は終わってしまったし、前号を読み終えた時点で、
「もう買わなくなるかなぁ」
と思っていたのですが、発売日の翌日に、
「あ、OPERA買ってない、買わなきゃ」
と、まるで習慣付いていたかのようにマウスで購入ボタンをポチリ(笑)

……いやいや、本当危なかった……
そうそう、こういうイタイの待っていた、と、自分の心にズバンと来る
作品が掲載されてるじゃないですか…!

今回のテーマは『あやまち』。
表紙&巻頭は松尾マアタさん。美麗な線と色使い…素敵過ぎてホレボレ。
そうそう、「『卒業式』から出張特別ふろく」と銘打って、先月原画展で
発売された、中村明日美子さん【卒業証書】の表紙がピンナップとして登場。
凄い贅沢を言うと…折り目ない状態で手元に置いておきたかった…。
私、【卒業アルバム】の好きなページを額縁に入れて部屋に飾っているので、
同じ風に飾りたかったなぁ…と個人的趣味を意味なく放出。


たくさんある中から、今回は一点のみ。


◆冥花すゐさん【Cage】
才色兼備の生徒会長・藤崎愛路(あいる)と、科学教師・多賀のお話。
放課後、『取引』を行う二人。
藤崎には中間考査出題データを、多賀にはその報酬として藤崎の身体を。
取引を重ねていたある日、多賀は藤崎に「私の部屋に来てくれませんか」と話し――と進んでいきます。

……いいですね、ひっさびさに救いようのない暗い、このどうしようもない感じ!
初登場と言う冥花さん。とても画が綺麗で、だからこそ藤崎の美麗さが際立っています。
多賀の目の玉が真っ黒に塗られていて、どこか気持ち悪いような、恐怖を感じる雰囲気も秀逸です。

檻の中に入れ、藤崎の身体の自由を奪う。
今までこうして色んな「ご主人様」を愛し過ぎたせいで、用済みになって最後は…。
明るい未来が用意されている人間ほど、昏いところに引きずり込みたい。
愛する人に、自分の願う形で「愛されたい」。
その勝手極まりない独りよがりの思いは、変態的に脅威だったはず。
しかし藤崎は…?

ある意味、あれは過去の人達のような状況が正常だったと思えて仕方ない。
だからこそ、藤崎が狂わず多賀にあのような態度を見せた時点で、
多賀と同等に狂っているとしか思えない。
そのチグハグな気持ち悪さに、思わず口角が上がりました。

素晴らしい。最高に好きな作品でした。



次号は、『計7年半に渡る連載の軌跡』と題して、中村明日美子さん【同級生】シリーズの特集が掲載されるそう。
原画展『卒業式』の取材レポート、中村明日美子さん×ルネッサンス吉田さんによるトークイベント対談、読者からのお葉書Q&Aなどなど。
また、ともさくらさんの新連載がスタート&河井英槻さんの作品が最終回を迎えるとのこと。

やはりコチラも私の中で、「買わずしてどうする」な雑誌になっているようです。

3

待ってましたのマアタさん♪♪

表紙は松尾マアタさん。待望の連載再開です♪

表紙イラストの、小粋でアンニュイな雰囲気も
裏面の、ウルトラクイズ風wなノリの良さも
どっちもすごく素敵☆

中村明日美子さんのカラーピンナップは、
きちんと制服を着た佐条と、ラフに着くずした草壁。
二人が片手に卒業証書、もう片手でしっかり手をつなぎ
晴れやかな笑顔を見せている、これまた素敵なイラスト。


以下、特に好きだった作品の感想です~

■松尾マアタ【Family Maze】#3
教授のお兄さんがハリウッドスターだったとは!
結婚式で、お兄さんとハグし涙する教授。
いつもはなかなか本音を言わない教授の心からの祝福の言葉に
ジョナサンでなくてもホロリときます!

お兄さんは教授もゲイだとは知らないのかな。
ジョナサンが、教授が妻子持ちで自分は友達だと
兄にフォローしたのは、
兄に知らせたくない教授の気持ちを察したのかも。
今回、ジョナサンが教授のよき理解者・友人として
なかなか大人な立ち回りでした。
逆に教授は、ヤキモチ焼いたり涙を見せたり、
ここへきて大人な顔が(いい意味で)崩れてきたような。

ラストは浜辺でいつものようにバカやってる二人w
ジョナサンに赤くなってる教授が可愛いので
なんとかカップルになれないものか。
でもジョナサンの彼氏(?)や教授の妻子のこともあるし
その線はやはり難しいのかな。
今回で二人の関係がいい感じに定まった気がします。
このまま友達エンドに向かうのもアリだけど、
もうひと波乱あるかな?はやく続きが読みたいです♪


■ZAKK【CANIS-Dear Hatter-】5th part
ついに来ましたニューヨーク編!
リョウが帽子のショーモデルの代役に。
サトルが自分のため作ってくれた帽子を愛おしそうに見つめ
颯爽とランウェイを歩くリョウのカッコイイこと!
一瞬の表情に、溢れんばかりの愛を感じます。
その後の、舞台裏でホッとし合う二人には和みww
帽子で口元を隠してのキスもすごく可愛い♪

そしてラスト2ページでキターーー!マフィア再登場です。
ハル(マフィアのボスだった男)に命を救われたリョウを
「サム」という渋い外国人と、岩城(ハルの友人?セフレ?)が
捕まえようとしていて…。
岩城はハルを失った後、このサムと肉体関係にある模様?
いよいよ話が動き出しそうで楽しみです♪


■トウテムポール【東京心中】(24)げんこつ山
矢野さん、なんと東京で働いてたーーー!
遠恋モードが一瞬にして終わりましたww
いちゃつきたい宮坂をぶっ飛ばす矢野さん、
いい感じにオヤジで格好良いです。
(キューピーちゃんみたいな睫毛とオヤジな内面が
いつもながらミスマッチw)


次回テーマは「ラブ」
そして明日美子さんのシリーズ特集『卒業式』です。
河井英槻さんの年1回連載はようやく最終回!
ともさくらさんの新連載は、未知との遭遇のようなSF?
また独特な世界観を見せてくれそうです♪

2

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