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色づく音は、きみのせい。
furueru yubi wa amai
■プロローグ
幼いころに母親を病で亡くした本城 千鳥(ほんじょう ちどり)。彼は母に似て病弱な体質だった。
ある日、千鳥は道端で座り込んでいる所を通りがかりの甘木 千早(あまぎ ちはや)に助けられる。
それから少しづつ会う約束をするようになった二人は、自分には無いお互いの感性に惹かれ合い…!?
■感想
千早の「眩しいほどの明るさ」と、千鳥の「心の内に秘めた想い」が、物語になんとも言えないバランス感を作り出しています。
千早も千鳥も、自分の芯はシッカリ持っている性格なのですが、会うたびに心の中のモヤモヤが増大していきます。
千鳥の事を真っ直ぐに見る千早と、そうされることであたふたしてしまう千鳥のやり取りが絶妙な一冊です。
世界観・ストーリー・作画ともに独創的でありながら、いつの間にやら「高菜ワールド」に引き込まれること間違いなしです。
登場人物の心の動きに注目すると、より一層楽しめると思います。評価は「神」とさせて頂きます。