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rokuhanasan to niinokun shitsuren sae dekinakatta koi
自己変革度★3 ネコ耳度★1 イボイボ度(not大人の玩具)★5
あったか:ほんわか:はだか=3:2:0.01
表紙のイメージ通りあったかい雰囲気に、ほのぼのと癒されました。萌×2というテンションではないのですが、何度でも読み返したいです。
◆六花さんとニーノくん(3編)
できる兄と比較されて育ってきた新乃(ニーノ)20歳×兄の昔の恋人・六花(ろっか)27歳。不器用で無表情なニーノが、六花の言葉に少しずつ剥けていく話です。何でもできる兄に比べ、不器用で無愛想な自分を変えたいと思いながら変われずにいたニーノ。自分の良さを見てくれていた六花の「変わらなくていいよ」の言葉で自分を掴み、無理矢理ではなく自分の味をそのままに、ちょっとだけ変わっていくところに癒されました。前向きになれる関係は見ていて嬉しくなります。噂の兄が登場しても気持ちがぶれない2人が素晴らしかったです。年下らしく控えめに、無口ながらもじっとり詰め寄って行くニーノに萌えました。
他3編
◆チョコレートパフェと初恋チーク
高校の先輩×後輩。人を好きになって、自分の事も好きになれる話。
◆窓辺のメロディ
疎遠になっていた小学校時代の友人への恋心に気付く話。
◆野はらのいばら
気になる同級生にじわじわ接近していく話。1番続きが気になる2人でした。続きというかHしてるところが見たいんです。お願いします。
表紙のカラフェに惹かれて一番最初に購入した内田さんの作品です。
絶対カフェだ、食べ物だ!と心躍らせて読んだものの、結構BL初心者には重荷な設定があったので、もう一度読むことはないかと思っていましたが、内田さんの作品を最近追加購入した記念に読み直しました。
表題作+短編が3つ収録されています。
【六花さんとニーノくん】中立
8才年上の有能な兄といつも比べられていた新乃を励ましてくれたのは兄の後輩・六花。
初恋に気付いたのとほぼ同時に失恋。
しかも失恋したことが分かったのが、兄とのそういう場合を見てしまったから。
重い…。最初に読んだときもあのシーンで結構ダメージを食らいましたが、2回目でも重かった。
新乃と六花は「好きなものに一生懸命」という共通点があるので合いそうではあるし、六花が新乃の真剣な気持ちを茶化さずに真面目に受け止めてくれるのも良かった。六花の性格も良かった。新乃が六花の影響で成長していっているのも良かった。2人は概ね良かったです。表紙にもいる六花の好きなキモキャラはとことんキモキャラでしたけど。
ただ兄ですよ。デリカシーがない。気遣ってる風の台詞が全部デリカシーがないのです。
あと各話のタイトルに六花にちなんで「6」がついていたのですが、最終話だけ「6センチ」というのがどんなに探してもどこにも出てこなくて、無関係な「はじめ◯一歩」の「たった3センチの根性…」という名台詞がずっと頭をぐるぐるしてしまいました。
【チョコレートパフェと初恋チーク】萌
おばあちゃんと食べたチョコレートパフェがおいしかったからまた食べたいDKと、学校の先輩で喫茶店の息子の話です。片方はパフェが食べたい女顔、片方はメイクの勉強がしたいという持ちつ持たれつの関係がいつしか…。短いけど可愛い話でした。
【窓辺のメロディ】萌
昔は仲が良かったのに疎遠になっていたDK2人の話。好きなことに向かっていく友人の背中を押すとともに、この後どうなるのか気になる終わり方でした。
【野はらのいばら】萌
高校生の戌井と、同級生で綺麗な顔をしているのに棘のある態度しか取れない野原の話。入院した野原のおばあちゃんの駄菓子屋を手伝っているうちに…。こちらも可愛かったです。
ほんわかかわいい話をさらっと読みたいときにおすすめです。
表題作は、初恋だった兄の元恋人に偶然再会して大人同士として徐々に愛し合うようになる話。
じっくり、じんわり、ほのぼのとした雰囲気で、お話はかわいくていい。
他の収録作の三編も、高校生君たちの恋愛未満の淡い思いをやさしく描いたかわいいお話。
ラブっぽいシーンは表題作に辛うじてちょっぴりある程度で、全体に地味だけどほんわり。
この雰囲気も、ストーリーも、好きなタイプ。
でも中立なのは、ただ一点、
人物を斜めに描いたコマの多用。
そんな構図も、ごくたまにあるのなら別に気にもとめないと思うけど、一度気になり始めると、すごく気になる。
読んでいて、めまいしちゃって萌えられないので、ごめん、中立。